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姉が過去からやってきた。  作者: ゴリヴォーグ
理事長と幼女とペンギンと
201/263

シナリオライターは……ろくなのいないんだけど~Blue Spring~

 これまでの作品。無理やり日本昔話にお供の美少女を乱入させる、あらゆるラノベレーベルに喧嘩を売ったある意味意欲作、久米田先生ホイホイ超自己満足作品、スイーツ(笑)コピペ、はっきりいって碌なのが無い。

「ちなみに僕と丹下君は帰宅しました」


 シナリオライター5 氷上睦

「言っとくけど考えたのは俺じゃねえ。ねえちゃんだからな」


「その方が不安なんだけど……」

「ターミネーチャンでしょ? なんだろう……。似たもの同士だからどんな内容か分かる気がする」


『マー君のことなんてぜんぜん好きじゃないんだからね!』

 マー君こと超絶萌不良系弟氷上睦が好きで好きでたまらない弟の事となるとターミネーターと化す義姉の氷上三琴を筆頭に幼い頃に睦と結婚を約束した転校生の能登さんと隠れ腐女子である黒ニーソ少女の遠藤さんらが織り成す四角関係が売りのラブコメギャグ! でも残念でしたぁぁぁぁ!! マー君が選ぶのは最初からお姉ちゃんと決まっているのです←結論! ああ、素晴らしき両想い!! 死が二人を分かつまでひたすらいちゃつく一大感動巨編!!


「なんだこれはああああああああ!!」

 豪快に破り捨てる氷上。つーか確認してなかったのかよ……。

「いや! 確認した! その時はみてるほうが恥ずかしいぐらいのファンタジーだった!! すり替えられた!!」

 なんつうか、氷上家も大変だ。同士として気持ちは良く分かる。つーか能登さんと遠藤さんって誰? 思いっきり適当な数あわせではなかろうか?

「先生、忘れてくれ」

 氷上睦もとい氷上三琴、アウト。理由、脚本家弟が嫌がった+どっかで似たようなアニメやってた気がする。


 シナリオライター6 高梨紗枝

「茶番に付き合うつもりは無いの。早く始めて」


「ようやく期待できそうな人が来たぞ」

「これで決まればいいけどね」


『ワンニャンコケコッコ-』

 ワンワンワワン、ニャンニャンニャニャン、クケッ、コッコー! チューチューチュワオーン、ホーホケキョクエッケッポッポー。ワンニャンコッコーワンワンッワンッ!! ニャーニャー!! ワン!!……

「高次元過ぎて分かるかああああああああああああああああああ!!!」

 鳴き声だけで構成された作品なんか初めて見たわ!!

「な!? 可愛いでしょう!! とくにこのワンワンワワンのあたりなんかこれから物語が始まるというドキドキの導入部なのに!!」

 動物大好きクールビューティーの本領発揮!!

「これさ、演じれるの?」

「ワンワンワワン!! ニャンニャンニャニャニャン!!」

 なんだこれ。

「」

 あーあ、周りも言葉を失ってしまったよ。そりゃそうか。普段はお堅い印象のあるクールビューティーがこんなとんでも行動に出るなんて誰も思ってなかっただろう、うん。どんな予言者も土下座する展開だもんな。ちなみに予言者と預言者って違ったりするよね。

「はっ!? こ、これは……、」

 ようやく自分のアホさ加減に気付いたか、瞬間湯沸し機みたいに沸騰する。

「ワンニャン星人の仕業なのよ!!」

 意味の分からない供述を叫びその場から脱兎の如く逃げてゆく。

 高梨紗枝、アウト。理由、ワンニャン星人の仕業。


 シナリオライター7 不二詩雪

「さーて、ゆきりんのファンタジーをその身に焼き付けるのです!!」


「高梨といい勝負しそうだよね」

「妖精さんが出てくるに10ペリカ」


『妖精さんと一緒~ウェブログなのです!!』

 ブログが唯一の趣味な鮎川名雪あゆかわなゆきは、人気ブログの台頭による著しいアクセス数の低下に悩んでいた。自分の居場所を奪われると感じた名雪は、妖精さんと契約して炎上覚悟で過激なブログを書きはじめ、アクセス数を倍にすることに成功する。味を占めた名雪は、より過激なブログを書き続けるが、時間が経つにつれ再びアクセス数が減っていく。そして名雪は起死回生の策として、殺人予告を自演するが……。人に見られることに取り付かれた女の暴走と破滅。


「内容暗いんですけどおおおおおおおおおおおお!!!!?」

 キャラにあわねええええ!! しかもこれ某粗筋集からそのまま持ってきたじゃねえか!?

「違うのです!! 妖精さんがいるのです!!」

「ホント申し訳程度だけどなああああ!!」

 タイトル詐欺だろ!! ファンタジー要素殆ど0じゃねえか!!

