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もう一度春を

嵐のような2人の春が終わり、静かな夏を迎える。

こんなにも春を楽しいと思えたのはいつぶりだろうか、…けど、この先もう一度味わうことはきっと難しいだろう。

あの春からどれぐらいの時間が流れたのだろうか、外は緑が色づき、外にいるのも嫌になるほどの暑さの季節だ、だけど…何も美しいと感じることできない、物事に身が入らない…もう何も考えたくない…そう思っていると一冊のノートが目に入った、ノートの表紙には「やりたいことノート!」と書かれていた「君が居ないならもう…やりたいことはないよ」…あの鬱陶しくてうるさい…でも元気で可愛いあの声…あの顔…仕草…思い出すたび胸が刺されたように痛い、外に出たくないのに、まるで誰かに後ろを思いっきり押されたように足が動かされ、そんなはずないのに"あの子の香りがした”ような…そんな気がしたのだ、外に出たが征く当てはないフラフラ歩いているとまず、公園についたそこを歩く…それだけなのに懐かしくて楽しかったそう思えた「運動なんてあんなに嫌いだったなのにな…」と自分を笑いながら歩いているとカフェになぜか着いた「美味しかった…いや、恥ずかしかった…な…」思い出すだけで顔が暑くなる…でもなぜこんなところを歩いているのだろう、と考えているとあの綺麗な桜が咲いていた木があった、桜こそないが緑いっぱいに葉を生い茂らせていた…なぜだか瞼が熱い…頬が濡れている、酷い嗚咽が止まらない「うぐ…あ、あぁ…」止めたいのに止められない…苦しいほどの嗚咽…それを飲み込み「お前は元気にしてるのかな…」と空に言うと「はい!もちろん元気にやってますよ!当たり前じゃないですか!」と聞こえたような気がした、「疲れてるのかな…」と思い家に帰った。

今日は妙な夢を見た、その夢は…なんだっかな、嬉しかったような、悲しかったようなそんな夢だ、今日の目覚めは意味のわからないぐらいよかった、なぜか胸が躍っている「なんだ…この感覚」と不思議な感覚に包みこまれたが不愉快や緊張やストレスや…そんな類いのものではない、だけど…それよりも時計を見ると今日は彼女と出会ったあの日だったのだ、「なんで?どうして?だって…」理解が追いつかない、時が戻るなんてんなラノベみたいな事があるなんて…ほらもう一度時計を見ればほら…戻ってない…待てよ…スマホは?とスマホをみるが案の定…だ…「ほんとに訳がわからない…」と困惑しながら学校に行くと、あの子…いや春音四恩がこちらを見ているがあの時とは違う表情だ、近づいてくるやいなや「春樹…先輩……?」と言ってきた「あ?…いや…?!え…っとその…私なんで…あれ?初対面のはずなのに…なんで…」と彼女も困惑していて「え…いや…え?!」俺も困惑している…意味のわからない状況になってきた、空気を変えるために「春音四恩ちゃんだよね?」「え…ナンパですか?…この私にですか?そのすいません…」と逃げ去ろうとするので腕をつかむと、ひぃ!と声を上げた「待ってくれ…放課後話すだけでもいいから…駄目かな?」「わ、わかりました…変なことし始めないなら…」ということであの日桜の木の下で放課後待ち合わせをした「その…なんです?か弱い乙女に何をする気ですか?」「単刀直入に言う…春の間一緒に過ごしてくれないか?」と言うと泣いてるような…不思議がってるようなそんな顔をしていた「ど、どうした?」「いえ…その…あなたとこのように話すのは初めじゃない…前にもこんな風に話したような…そんなわけないのに、ヘヘ何言ってるんでしょう私」…やっぱりだ記憶の一部はあるらしい、だから全てやり直しってわけではないのだろう、「その…そしてあなたは誰ですか?」「そうだな…言ってなかったな、俺は宮川春樹だ、よろしく」と言うと四恩は何か考え事をしていた「不思議です…春樹先輩…と呼びたいんです…初対面の男になぜでしょう…」「別にいいぞ、春樹先輩と呼んでも?」と少しからかうと「なんか…負けたような気がしますけど…そうします…春樹…先輩」こうしてまた一歩ずつ違ったあの日を始めた。

今日は宮川春樹、と言う男と出会ったけど何かおかしい…彼をみていると胸が苦しいと言うか…一目惚れなんて絶対にしないと思っていたのに…顔が熱い、スマホはもう10時を回ろうとしていたすると「明日とか暇かな?」と春樹先輩から連絡が来た普通なら「気持ち悪い」と思うのになぜか嬉しくて…切ないくて…「明日は大丈夫です、何時にしますか?」と聞くと桜の木の下で待っててとのことだった。

