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顔から首まで赤くなった

本作は仮想で作られたフィクションの物語です。 実在する人物、事件などとは無関係です。

シンユルが眺めたヨンウは玄関の闇の中で泣いていた。

どうしたらいいのかわからないというヨンウの意外な告白。

シンユルはしばらく呆然とした。


取っ手が大きく、カバンはとても小さいハンドバッグから

シンユルはハンカチを取り出し、ヨンウの手にぎゅっと握らせた。

ヨンウはもらったハンカチで涙をぬぐった。

シンユルの香りに満ちたハンカチ。


「あの…本部長、このハンカチ、あの、いただけませんか?」


「今、欲張らないんですよね?」


「あ…本部長の香りがすごく良くて.. すみません。」


「ヨンウさん、こうやって腕をこうやってやってみますか?」


シンユルはヨンウの腕をそっと開いてそのまま

ヨンウの胸に抱かれてヨンウをぎゅっと抱きしめた。

びくっとしていたヨンウも、シンユルをぎゅっと抱きしめた。


「ヨンウさん、この前嘘をついてごめんなさい。

私「Adam's apple」に行ったんです。

洪社長にヨンウさんのことでなんか借りがあるみたいで

会社の女性役員たちと行きました。

その時、私はヨンウさんに すごく会いたくて

こっそり一人で5階の更衣室に行ったんですよ、

ユンスさんはそこで見ました。

更衣室で、 ヨンウさんが考えることはありませんでした。 」


「更衣室」

泣いてぼーっとしていたヨンウの瞳に焦点が戻っていた。


「そこでユンスさんが 何て言ったんですか?」


「ヨンウさんを傷つけないようにと言いました。

復学して学校に行かなければならないと…」


二人の間にちょっとした沈黙が流れた。

シンユルの家、5階から見える外の風景は

カーテンの間からきらきらと光っていた。


「本部長、キスしてもいいですか?」


「聞いてみるタイプかな?」


ヨンウはにこっと笑った。

シンユルのつま先立ちに力を加えた。

しょっぱいながらも甘いキスはいつにも増して長く続いた。


ちょっと立ち止まったキスがまた始まる前、


「ヨンウさん、私ユンスさん好きじゃないです。

私が好きなのはヨンウさん、ヨンウさん一人だけです。」


シンユルはヨンウに自分の気持ちを告白し、

ヨンウの胸に倒れた。


*****


「すごい!!」


アン代理は手に持っていたオレンジをそのまま皿に落とした。

シンユルの家。ダイニングルームのリビングに向けた10人用食卓の端に座り、

オレンジとサンドイッチで 朝食を食べていたアン代理は、

シンユルの寝室でドローズだけを着たまま出てきたヨンウを見た。


まさか、アン代理はこれまでヨンウに会いたくて幻覚を見たはずがなかった。

シンユルがアン代理の反応に驚いて慌ててヨンウを再び寝室に連れて入った後。


寝室のドアがバタンと閉まった。

シンユルとアン代理が朝の業務報告を交わしていたダイニングルーム。

ほんの一瞬の静寂。

アン代理は夢から覚めたように頭を振った。


「ヨンウさん、私を見てください、よく眠れましたか?」


「本部長、きっとお隣におられたのに見えなくて…」


「ヨンウさん、ここは私の家、 昨日来たじゃないですか…」


「あ!あ!あ!」


ヨンウは昨日のことを思い出して顔から首まで赤くなった。


「ヨンウさん、まずこれを着てください。」


シンユルは昨日、ヨンウが着ていたガウンをまた着せてくれた。

そうしているうちに何を思ったのかヨンウの腕を

連れて寝室のドアの前に行った。


シンユルはその「壁叩き」ということをしてみたい衝動が生じた。

ガウンを適当に羽織ったヨンウを見ているだけでは大変だったから。


寝室のドアにヨンウを責め立てたシンユルが突然

ヨンウが着たガウンのそっと外して

ヨンウの胸元に自分の名前を書いてサインをした。


「ヨンウさん、ヨンウさんはもう私のものです!」


シンユルが何をしようとしていたのか

気づいていたヨンウがくすくす笑って

シンユルが急に着せてくれたガウンをまた脱がせるのか緊張した。

ちらっと外からアン代理も見えたが..


「ヨンウさんはもう私のものだから、

脱いだ姿は私だけ見せてください、 私だけ見たいです!」


「はい、もう私は本部長のものです。

そしてサインしたので確認の判子も押してください。」


ヨンウはシンユルが抜け出せないように

シンユルの脇の間に自分の両腕を入れて組んでしまった。

柔らかなシンユルのブラウスが素肌の感覚を少し起こした。

ヨンウはシンユルを抱きしめてキスをしてこそ解放するつもりだった。


「オレンジを召し上がったんですね、おいしいです。 さわやかで」


「落ち着いたら出てきて一緒に 朝ご飯を食べましょう。」


これ以上反応したら危なそうな朝。

シンユルは赤くなった顔でヨンウが着たガウンをきちんと整理し、

自分もゆっくりと寝室を離れ、ダイニングルームに戻ってきた

このような胸のときめく朝は、シンユルにとって初めてだった。


ヨンウが来て座ったダイニングルームの朝食は和気あいあいとしていた。アン代理は、

シンユルの元夫のソ·ジョンヒョンとも朝食を食べたことを思い出した。

最近、予約機能を発見されました!

私は大馬鹿ですね。(^^)

私が書いた話を読んでくださって心から感謝申し上げます。

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