昔々 アリアという少女がおりました
桂小太郎 愛しすぎて金が・・・二次元は金がかかります。
可愛らしいながらも、ちょっとコワいカンジの音楽が流れています。
影絵がゆらゆらと踊っています。
昔々 魔法界という世界には 滝つぼの国というエルフの王国がありました
滝つぼの近くにあり 水と森に守られた美しい小国でした
国は 若い女王に治められていました
女王の名はアリア・セシリア
強大な魔力と知性を持つ 美しい少女王でした
学生でした
アリア女王には 未来を視る力がありました
が アリア女王には 視た未来と 他者と自分の運命を変えることはできませんでした
なぜならアリア女王は幼いころ 巨大な運命に逆らい 最愛の父を殺したのです
大好きだからこその行為でした
父と 母を殺して父に毒を淹れた者 両者への思いやりでした
その時その場所で死ぬハズではなかった彼は死に 数多の魂の運命が変わりました
それこそ想像を絶する数でした
「星の数ほどの魂」と言った方がいいのかもしれません
愛する者を自らの手で殺した
幼いアリア姫の中に闇が生まれました
愛が為に行ったからこその闇です
しかし アリア姫は深い闇を知りながら 輝きを失うことはありませんでした
漆黒の空に浮かぶ月のように アリアは世界にありました
そして月は 闇に生きる者を照らし導いたのです
時を経て 滝つぼの国の王が死に 王位継承者のアリア姫が玉座に座りました
しかし アリア女王は知っていました
領地拡大を企む大国が 水と緑と地形の豊かなこの国にやって来ることを
アリア女王が国を治めて数年 といってもまだ年も浅い頃 その時がやってきました
後に“呪われた王国”と呼ばれる国の“汚れた王”が 大軍を引き連れやってきたのです
エルフの方が 人間よりも身体能力は有利でした
が 兵の数は敵国側が圧倒的に有利でした
滝つぼの国の兵は 七日もしないうちに壊滅されました
国はもう 領土を奪われるだけでした
嘆く民に アリア女王は高らかに言いました
「逃げて 生きろ」
まるで 死んでしまった愛する者に代わるように言いました
準備のいいアリア女王は 当時交流のあった遠い東の国 “聖安国”への移住をお願いしていました
土地も用意できているとのことです
民の説得は大変なものでした
ですが アリア女王の必死な言葉に 民は心を動かされました
全ての滝つぼのエルフの民は 夜が明ける前に土地ごと聖安に逃れました
夜が明けました
アリア女王は 城の見える 滝の水が落ちていく崖の上に立っていました
敵の目を欺くカモフラージュの 幻の国を静かに見下ろしています
アリア女王は 風のような歌声を発しました
アリア・セシリアの能力 精霊を操る森羅万象です
精霊への伝達などを終えると アリア女王は歌いました
滅びゆくくにへの鎮魂歌 滝つぼの国の子守唄でした
金色の月が空に昇った
水面に映る月 辺りを 月明かりが照らす
そこはほら 夜の国
滝つぼの轟音 森のささやく声 川のせせらぎ
それは 風が運ぶ 子守唄
眠れよ 三日月の揺りかごで
見上げれば 星の海 流れぬ星星のかわ
全てが優しい輝きで お前を包み抱く
精霊の歌 夜の歌を歌う
愛しい子よ ほら 夜の明けぬうちに ・・・眠れ
時がきました
アリア女王が両手を広げると 精霊が集まってきました
まず アリア女王は魔力と精霊の力で 城の建つ丘を除く王国全体を 地盤沈下させました
そして 流れこむ水の力と量を増して 城を除く王国のすべてを水底に沈めました
こうして 滝つぼの国は滅びました
国の最後の王 優しく美しい少女王アリアの手によって 見守られながら
永遠に眠りました
♪~♪~♪
「アリア・セシリアはその後、15歳で旅に出ました。
愛する父が廻った国を。民の待つ、聖安国を目指して」
音のない拍手がおこりました。
「そして歴史は続くぅ~」
♪~♪~♪
影絵が礼をしました。
真選組をいじります。
土方。クールでカッコいい真選組の副長。マヨネーズを愛する男。
沖田。ひかりは結構好き。爽やかな外見とは裏腹に、超ドS。スキあらば土方を殺そうとしているコワい人。真選組の一番隊隊長。
山崎退。真選組の監察。バトミントンとカバディを愛する地味な男。
かわいそうだからこの人だけフルネーム。
ゴリラ。真選組局長、近藤の見た目とあだ名。警察でありながら、一人の女性のストーカーで、よくボコボコになる。
桂に近づくな。ゴリラ。