放課後待っていると息を切らして春樹先輩が来た「ぜぇ…ぜぇ…まっ、待った?」と息を切らしながら来た「なんでそんなに疲れてるんです?後それは普通、彼女側がいうものでは?」と聞くと「そいうものなのか?」と聞いてきた「そいうものです!」「んで何をしに行くんです?」と言うと春樹先輩はノートを取り出した、私はそのノートのおぼろげに知っている?かもしれない、いや…気のせいだ「そうだなー散歩行くかー」「なんでよりにもよって散歩なんです?!」「なんとなく」「なんとなくって!」と話していると自然と頬が緩む不思議だ非常に心地よい気持ちだ、なんなんだろうこの気持ち。

そこからは春樹先輩とある日はあっちに行ったりこっちに行ったり、ぶっちゃけ楽しいと言われたら微妙だが春樹先輩の反応がとても面白い。

「遅いですね…」時計の針は12時を指していた、約束の時間は11時30分、苛立ちを隠しながら空を見上げてた「ごめん!遅くなった」いつかの日に似たシチュエーションに笑いながら「貴方はもう少し5分前行動を徹底したほうがいいと思います」「ご尤もです」と申し訳なさそうにうつむいてる追撃をいれるように「言い訳を聞きましょうか?」聞けば「普段はオシャレなんてしないから悩んでいた」っと「はぁ…なぜ慣れてないことを?」「そりゃ…ダサい服を着て歩くわけには行かないからな」確かに普段の先輩からは想像ができないような別人と思ってしまうほどオシャレをしていた「よし!行くか!」と先輩は歩き出す「ん?行かないのか?」「私には何も言わないのです?」私はどうやら先輩からの評価を求めたようだ「え、あ…うん、似合ってるよ?」先輩からのマトモな評価をもらおうとした私がバカだったらしい…けど嬉しい…「はぁ…それだけですか…ほかの女性だった貴方今頃右頬吹っ飛んでますよ?」「わ、恐ろしく物騒」と2人で笑った、話の路線を変え「どこ行きます?」と聞くと「どこでもいいぞー」とブチギレ不可避な反応が返ってきた「わかりました、服屋さん行きたいのでいきましょう」と靴の音を響かせながら歩いた、後ろから先輩が少し頑張りながらついてきた。

「これとかどうです?」と服を着ると「俺に聞かれても…」と情けない反応し帰ってこなかった

「勉強してください10時間みっちり」「ご勘弁…」ならと「はいこれ、この服装に私が満足する感想ください」え〜と言いたげたな顔をしていたが私は知りません!っ顔で返した「よ、よく似合ってると、思います…す、スカートとか?」「まぁいいでしょう」やっぱり顔を冷静そうに保つのが難しい、まさか私がこんな奴に恋するわけがね?なんて考えながら先輩をおちょくりながら、なにせ先輩話すのが下手とかの次元じゃないからね…でも先輩のおかげで今日を満喫できたが……このすべてを忘れられるよう輝く時間はなんだろう?

ある日の午後……

四恩と散歩をしているが、とても気まずい、話すことがない…すると「先輩…こいうの苦手ですか」「うっさいな…」「ふふ」「何笑ってんだよ」「いいえ、その面白い人だなって思いまして、春樹せーんぱい」なんだかこれこそ四恩って感じがする、さっきまでの清楚系の雰囲気はどこへ行ったのやら…そんなこんなで歩いていると「先輩…疲れた」「知らん、歩け」「え〜乙女が疲れたって言ってるんですよ〜?」「はぁ…ほら」と屈んで背中に手を回した「良いんですか?やった」と背中にドサっと乗ってきた、相変わらず重たいど「先輩重たいって思ってますね?」「よくわかったな、正解だ」「む〜これでも乙女としてダイエットしてるんですよ!」「どれぐらい減った?」と聞くと下手な口笛ともに「た、たくさんへりましたよリンゴ1個分ぐらい」「ダメじゃねぇか」と笑ってやると背中を強く殴られ「これから痩せるからイイんですよ!さ!家に帰りますよ!春樹1号機発進です!」似たような事を前にもしたなと思いながら家の前まで着いた、俺は同じように倒れ込み「はぁ…無理…限界…」「いやぁー快適快適〜ゆれは凄かったですけどね?」「あ?…乗せてやったんだから文句言うなよ…ったく」「ほらほら怒らないでくださいよー女の子を背中に乗せれる体験させてあげたんだから、ね?」報酬に見合ってないような気がするが…「んじゃ…はぁ…また明日な」「また明日会いましょう!先輩!」彼女は家の扉を開け向こうに消えていった「あ~ったく…この感覚も…懐かしいな」懐かしい感覚に俺は笑っていた。

