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生死
学校から下校中。
もくもくもくもくぱっ。
また白い煙の中から中村くんが現れた。
「好きです。付き合ってください」
そして、あいも変わらず私に告白をしてきた。
「お断りさせていただきます」
「そっかぁ…でも僕は好きだ」
「無理なものは無理です」
「どうして?」
「私はあなたのことを好きになることができない」
「坂原さんが僕のことを好きになってくれたら、それはとても嬉しいことだけれど、僕は坂原さんの隣にいるだけでいいんだよ?」
「それでもダメ」
「えぇ、なんで」
「それは…」
「…僕が幽霊だから…?」
「…違う…と思う…」
まずい。こういう時私は瞬時に言葉が出てこない。
「ごめんね。僕が生きていなくて…」
「…ごめん」
それはずるい。いきなり謝るなんてそれはとても。
「もっと早くに坂原さんに想いを伝えられていたらなぁ…」
そんなの。私は。
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