番外編:オパール(チョンソ)
本作は仮想で作られたフィクションの物語です。 実在する人物、事件などとは無関係です。
「カン·ヨンウ!!」
長袖を振りながら会社の前で明るく笑っているハンサムな男。
「ねえ、チョン·ソンじゃないの?…」ひそひそと通り過ぎる人々。
「はあ…」
本当に会社の前に来るように言ったら来てしまったと。
明るく笑っているチョンソンの表情に額を触れ
ヨンウは彼が何の用で会おうと言ったのか考えてみた。
薄いグレーとグリーンが交差したチェック柄のシャツ、
中が丸見えのユニークな材質の茶色のセーター、
ルーズなジーンズに青いローファー。
チョンソンの姿に ヨンウは
やはりチョンソンがただのトップモデルではないという考えをした。
「本当に··· いらっしゃいましたね?」
「お前がここに来いって言っただろ?」
チョンソンは自然に会社の駐車場の方へ歩いていった。
ヨンウはチョン·ソンと約束が入ると、車を家に置いてきた。
シンユル専務に会いに来たと言ったら、ただドアを開けてくれたと
聞いてもいないことを一人でぶつぶつ言っているチョンソン。
「ところでどうして会おうとおっしゃったんですか?」
「ああ、映画のプレミアチケットをくれるために、
一種の宣伝?それからお願いがあるんだ。」
「何の…?」
ヨンウはしばらくためらった後、自然に
チョンソンが示す車の助手席に乗った。
「なんで? 知られた外車じゃないから意外なの?」
「まあ…そうです。」
チョンソンは自分の黒いジェネシスセダンの運転席に乗り込んだ。
「海外に長くいる見れば、愛国者になりやすいんだ···
まあ、そうでない場合もたまに見られるんだけど
私はそうだった。」
チョン·ソンは、シンユルと共同代表を務める
繁華街のファッション編集ショップに車を走らせた。
彼はそこの投資家から先日共同代表に就任した。
チョンソンの韓国行きが完全に決定され、行われた事項だったが、
チョンソンは暇があって韓国にいる度にこの店に出て職員たちにおやつも買ってあげたり、
直接売り場の管理もしながら見回ったりもして、一時はシンユルとの噂がさらに深まった。
チャリティーファッションショーに載った服が買える売り場。
トップ男性モデルのチョン·ソンが見られる店だという噂が広がり
売り上げは着実に上昇していた。
売り場に到着して職員たちと挨拶した後、
事務室に上がってきた2人。
「さぁ、これ試写会のチケット ユルと一緒に来るよね?
それとこれ。」
ヨンウは、チョンソンが差し出す大きな紙袋が何かと思って
両目を瞬かせた。
「変態か?こんな趣向だとは知らなかった..」
くすくす笑うチョンソンを見て、ヨンウが顔をしかめた。
前に置かれた大きな紙袋に入ったのが
まるで時限爆弾のような感じがした。
チョンソンがごめんって。
手を振って紙袋に入っていた 校服を取り出すと、
ヨンウは目を大きく開けてチョン·ソンを眺めた。
「もう知っていたと思うけど、私、ユルと中学、高校の同級生なんだから。
この前、ユルが校服まだ持ってたら、あなた会う時にちょっとくれないかっと聞いたんだ。」
国内で海外ファッションライセンスを最も多く持つ会社、英日貿易。
チョンソンはその英日貿易の共同代表を務める次男の一人息子であった。
卓越した海外工場運営能力と独歩的な技術力で服や株式に少しだけ
関心のある人なら一度はその名前を聞いたことがある会社だった。
ヨンウはチョンソンが再び校服を紙袋に入れて渡すと、
そのかばんを大事に抱えて聞いた。
「会社に入る計画ですか?」
「私にチャンスが来るかな?
いとこの兄さん、姉さんがいるんだけど?」
モデルの仕事を完全に辞めたわけではなく、
俳優という職業もずっと 誰かの選択を
受けなければならない仕事。
チョンソンは国内に入る考えを 完全に固めると、
少し能動的で規則正しいことをしてみたくなった。
それでシンユルにデパートより小さな
このファッションセレクトショップの共同代表を提案し、
シンユルは快く承諾した。
痩せた体に高い身長、オールドクラシックからファンキー、
ヒップホップに至るまで様々なジャンルのファッションに挑戦し、
またよく似合うので早くからおじいさんの目にどれほどきれいな
孫だったか。おじいさんの関心と共に従兄、姉の猜忌と嫉妬もついてきたはずだ。
チョンソンが家の支援を受けないと考えたのは、
その原因が大きかった。
後で知られるようになれば、
「ネポベイビー」という言葉で包装されるのが
嫌だったと言えばそれで終わり。
もしかすると、それでシンユルがよりチョンソンの手を
捕まえてくれたかも知れないとチョンソンは考えた。
最初、わざわざモデルスクールに通わなくても道を歩いていると、
モデルの提案を受けたりもした。 最初はそうだった。
誰が見ても生まれつきの才能があり、やりたいことに決まっているが
不思議なことに最初の仕事がその次につながらなかった。
大学に行かず、モデル学院に登録するためにアルバイトをした。
毎年それなりにファッションの都市を訪問して見物したりもしたし。
もちろんその時母が旅行経費をたくさん用意してくれたから
可能なことでしたが父はいつも知らないふりをしていた。
チョンソンは名残惜しいというより、
それがその時 お父さんができる最大だって、
たった一人の息子を守ることだと思った。
25年11月までにミンジェ(サファイア)とチョンソン(オパール)の物語で番外編を締めくくる予定です。 「ゆっくり両目を閉じれば」がうまくまとまるようお待ちください。 いつも私のウェブ小説を待って読んでくださって本当にありがとうございます。 読者の皆さん、お元気で。