「さて…どうしたものかな…」と俺宮川春樹は能をフル回転させていた、四恩について、だ、彼女をどう救うか…まず理事長に黙っているつもりはない…だがいきなり理事長に「四恩を救いたいー」…なんて言い始めるのは狂っているし…それする勇気はないし…うーんと考えているとひとつ…俺のできる不器用なアイデアが思いついた「生きたくなるほどの何か」を作ってあげよう…だが…何をしてあげようかそう思いバックの中からノートを取り出しパラパラめくり始めたするとノートのページに消しゴムで下手に消された文字があった、雑に消していたせいで読めないことはないなので頑張って読むと「先輩と一生を過ごしたい」と書かれていた(思う)泣きそうな気持ちを押さえ、作戦を立てたまず理事長、塩崎さんと四恩について話すこれをまず明日には終わらせたいが、果たしオレなんかにできるのか?…うんうん…違う…やらなきゃ始まらないから…やるしかないんだといつしか買ったあの熊の小さな人形を見つめた。

次の日

放課後、俺は過去の記憶を頼りに理事長を探した、理事長は前と似たような場所にいたので探すのは容易だったが、圧倒的なオーラを身にまとっていて話しかけづらい、しかしここは勇気を出すところだ「あ…あの…すいません」と俺にしてはよくやったと褒めてやりたいぐらいの話しかけ方だ「ん?なんだ君は…みやかわ君…だったか?すまない生徒の名前を全然覚えてなくてだな…」「あ、あの!お話があります」「あ、あぁわかった…」半ば気迫で納得させたようなもんだが…結果よければなんとやら、だ「なんだか…わからないが前にも同じ事をしたような…いや気のせいだ」流石に応接室ではないが、人がいなくなり静けさが残る教室で話すことになった「そしてその、話とは何だ?その真剣な面持ちただの世間話ってわけではなさそうだな?」「春音四恩についてです」「ふむ?あの子…について?」「春音四恩…養子に引きっ取ったんですよね?」話の切り出し方が分からない俺からしてみればこれぐらいしか思いつかない「なんで君が?…知っている?そして…」遮るように「そして彼女の命は長くない…」そう言うと「もういいか…実は薄々築いてたんだ…話したような事があることを…そう…彼女の命はそんなに長くない…」「だから俺…彼女を救いたいんです!」声に出せる限り出した大きくはないが気持ちは伝わったはずだ、だが「君の気持ちは嬉しいよ、けどこれ以上は君に迷惑になるだろう、」「迷惑なんかじゃ」次はこっちが遮られ食い気味に「あの子と変わわって傷ついてほしくないの…それが賢明でしょ?」俺は拳に力を入れ「俺はあの子…いや春音四恩に恋をしたんです!あの子は俺の人生に春をくれた!一緒に春をくれたんです!…すいません…すこし…頭に血がのぼりました…」すこしの間の静けさのあと理事長が口を開いた「彼女を愛すと言うことがどんな事か…わかっているのか?」「もちろんです」「簡単なものじゃないぞ?」「知ってます」「それでもか?」「はい」連投された質問…考えるまでもなかった、あの時から腹はそのつもりだ「…君のことは四恩から実は聞いていたんだ…毎日…「運命の人に出会えたかもしれない」って元気に君のことを話してくれるんだ…あんなに元気なのは久しく見てなくてね…あの子に笑顔を取り戻してくれて、ありがとう、」と話はついた「お願いがあります…いや…これは…また今度話しましょう」手術の話は四恩の意志を尊重したいので後にした、教室を出ようとすると四恩なら自分の教室にいるはずだと理事長がサムズアップをしていた、俺は四恩のいる教室に向けて歩き始めた。