「妖精さんの名前はティターニアなのです」

「謝れええええ! シェークスピアに謝れええええ!!!」


「人間って言うのはどうしようもなく黒いのです! そう、呆れるくらいにね……」


※タイターニア(Titania)は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』の登場人物の名前である。日本語ではタイタニア、ティターニアとも表記される。シェイクスピアの戯曲において、タイターニアは妖精フェアリーの女王である。シェイクスピアの影響によって、後世のフィクションでは妖精の女王である登場人物に対して「タイターニア」という名前がよく用いられる。

 不二詩雪、アウト。理由、学祭の劇にしては暗い。

「でも一番面白そうに思うのは僕だけ?」

「こう君、自演乙。でもロミオとジュリエットも暗いよ」

 それを言っちゃみも蓋も無い。んじゃ保留ってことで。


 シナリオライター8 茅原和音

「ミュージカルという選択肢なら私が一番無難にこなせると思いますが……」


「音楽の申し子だしね」

「紗枝ちゃんが期待はずれだったから何かありそうで怖いけど……」


『ミスサイゴン』

 1975年4月 サイゴン。厭戦と倦怠に満ちた陥落直前のサイゴン。通称エンジニアが,アメリカのG.I.たちをキャバレーに呼び込んでいる。一夜の快楽を求め,男たちはキャバレーの女たち相手に「ミス・サイゴン」選びの乱痴気騒ぎ。キムは17歳。この夜が初めてのお勤めだった。爆撃で故郷の村は焼かれ,両親は惨殺された。生き抜くためには身を売るしかない。悲壮な決意で店に出たキムは,エンジニアに若きG.I.クリスを引き合わされる。

 クリスもやり場のない想いで毎日を送っていた。一度は本国に帰還したが,激しい反戦運動から逃れるようにサイゴンに舞い戻ってきた。今は大使館のドライバーという立場。しかし,戦争に対する疑問と虚無感は拭い去れない。

 一夜を共にしたキムとクリスはお互いの心に救いを見出し,急速に惹かれあってゆく。

「一緒に暮そう」

キャバレーの女たちの祝福を受け,かりそめの結婚式を挙げる二人。そこにキムの許婚と名乗るトゥイが現れ,G.I.と共にいるキムに怒りを爆発させる。だが,それも二人の絆をいっそう強めるだけだった。しかし,周りの環境は刻一刻と緊迫してゆき,サイゴン陥落の時が間近に迫っていた。


1978年4月 ホー・チ・ミン(旧サイゴン)

 陥落から3年,街はホー・チ・ミンと名を変えている。エンジニアはアメリカに渡る夢を抱き,キムはクリスの帰りを待ちわびていた。そして二人が想いをはせるアメリカでは,クリスが毎夜,ベトナムの悪夢にうなされていた。そのかたわらには,心を閉ざす夫に胸を痛める妻エレンがたたずんで……」

「ゴメン、長いわ」

 しかも結構有名なミュージカルまんまじゃんそれ。確か去年ブラバンが学祭で吹いてたぞ。

「現代風、もしくは日本風に置き換えればいいわ」

 黒く綺麗な長い髪をファサっとかき上げる。

「んじゃ吉原炎上すりゃあ良いじゃん」

「どっちにしても高校生が演じる内容じゃないよね……、間違いなく止められるぞ」

 キャバレーて。一夜をともにしたって。随分まあアダルティなこと。あらイヤラシイ。

「あら? グリム童話だってもっとどろどろしてるわよ?」


「それでも強引にだけど面白さを損なわせないように綺麗にまとめてんじゃん。ミスサイゴンからそういうの抜いたら面白さ半減すると思うぞ」


「そうね……、それは不本意だわ」

 茅原和音、アウト。理由、長すぎるし高校生向けではない。

「でもやってる高校もあるよ?」

「うーん、本音言うとそこまでの力量が無いというか……。どう切ったりはったりすりゃ良いか分からないし」

「メタ乙」


 シナリオライター9 山本五十鈴

「あっ、いつの間にか丹下君帰ってる」


「いて欲しかったのかな?」

「恋する乙女だねぇ」

「そこ!! 勝手なこと言わないでくれます!?」


『ミュージカル日常』

 高校教師南雲航介は生徒に禁断の恋をしてしまう。しかも相手も満更ではなくどうすべきか困り果ててしまう。恋か仕事か、気持ちか世間体か、苦悩の日々を過ごす彼の前に10年前に行方不明になった姉桜子が帰ってくる。その時と同じ姿で。突然のことに驚く航介だが、個性豊かな新たなクラスの生徒たちに囲まれながらも恋に仕事に一足遅い青春を過ごしていく。笑いあり、涙ありの極上エンターテイメント開幕!!



「「」」


「良いんじゃないかしら? クラスの皆がそれぞれの役を演じれて」

「確かにこのクラスの日常自体劇みたいなもんだからね。僕も賛成」

「ふん、俺は異論無いぞ」

「ワンニャンが良い……、ゲフンゲフン、何でもいいわ。多数決にあわせる」

「えー。まだボクの台本見せてないのに~」

「小町ちゃんの台本まんまロッキーだったじゃん」

「てかこれ先生に出てもらうとかどうよ」

「そうなのです! 生徒だけじゃなくて先生も劇に出るべきなのです! ゆきりん達4組は一蓮托生なのです!!」

「折角だからゲストで麻生先輩呼ばない? 一気にリアリティ出てくるよ」

「すぅ……、すぅ……、パンストはおやつには入らないんだよ~」

「ま、まあいいんじゃないかしら! そこはかとなく混沌を感じるわ!!」

「どうかな、文化委員的には」

「ええっと、その……」

『負けるな渚!』

『声張って、渚ちゃん!』

「いいと思います!! 先生方はどうでしょうか?」

 なんか逃げれない流れになってないか?

「ね、ねえ五十鈴ちゃん。それってオリジナル脚本なんだよ……ね?」

「あ、うん。昨日おにいに相談したらこんなのどうかって。今度収録するドラマCDの内容って言ってたけど」

 って全国展開!?

「ゴメン、それってラノベ原作?」

「はい。今ありますけど何なら見ますか?」


『姉が過去からやって来た。』

 作 峰原ミサキ


 峰原ミサキ


 峰 原 ミサキ


 ミサキ 原 峰


 御崎原峰子


『まあ副業・・をしているんだ、それがわりかし収入が良いんだ』


 副業、ラノベ作家。



「「犯人あいつかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」」

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