番外編:オパール(チョンソ)2
本作は仮想で作られたフィクションの物語です。 実在する人物、事件などとは無関係です。
チョンソンは、校服の入った紙袋を
今は大切に抱いているヨンウを見ながらまた話を続けた。
「演技を習うようにアドバイスしてくれたのはシンユルだった。
この建物を購入し、初めてセレクトショップとして飾る時、
2階の倉庫に 全身鏡をつけて、モデルの練習をするのを直接見てくれたし、
今はとんでもないと厳しく大っぴらに叫んだよ。」
チョンソンは当時の思い出を思い浮かべながら微笑んでいた。
その時は好きなことを自分の力でやり遂げてまたやっていると思って
自分も知らないうちに舞台でターンする時、少し笑った。
毎回じゃなくても、一瞬の瞬間だったけど、そうすべきではなかった。
いつも舞台では服を披露することが
最優先にならなければならなかった。
今からはいつもモデル学院ではなく徹底した実戦だった。
そのことをシンユルが見つけて直してくれた。
シンユルはデパートで行われるファッションイベントに
チョンソンをそっと入れてくれたりサーブの舞台に
つなげたこともある。 そしてもう一度のチャンスを来よう。
チョンソンも意地ができ、
2回の舞台につながるように最善を尽くした。
幸いなことに、その結果は今に至っていた。
チョンソンは世界で最も有名なモデルの一人となった。
親に頼らず自力で成功したトップモデルは、世間の注目を集める
映画のような素材であり、英日貿易の株式にもそれとなく影響を及ぼした。
「ところでこんなに校服を私にくださってもいいですか?
先日のインタビューで高校 制服まだ持っているので、
いくらでも映画を撮る準備ができているとおっしゃったじゃないですか。」
「ヨンウさん、私に関心が多いね。」
チョンソンがくすくす笑うと、ヨンウは
手で口を覆って余計な話をしたと思った。
「これ持っていれば、余計な未練が残りそうで。
僕は本当に中学校の時から ユルが好きだったし、
モデルになって名前が知られてから率直に告白もしてた。
でも······ いやだって。
人が誰かを好きで、相手も私を好きになるのは奇跡じゃないか。
私は自分がモデルとして有名になったのも奇跡だと思う。
これ以上ユルちゃん、欲張らないようにしたいよ。」
チョンソンは愉快に笑いながら話を続けた。
「私は今からこの校服はヨンウさんのものにして着て欲しい、
ドライクリーニングして保管していたものだから、
望むならすぐに着られると思う。」
金持ちの家の子達の私立高校らしく制服のネクタイも
ある海外有名ブランドのネクタイに似ていて
学校の子供たちが意外と制服タイの代わりに そのブランドの
ネクタイをしてたって、学校の先生たちも
目をつぶってくれたと笑いながら話したチョン·ソン。
実は本人もそのうちの1人なので、
ネクタイが2つ入っていると話した。
ヨンウが眺めたチョンソンの表情は初恋の人に振られて
憂鬱な表情の男ではなくこれから仕事を眺めている
たくましく誠実な事業家の顔だった。
*****
ヨンウが本社に出勤してかなり時間が経った。
ヨンウはシンユルとたびたびシンユルの実家で寝てくる日も多くなった。
自然にお互いの思い出を共有することが多くなり、
特に高校の卒業アルバムを見ながらヨンウは最近流行っている
ステッカー写真をいつかシンユルと一緒に校服姿で撮ってみたらいいと思った。
ヨンウが高校の時は心の余裕がなくて考えられなかったこと。
ヨンウはシンユルと相談し、果敢に平日の月次休暇を取って
遊園地デートをした。
そして遊園地でレンタルした校服姿でプリクラを残した。
シンユルは実家から持ってきた自分の高校の制服を着てデートを楽しんだ。
ヨンウが卒業する頃、
ハンヨン塾にはヨンウの学校に行くことになったと
ヨンウの校服を希望する父母たちができた。
ハンヨン院長はヨンウの制服を競売するのはどうかと冗談で言い、
ヨンウは真顔で学校で進行する制服分かち合い行事に
自分の制服を任せることにすると塾の保護者たちにも伝えた。
ヨンウは遊園地デートをしてきた日の夕方。
シンユルと自分が高校の時に同じ学校だったらどうだっただろうか。
その時は堂々と先に告白することができただろうか、あれこれ話を交わした。
その話を忘れずにチョンソンに校服を頼んでくれたシンユルに感謝した。
チョンソンはヨンウに制服を渡し、無料ではないとし、
ここファッション編集ショップの モデルとして自分と
一緒に画報撮影をしてほしいという提案をした。
ヨンウは"ありがとう"という言葉とともに、
真剣に考えてみると伝えた。
望んでいた制服を受け取ったので、
急いで家に帰ってシンユルに会いたくなった。
タクシーを取ったヨンウはもう家に帰るという連絡を
シンユルにすると、シンユルが尋ねた。
「ソンが制服をくれましたか?」
「うん、制服もらったよ。 ユルちゃん、ありがとう。」
ヨンウはたまにベッドでしていたタメ口でシンユルに答えてくれた。
「... ハハハ、わかったよ、ヨンウ、気をつけて来てね、愛してるよ。」
ヨンウの電話機越しにシンユルの軽快な笑い声が聞こえてきた。
タクシーの窓に映ったヨンウも少し微笑んでいた。
天気は少しずつじめじめしていた。
ヨンウがシンユルに初めて会った季節がいつのまにか再び訪れていた。
話をここで終わります。
今まで「 ゆっくり両目を閉じると 」この話を読んでくださって心から本当にありがとうございます。