…少女が楽しそうに遊んでいる、周りの友達のグループのムードメーカーのような子だろうか、どこか懐かしい気分に浸っていると、突然、空が暗くなり始めた呆気に取られてると車の急ブレーキ音がなり少女は消えていた、だが変わりに目の前にはお母さんお父さんが横たわっていた「お母さん、お父さん目を空けてよ!ねぇ!」自然とその言葉漏れていた周りを自然を回しても真っ暗な虚無と一本の桜「誰か…誰か…助けてよ」すると「い…起きろ!おい!大丈夫か?」と目覚めた、夢だったようだ…「春樹…先輩…なんで?ここに?」「それよりもどうした?」と不安そうな顔でこっちを見てきた目頭が濡れていて、涙がこぼれている「すいません…少し昔の夢を見てたんです…さ!帰りましょう!」と涙を拭い、頑張って笑顔を作り立とうとした「なら行くぞー」と教室から出ようとする春樹先輩の袖を掴んでいた「…どうした?」その声はいつものようにだるそうでやる気のなさそうな声なのに…優しくて包みこんでくれるようだった「さみしいです…」「子供か、お前は」「子供ですよ…まだまだ…その予定です…」すると裾を引っ張っていた腕を引っ張られ春樹先輩に密着する形になった「何するんですか…セクハラですか?…」「さみしいんだろ?」「こんなことほかの女の子にやったら嫌われますよ?」「そうかもな」「でも…今の私にこんなことしたら…好きになってしまいそうです…だから離れてください」強くて消えてしまいそうな力で押されるが離れるわけにはいかない「…もうお前を一人にしたくない」「何言ってるんです?」「お前と一緒にいたいんだ」「だから…そんなこと言ったら好きになるじゃないですか」私は続けて「…乙女の恋心奪ったの責任…とってくださいよ?」「もちろんだ…」「大好きです…先輩…うんうん…春樹さん」「俺もだ」こうして私たちは先輩後輩から…彼女、彼氏になった。

帰りは一緒に帰ることになったが…気恥ずかしい…妙に四恩もいつものようにグイグイこない、その日はなぜか交換してなかった連絡先を交換して別れた、家に帰りベットにダイブするのと同時に「いや…気まずいな…どんな事話せば良いんだ…」うーんと考えながらノートをまた開いた最後のページに小さく何か書かれているに気づいた、するとちょうどスマホが鳴ったみると「春音四恩」と表示されてたスマホを手に取り「どした?」と言うなり「暇です、助けてください」「それだけか?それじゃ…」「うえー後輩が困ってるんですよ?!いえ…元後輩?…彼女…の方がいいで…すか?」とゴモゴモ絶対に恥じらいの含まった声が聞こえた、毎回思うが自分から言って恥ずかしがるのは何だ?「んで、元後輩は暇だと?」「そうです!暇です!」「俺は忙しいからそれじゃ…」「んなわけないですね?」妙に感の鋭い彼女だこと…「先輩なんて毎日暇でしょ?」「決めつけるな!ほんとだけど…」「暇なら話しましょ!寝落ち通話とかしたから!」時刻は19時…寝落ちするのには無理があるが…「んで?何を話す?」仕方ないので付き合ってやることにした四恩は嬉しそうに、そうですねぇ〜と足をベット上でジタバタとさせる音が聞こえる、「あなたの大好きな彼女ちゃんの可愛いところ上げてください」「却下で」「なんでですか〜!あなたの彼女のいいところもあげれない、へなちょこ先輩なんですか?!」「…なに?」…ここまで言われて引き下がるわけにはいかない…「わかった…」「やった!私をぜひ喜ばせてください!」こいつの…慣れてないな…でも「まず元気なところ、いつもやかましくて…でもこっちまで楽しくさせてくれる、後はその…可愛くて守りたい…笑顔…最後に…可愛いところ…」運動よりも…疲れるなぜだ?…体を動かしたわけじゃないのに…今にも溶けそうなぐらい枕のせいでくぐもった「うえ!?あの…その…う、嬉しい…です…うう…恥ずかしいじゃないですか…」あれ?可愛い…いや…気の所為だ「お前が…言えって言ったから…言ってやったやろ…」イタズラぽく「あう…そうですけど…でもふふ…かわいかぁもう一回言ってください!」「通話、切ってやっても良いんだぞ?」「じょ、冗談ですよ、やだなー」えへへと笑っているのを聞くとこっちまで楽しくなる「先輩暇ですなんか話してください」「んなこと言われても…」周りを見回りしても”あの時”もらったクマのキーホルダーと2冊のノートしかない一冊はわかる…がもう一つはなんだろうと思いパラパラとページをめくった、ノートにはまるで空がそのまま入り込んだような鮮やかな青が広がっていた、空色ノート…懐かしいな…「空…か…」となんだかノスタルジックな気持ちにってしまった「ん?空?」「あ、いや何でもない」「またまたー気になりますよー?」誤魔化すのは苦手だ「何でもいいだろ?」「うえ~見せてくださいよーあ、拒否権はないです」ここは潔くした方がいいだろう「なら仕方ないか…」カメラを起動してみせると「お〜これは綺麗な空ですねぇ!一度は見たいものですねぇ」「なら見に行くか?」とっさにそう答えた「いつでも見れるじゃないですか?」まぁそうだが…カメラ通話から切り替えようとすると手が滑り部屋が映ってしまった「先輩の部屋何にもないですね、面白くないです」人の部屋に文句言いやがったよコイツのう「生憎推し活とかしてないからな」「なら今日から私の推し活ですね?」「はぁ、辞めとくよ」「残念でーす…悲しい顔なぁ…」とわざとらしくオヨオヨしてるのを横目に窓越しに空を見上げると空はオレンジに染まり1日の終わりを知らせてくれてる、どこまでも広がる空は自分という存在をちっぽけにしてくれるが…「ちょっとー先輩?寝ました?」こいつはそんな思考も簡単に塗り替えしてくる、心に自由な"白”くれた「寝てはいない」「なら無口にならないでください!寂しがり屋なんですよ?」「そんなこと言ったて話すことないだろ?」これだから友達2人揃って居ないんだろうな「な、ならこれだけや、約束してください」やけに「私だけを…み、見ていてくださいね?…よそ見しちゃ、嫌…ですよ?」顔と頭が痛い…脳がバグったのだろうか…あんなおちゃらけた彼女が…可愛すぎるのだ…「当たり前だ」「嬉しい」とこのセリフを優しい声色で復唱して通話が切られた、駄目だ…調子が狂うな…。

