初のインターンシップ
本作は仮想で作られたフィクションの物語です。 実在する人物、事件などとは無関係です。
「もう、週末だけ出勤すると言ったんだって?
週末も少し休めばいいのに。」
「ただ···休むのがぎこちなくて。」
大学に復学後、ヨンウはずっと「Adam's apple」出勤し、
インターンシップが決まると、
仕方なく週末だけ出勤することにした。
大学復学後は仕事を辞めようとしたが、
洪社長はなかなかヨンウを放そうとしなかった。
それほど洪社長の気に入ったという意味だった。
インターンシップに行くと言ったら、
堂々とここでだけ働いてもいいのに、
無駄に買って苦労するって不平を並べ立てた。
洪社長のその言葉ももっともだったが、
ヨンウはシン会長の家族にもう少し堂々となりたかった。
シンユルは何も言わなかったが、
その家族たちはまた違うとヨンウは考えた。
「あ、それからヨンウさん、
そのユニフォームと腕時計の件は私が悪かったね。」
「社長のせいじゃないでしょう。
ずいぶん前のことですし、もう過ぎたことですから。」
嫉妬と猜忌。
「Adam's apple」で働いて間もないとき。
ヨンウは、シンユルがプレゼントした腕時計がもったいなくて、
個人ロッカーに置いていた。
店舗のあちこちに設置されたCCTVは音声も録音され、
ここでは誰がヨンウの腕時計やユニホームを
欲しがらないだろうとも思った。
「Adam's apple」のホストたちはみんな
ヨンウが思うよりずっと儲かるだろうから。
しかし、ある日、
ヨンウは出勤して個人ロッカーを開けたが、
見慣れない香水の匂いに顔が固まった。
普段香水を全くつけないヨンウから嗅げない香。
ヨンウは自分の安逸さを責めて、
個人ロッカーを閉めて鍵をコピーすることにした。
そういえば、普段からきちんと置いた
時計ケースが歪んでいるのも目に入った。
「ふぅ…」
ユニフォームはドライクリーニングを、
鍵はコピーのために洪社長の秘書であるヤンヒさんに
このことを知らせて頼んだ。
「錠をかけなかったのはよかったと思います。
むしろ好奇心で鍵のかかった錠前も
そのまま丸ごと外していきましたこともありましたよ。」
淡々とした顔で話していたヤン秘書は、
経験のように話した。
「うちのお兄さんです、
うちのお兄さんも本当にたくさん失くしたんですよ。」
「ヤンヒさん、お兄さん?」
「ナム·ヨンジェ、本名ヤン·ヒョン。 実の兄なんです,
中学生の時まで本当にたくさん失くしてしまいました。」
「...」
「Adam's apple」では芸名だけ呼んで
家族関係は言わないのが原則なのに
ヤンヒさんはヨンウをちらりと見ながら
「お昼は何を食べるのか」というふうに話した。
妙な共感が生まれたが消えた。
ヨンウはヨンジェがその後どうやって物を
失くしていないか気になったけど、なんだか..
その方法はいい方法ではないと思って口をつぐんだ。
その後、ヨンウがコピーしたスペアの鍵をミンジェに預けよう。
何も言わなかったが、ミンジェは苦々しい表情でヨンウの肩を軽くたたいた。
*****
「ヨンウ、これからは君が引き受けた仕事や
業務の強度で 上履きや体操着のようなことが
数え切れないほど起こるかもしれない。」
「私がシンユルさんに会うことを知ったら、
もっとそうかもしれない、 これからもっとそうなると思っている。」
「いっそのこと、あなたさえよければ、
スキャンダルは先に起こしたほうがいいんじゃない?
シンユルに言ってみて。」
ミンジェは、「これからのことを考えてみなさい」とそう言った。
いくら考えても、正直、
体操服はそうだとしても、履いていた上履きは理解できなかった。
ヨンウの頭では答えを見つけることができない事だと言うと、
それを理解すれば、結局同じ人がではないかと
そんな人になりたいのかと聞き返すミンジェの言葉に
ヨンウはこれからはそんな考えないことにした。
ヨンウ、ミンジェ、シンユルの3人が再び
ヨンウの初出勤服のために話している。
最初と変わった点があるとしたら、場所。
今はシンユルとヨンウが一緒に住んでいる
遊歩道がきれいな高級ビラのドレスルーム。
「やっぱり、基本が一番無難でしょう。」
「あ...初出勤も同然なのに...」
シンユルは何か物足りなさを感じ、
むくんだ顔でミンジェに答えた。
「でもかばんが..高すぎる...」
ミンジェとシンユル、
2人が同時にヨンウをにらみつけたため、
ヨンウは静かに口をつぐんだ。
正社員でもなくインターンシップなのに
高すぎるブランドのカバンではないかという考えは
3人のうち、ヨンウ一人でやっているようだった。
ネイビーのスーツにネイビーのネクタイ。
ただしネクタイはネイビー色に黄色のドット柄があって
ポイントを与え、靴下は足首まで上がってくる黒。
そこにストレートチップの靴で
仕上がったヨンウの初出勤の服装。
「ヨンウ、スーツの画報撮影に来たのか?」
目は輝きながら言葉は違うユンギュ。
実の姉が出勤の服装に気を使ってくれたと言ったけど
ユンギュは、自分とはヨンウが次元が違うようだと、
ヨンウをあちこち見回って羨ましがった。
ダークグレーのスーツにスプライトネクタイがきれいなユン·ギュ、
ヨンウはユン·ギュのスーツも悪くないと思った。
私が書いた話を読んでくださって心から感謝申し上げます。




