ヨンウの金曜日2
本作は仮想で作られたフィクションの物語です。 実在する人物、事件などとは無関係です。
英語塾の近くのカフェは最近SNSで有名になったからか
週末でもかなりお客さんが多くてにぎやかだった。
3人はそれぞれ飲み物とデザートを選んだ。
各自お金を出そうと立っている姿を見てヨンウが自分が買うと言って、
ユンギュがヨンウに兄と呼んで冗談を言った。
ユンギュは高校時代からやっていたバンドを友達と続けていると。
今は平日に家庭教師のバイトをしていると言った。
除隊後はしばらく旅行に行ってきたという。
ジヘも休学後、しばらく家族旅行に行ってきた後、
今は家庭教師のアルバイトとホテルサービングのアルバイトを並行していると言った。
知り合いの先輩が簡単な英語を話すとサービングバイトの時給が高くなると紹介しましたが、
自分の出番がなかなか来ないと話した。
また、専門通訳士が出る席はさらに厳しい」と伝えた。
「ヨンウ、君は何をして過ごしたの?」
自分たちの話をじっと聞いているヨンウにジヘが慎重に質問した。
「そうね、ヨンウ、君はどうしていたの?」
ユンギュも好奇心に満ちた目でヨンウを見ながら質問した。
ヨンウが見るユンギュは今、自分の周りの人たち。 洪社長、
ミンジェ、 まして、シンユル、アン代理とも性格が少し違うという感じを受けた。
素直な雰囲気。 ところが、その明るい雰囲気が悪くなかった。
初めてできる「友達」という存在を 考えるかもしれないという考えが
しばらくすれ違ったが、まずユンギュをもう少し見守ったかった。
「私は…最近VIPバーで働いてる」
「ホテルのラウンジバーのようなところでバーテンダーとして働いてるの?」
「いや、個人売場。実はお客さんたちが入場するのを確認するだけだの」
「君が働いているところ、名前は何? 教えてくれれば一度行くよ」
ユンギュが気軽に近づいて質問し、ヨンウも適切に答えている。
「うん...「Adam’s apple」」
「え?!そこってすごく有名なホストバーじゃないの?」
「うん、そうだよ。 他の所はよく分からなくても 「Adam's apple」はあなた一人で来たら、
入れないと思うんだけど」
ユンギュが驚きながら聞き、ジヘはびっくりして自分も知らないうちに辺りを見回した。
ひょっとして自分たちの話を誰が聞いたのか気になった。
幸い、3人がいる売場の中の誰も3人を気にしなかった。
初めてヨンウがこのカフェに入った時はちらちらする人がいたけど
一行がいるのを見て幸いにも関心がすぐ消えた。
「ユンギュ、お前はなんで知ってるんだ?」
周りを見回したジヘは、半分は安心、
半分は好奇心でユンギュに質問した。
「姉がそこで 誕生日パーティーをするって
予約待ちをしておいて、すごく楽しみに待っていたんだ」
「もしかして…君の姉さんが何階に予約したか知ってる?」
「2階かも、親しい友達数人と 本当に楽しかったと自慢してた」
「えっと…2階か」
ヨンウが頷くと、ユンギュが何かと思って再度尋ねた。
「その建物の階はなぜ? 何かあるの?」
「あ…私はその建物のVIP専用案内担当だからもし…」
「VIP専用は何階なの?」
「4階全体」
「お…!カン·ヨンウかっこいい!!」
ジヘはユンギュのようにヨンウにかっこいいとは言えなかった。
もはやこの二人の会話に加わることができなかった。
初めて会った時はほのぼのとした優しい印象だったヨンウが
今はどこか妙に変わったと思いながらホストバーで
仕事をするというので呆れた。 心配にもなり、いらいらもした。
「ところで今、あなた、彼女いるの?」
「あれ、どうして知ってる?」
「いや、1年生の時。 君を初めて見た時とは雰囲気が違って見えて」
ジヘが気になっていた質問をユンギュが先にすると、ジヘも興味をそそられた。
「雰囲気?どう変わったの?」
「さあ·· 言葉では正確には言えないけど、 ただちょっと変わったの」
‘あぁ.. パク·ユンギュ、お前がそうだよ..’
ジヘはユンギュの返事に少しがっかりしたが、
本当のヨンウの答えが気になった。
なんだか心臓の鼓動が速くなったような気がした。
「好きな人はいるけど··· そういえば私、
あの人にまだ正式に付き合おうって言えなかったね…」
ゆっくり目を閉じると思い出す人、
ヨンウの顔が少し赤くなった。
唇も少し乾くようで、目の前のカップを握った。
「あ、じゃあ今サムしてるの?」
「え?え~うん、なんというか」
ヨンウの考えではサムというには
シンユルとヨンウ自身があまりにも遠くて深く来たようだった。
シンユルが今、自分を何だと思っているのかも少し気になった。
ジヘはヨンウの表情の変化を見て心が乱れた。
「そこで会った人なの? 君が働いてるというあのVIPショップ。」
ジヘは勇気を出して確かめたかった。
「え…?え…! まあね」
憂鬱になったジヘとは違って、
ユンギュはますます目に生気が回った。
「いいな!! ヨンウちゃん、お金たくさん稼げるバイトもしてるし、
私もあなたみたいだったらそんなことができたかな?
ヨんうさん······ 兄さんと呼んであげるよ、 これからもっと親しく過ごそう。」
ヨンウはそんなユンギュを見て、もしもっと親しくなったら
「Adam's apple」売り場に実の姉と一度遊びに来てって
声をかけてみようかと考えたりもした。
冗談を言うユンギュとは違い、ジヘはこの場に
訳もなくついてきたのではないかと苦々しくなった。
思わず表情が暗くなった。
日曜日を個人的な都合で休載します。私が書いた話を読んでくださって心から感謝申し上げます。