次の日

目覚まし時計の夢から現実に引き戻す、音ともに目が覚めた、スマをみると昨日の通話内容があやふやに夢ように思い出す、あの甘い声や顔が…「あ~やめだ」と四恩と通訳内容を電気信号のように思い出す思考を閉ざした、まだ完全に起きてない脳ともに学校の準備をして外に出た、扉を開けると少しもじもじしながらも彼女らしく「おはようございます!先輩!いえ…ダーリンの方がいいですか」「今日はエイプリルフールじゃないぞ」「知ってますよ!むぅ~」とハムスターのような顔をする四恩と学校へと向かった、学校に近づくやいなや「先輩それでは!私は先にいきます!」「ん?どうしてだ?」「2人で歩いているのをみられたら…その…ずかしい…は、はず…しいですし…」と顔を背けているが耳まで真っ赤になっているのが見える「お、おう…そうだな…」顔を合わせれない…こんなにも毎日がうるさくて楽しい不意に、"あの時"を思い出した、彼女が亡くなってしまったのはここから1ヶ月後のことだったかな…「先輩ー?」彼女が覗き込んできた「どうした?」「なんか魂が遠くに行ってましたよー」「考え事だ」「何考えてたんですか?」「教えない」「けち!」「ケチで結構、ほら見られたくないんだろ?」「そ、そうです!先行ってますよ!遅刻すんなよー!」はいはいとあきれながら小さくなっていく彼女の背中を見ていた。

教室に着きそれとなく授業をこなしながら昼休みを待っていた、「よーし今日はここまで」昼休みが始まり蜘蛛の子を散らすようにどこかへ行ってしまった、俺は適当にゼリー飲料を飲み行くあてもなくブラブラと校舎を散歩していた、カップルと思わしき男女がイチャつきながらご飯を食べるのを見て「こいうものなのか?」と小言を吐き、風に身を任せて着いたのは図書室だった、扉を空けたが女子図書委員が一人いるぐらいだ、顔を合わせれば軽く挨拶する程度の仲どことなく俺と似た雰囲気を持っている彼女だが普通にモテそうである彼女と顔が合い軽く会釈し本棚から本を取り椅子に腰を掛け足を伸ばした「こうにも静かだと眠りそうだ」と少し変な心配をしながら本を開いたが内容は俺からしたら微妙だった、勇者が世界を救うありきたりな内容だった「この本古いな…」6年前の本だ、いったいこの本はどれだけ読まれたのか…こうして俺の読書?の時間は終わったわけだが…気まずい…顔見知り程度の人と二人きり…だりぃ…ほんとにコミュ力が欲しいところだ考え抜いた結果勇気を出して話しかけてみた「よ、よう!」ほんとに酷い声のかけ方だ、まだナンパの方がまともなんじゃないか?「え、あ、はい」若干拍子抜けだが仕方ないだろう「何の本を読んでいるんだ?」やっぱり下手くそだ…だが彼女は「ファンタジーものです…見ていてワクワクするので」案外普通に応えてくれただが…俺に合わないジャンルだ…ことごとく話の種を潰される、蒔いたそばから踏み消された「どんな話なんだ?」「えっと…身寄りのない子供が…」……案外面白そうだった「そうか!つぎ読んでみるよ」直後背後に凍てつくような視線を感じた、みると四恩だったすぐに理解できた「あ、やべこれは…不味い」っと目があった途端ズタズタと去っていた…

昼休み私は愛しの先輩と適当に話をしたくてたまらなかっただから先輩のいる教室をのぞいたが…居ない…探し周り5分やっと見つけた、図書室に居たが誰かと話してる、見ると相手は女性だった先輩も楽しそうに笑ってる…刹那心臓が刺されたように痛かった、わかっていても嫉妬とか独占欲は怖いものだ…目があった私はよくわからない気持ちで去った

放課後校門前で待っていると四恩に有無を言わせない顔で袖を引っ張られた少し離れた場所で離してくれた「わかってますよね?」と拗ねた子供のように聞いてきた「はい…すいません…」これしか返せなかった…「わかってますよ…別に変な話をしてわけじゃないって」続けて「け、けどですよ…私だって嫉妬はするんですよ?バカ…」「ほんとに…すまない…盲点だった…」彼女はいつものような声で「…パフェ」「ん?」「メガ盛り、トッピングのせ…これで許してあげます」とお高い要望を出してきた「ッ…はぁ…わかった行くぞ」彼女は「やったぁー!」と完全復活した、しかし彼女は耳元でわざとらしく甘い声で「もっと楽しいことをさせてくれリ…ハグとか?」「やらねぇよ」と言うと「わかってますよー」とぷいっとするが、すぐに手をつなぎその手をブンブン前後に振りながら伸びていく影とカフェへ向かった、カフェに着くと「すいませーん!これくださ〜い」と一番高い美味しそうなあのパフェを頼んでいた「あの…ほんとにいいんでよす…よね?」となぜか不安がっていたが「大丈夫、罰が当たった…それだけ…」財布には6000千円入れてきたので足りる、これも未来への投資…そう思えば焼け石に水程度には心が軽くなる、パフェが運ばれると四恩は目を輝かせ今にも暴れだしそうなぐらいうずうずさせている、こちらをジッと見つめて合図を待つイヌのようだ「いいぞ食え」「いただきまぁす!」とスプーンをもちふわふわしてそうなクリームを拾い上げ口に運び「ん〜」と美味しさから漏れる悲鳴を上げた「これは罪な味ですよ!」「そうか」「なんです?たべたいんです?ほれほれ〜食べたいなら食べたいって言ってみたらどうですー?」とスプーンを目の前でくるくる回している、トンボの気分だ「なら一口」ぶっちゃけ俺も味が気になっていた「フフン素直をでよろしい」とクリームをすくって「ほらあ~ん」と差し出されたクリームを口に運んだ、雲ような白さのクリームはふわふわしていてさっぱりしている…美味しい…ん?待てよこれ…と気づいた頃には四恩はほっぺを押さえながら「私…かんせ…つ…き、き、キスしちゃ…た…」言われるとこちらまで意識してしまう「ホ、ほら食えよ…」と別のスプーンを差し出したが「い、いいです」と言って黙々と食べ始めていた、食べる時に「ずるい…」と聞こえたが気の所為だ…甘くて少し酸っぱいようなそんな時間が流れ、食べ終わり外に出たこんな時間が長く続けばいいのに…と考えると忘れていたはずの運命が脳裏によぎった、時間はもうそんなに残されていてない命の砂時計が落ちきる前に救わないといけない、思い切って「少し話したい事があるんだ」と手を握り言うと「そんな改まってどうしたんです?もしや…パフェ代高くて怒ってます?」「それもそうだが違うんだ…場所を変えよう」と何も言わずに手を引きあの公園のあのベンチに座った「んで…どうしたんです?こんな…いきなり先輩そんなに積極的な性格じゃないですよね?」そんな顔が愛おしく見えたなくしたくないそんな顔だ「まず…俺は君の味方…違う最高の彼氏になる予定の人だ」「ん?それがどうし…」遮るように「君の病気も知っている」それを言った途端、四恩の顔色がみるみる白く青ざめていき鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした「知ってたんですね…流石にっか…」と引きつった生気の灯らない虚ろな、光るのを辞めた周りを笑顔で照らしてくれない電球のようだった「なら…この関係も終わりですね…」と立ち上がった瞬間、手を伸ばした「言ったろ!何があっても離さないって!忘れたのか?!」更に強く手を握った、この手だけは離してはいけないと思った…いや感じたのだ「そんな約束…しましたね…」「だから…お願いがある…」「おね…がい?」「手術をしてくれないか?」「しゅ…じゅつ?」「頼む!」これ以上にないほど人生今後こんなに頭を下げることはないようなほど腰を折りお願いをした「ちょちょ!…顔を上げてください」その声はどこか諦めてるような顔だった、少し早い冷たくでも包み込むような風が吹き「……正直こわいですよ、前までの私なら嫌だ!っと言ってましたけど今はカッコいい貴女がいる…だから少し頑張ってみようと思います」暗雲に1筋の光が差し込んだような希望が見えたのだ「ほん…とか?」と言うと「私がこんな嘘つくような人に見えます?」夜から覚めたような朝の顔でわざとらしく笑ってくれた、嬉しかった救えるかもしれない…その希望に手が届きそうなのだとっさにちょくちょく裏で交流のあった理事長に連絡を入れた、同時に運命の砂時計が動き出す音が鳴った。

2人で暗闇の中しっかりと繋ぎ止めるように手を繋ぎ病院まで向かった「先輩ここまで大丈夫です!大丈夫ですよそんな顔をいないでください!」街灯の光が眩しいくなる頃、俺は彼女の家ではなく病院に前まの駐車場に送り届けた理事長の環奈さんはあとで来るとのことだ「しばらくさみしくなりまね」星が2 つしか輝いていない、月も雲で隠れていたせいでどこかさみしくも、美しい嫌になるぐらい黒い夜空を見ていた、「綺麗な空ですね」眼は微かに潤んでいた「どこらへんが綺麗なんだ?」いつものように返すとフッフッフと笑いながら「これだから素人は…」と空に指差した、「見てください!あの星を!」その星は一人でも眩しく強く光っていた「確かにな…っま悪くはないな」と伸びをしながら言うと、ふわっと横から顔を肩に乗せてきて、耳元で「ほんとにそう思ってますー?」と耳元で拗ねたように言った「ほんとだ、あの星に誓える」と若干偉そうに答えた「あはは!なんですかそれ」と静かな静寂に包まれていた駐車場に少し笑い声を響かせた、しかしその笑い声はすぐに止んだ「そろそろ…いきますね!」乗せられていた顔が離れ、軽くなったが些細な違いだ、「それじゃさよなら!」走り去っていく彼女の顔は笑っていなかった、他の人からしたら笑っているように見えたかもしれないがそれは表面だけだ、心配させないようにお面をつけて笑うのは彼女がやることだ「おい!」と言うと振り返らずに止まり言葉を待っていた「さよならじゃなくてまたな!だろ?」「そうですね、またな!春樹先〜輩!」と跳ねながら向こうに消えていった、また会える…会えるが寂しい夜になるな…と俺を静寂が包んだ。

朝がこんなに楽しみになっていたのはいつからだろうか、朝が来ると「あいつ」が迎えに来て一緒に向かい、過ごし、バカみたいな話をして寝る、このサイクルが俺の人生のようなものだった、デジタル時計には4月28日水曜日7時15分と表示されていた。

今日は祝日で休み、だが俺はパジャマを脱ぎ捨ておしゃれじゃないが人に見られても平気(多分)なコーディネートで彼女のいる病院に向かった、「春樹さんですね」っと受付のナースの人が四恩のいる病室に向かったやけに胸のあたりが痛かった…病室を開けると、鼻につくような消毒の匂いと微かに香る、恵風のような匂いがした、香りのする方向をみればベットに横たわり、窓を見つめ遠くの空を見つめている彼女がいた「四恩」と呼ぶと「あ、先輩来たんですね」っと顔をこちらにくるっと回した、近づくと世界が分断されたように匂いが強く優しく変わったナースの人が離れ、周りの患者の人に聞こえないようにいつもの会話をした「先輩、ちゃんと寝れました?、私の連絡なくてわ~ん寝れないよぉ〜って泣きませんでした?」可愛らしく小さく笑いながら言うと「いや快眠だ、いつもより眠れたかもな?」といつも通り素っ気なく返した、「はぁ~にしても退屈です!」「藪から棒にどうした?」「聞いてくださいよ!お散歩もできなければ甘い物も食べに行けません!おかしいです!」と口を尖らせ愚痴を吐いた「退院したら甘い物いくらでも食べさせてやるよ」「ホントですか?!なら…」と想像を膨らませている彼女を見つめた、唯一の心の癒しかもしれない、「手術はいつ…なんだ?」と聞くと「うーんと…忘れちゃいました!まぁ直ぐですよ!」てへ!としていたが、なんだか安心した、そこから30分の間マシンガントークで話し、「じゃそろそろな」「えぇ~もう言っちゃうんですか?」上目遣いをされたが…ここは耐えるところだ、と自分に強く言い聞かせ、後ろに引っ張られるような感覚の足を一歩づつ前に進めた。

懐かしく一人でゆっくりさみしくもある通学をして学校に行きそれとなく過ごす、それがしばらく続いた、忘れかけていた孤独をはっきりと思い出した、こんなにも寂しくて空虚で、冷たい物だと言うことを学校での居場所は気づけば彼女の隣だった。彼女とは毎日連絡を取り合っていたそのおかげで毎日は違った騒がしさをポッケにしまい、その日も朝起きて学校に向かい朝のホームルームを聞いていると先生が「そろそろ体育祭だな」そいえばもうそんな季節か…不意に彼女がこの世にいるのかが気になったちょうどこのぐらいの時に彼女は消えてしまったのだ。バックについた、前世の彼女にもらった、クマのキーホルダーを見るとさらに今日をソワソワしながら過ごしいつもはゆっくり歩いて帰る通学路を自分でも驚くほど速いスピードで病院まで向かった、学校からは3キロほどだろうか。タクシーでいけばいいのだろうが必死で考えれなかった、人混みを縫い走り続けた…こんなに走るのは片手で数えれるほどの数しかないが、普段はほんとに疲れる…けど今の俺には大事な、俺に色をくれた人が待っている、そう考えただけで疲れなんて感じなかった少し走るだけでも体が悲鳴を上げそうだった太ももは張るように痛く、肺も痛い、額からは汗が溢れ、目からも涙が溢れる、血管はひどく沸騰して途中嫌にもなったが体を鞭を叩きつけ遅いが全力で走った病院につくとスタッフの人に心配されたが「か、彼女は?!」とぜぇぜぇと全力ダッシュで痛めたのどから搾り取るように声を出した、聞けば四恩は特別な個室となっている病室に移ったらしい。

呼吸を落ち着かせるためあえて遅く歩き彼女がいる病院についた「あ、先輩!」彼女は変わらずそこにいた。すこしやつれていて、さらに細くなったきしゃな体でも変わらず笑顔は綺麗で眩しかった。綺麗な消毒された空気のなかにフローラルな匂いが混ざりそれが鼻にスッと入れば気づくと疲れも吹っ飛んでいた、泣かないと決めていたが変わらない彼女を見ると何故か今日だけは涙がこぼれた「え、えぇ?!せ、先輩?!そんなに寂しかったんですか?!」と見たこともないような物を観るように驚いていた「いや…違うんだ…」四恩が「え〜!」とガーンと効果音の鳴りそうな顔をしていたがそれはすぐに慈愛に溢れた顔に変わった、ベットに横たわった彼女が上半身を起こし「先輩」と柔らかい声で招いた手を引かれるとスッと吸い込まれるように彼女の胸元に顔が沈んだ「よしよし」と優しい手が頭に乗っけられたただ泣くしかなかったみっともない、彼女の前で泣くなんて、と思ったが我慢ができなかった「消えてしまうんじゃないかって…思っちゃったんだ…」そいう言うと「私はどこにもいきませんよ…先輩、うんうん、春樹だってこうして私はここに居るじゃない」と顔を見れば優しく笑っていた、いつも小さくて守りたくなるような彼女が大きく見えた、「こうして撫でて喋っているこの私が消えることなんてないですよ?ずっとあなたの隣で騒ぎたいですから」とニカっと笑っていた静かなでも温かい病室でしばらくの時間がたった「ほら先輩!鼻水拭いて!顔上げた!ナースの人見てるよ?」と言うと少し遠くで見ていたナースの人の目は軽蔑の目というよりかわ初々しいカップルを見つめる目をしていた「お楽しみは終わったかしら?」「は、はい!」その時だけ穴があったら入りたかった、診断、結果彼女の病気は完治したらしい思わず医者も「こんなのありえない」と言いたげな顔をしていた、2人で病院から出て手を繋ぎいつものように帰ろうとしたが…さっきの件が頭によりぎ顔を合わせれない「せ、先輩!」「お、おうな、なんだ?」と口調がおかしくなったが「これからも2人でどこまでも、たくさんの季節を一緒に巡りましょうね?!」俺は迷わず「もちろんだ!」と顔を合わせ彼女と同じように笑った、「ハチャメチャな春」が終わり、綺麗な澄んだ夏の風が吹き、「”二人で”始まる夏の始まり」を感じた。

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