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銀魂ファンの皆様、紛らわしくて本当にスイマセン

これは、銀魂じゃない。

ヒロインと作者が銀魂大好きなだけなんです。

その中でも、桂小太郎だ~い好き♡♡♡

肩にかかりそうな白い髪の少年が、慣れた手つきで制服を着ています。

少年は、爬虫類のような眼を持ち、その年頃の少年とは思えない大人びた、綺麗な顔をしています。

制服を着た少年は、眼鏡のような魔法具を掛け、性格を変えて、爬虫類のような眼を隠しました。

彼の名は月野つきの りゅう

本当の名前は竜王りゅうおう

事情は後々で掘り下します。


竜は全開の窓を越え、隣の窓に到着しました。

彼のお隣は、愛美まなみという少女です。

竜は愛美ちゃんを迎えに行くのです。

愛美は、お隣が竜ということで、超不用心に窓の鍵を掛けていません。

と、いうことで竜は、いつものように普通に侵入します。


竜が見ると、愛美はいつものように寝ていました。

竜は一度、桂小太郎(銀魂という漫画のキャラクター)と目を合わせ、愛美を起こしに近寄ります。

竜が愛美を覗きこむと、愛美は何かを感じ取り目を開けます。

竜の薄い青の眼と、愛美の茶色の眼が合いました。

「おはよう。竜」

『おはよう 竜王』

マナミとアリアが重なって、

「おはよう。マナ」

竜は返しました。

桂小太郎のイラストの入った黄色の時計が七時を告げます。


「おはよう竜王。またお姫様を起こしに行ったのかィ?」

両目を眼帯で覆った長い金髪の男、ロジャーが言いました。

「ああ」

竜王と呼ばれた竜は、何だか桂のグッズが増えていたと言いました。

「桂ぁ?好きだねぇマナミ姫。好きそうなコだったけどね。桂」

竜はムスッと黙っています。

「おや?竜王は桂さん嫌い?」

「スキ」

「そぅ」

何でもない会話を済ませ、竜は愛美と登校です。


竜と愛美は、知られていない抜け道を通り、見事に中学校に到着しました。

「早いね。竜」

「アンダーテイカーが見つけてきた」

アンダーテイカーとは、英語で葬儀屋っていう意味です。

愛美はそんなの知りません。竜の友達だと思っています。

「アンダーテイカーさんは凄いね」

「ああ」

2人は校門を潜りました。


2人の上空を、米軍の戦闘機がかなり迷惑な騒音を轟かせて飛んでいます。

愛美の「うるさいな」という声は、竜だからこそ聞こえたようです。

「あ、やっとだ」

戦闘機が過ぎ去ったかと思えばもう一機。かなりウザいです。

でもそれは、ココ、沖縄では当たり前の事でした。


「アリアに見せたら、奴ら間違いなく墜落させられるだろうな」

竜の呟きは、爆音によってかき消されていきました。



「そういえばさ」

「む?」

体育の時間、竜は愛美に話しかけました。

「マナは魔法信じてる?」

「勿論。絶対にあるよ」

「ん」

竜は愛美に確認すると、思い切って言いました。

「銀魂では誰が魔力ありそう?」

間違った。

「桂小太郎くん。魔法使えそう」

『違うんだマナ。ヅラ様は関係ないんだ。銀魂も関係ないんだ』

性格を変えている分、いつもはすんなり言える事も言えずにもどかしい。それが今の竜王でした。

「そうか。桂か」

「マ王ワールドでは使ってたよ」

「知らねェよ。何だよ魔王ワールドって。ヅラ様がもう魔王だよ最早」

とりあえず50メートルを走り終えた竜は戻ると、今度こそ愛美に言いました。

「俺、魔法使い」

愛美はきょとん。

WHYダブリューエイチワイ?ホワイ?」

「俺は実は魔法使い」

『実は龍』

体育の時間に愛美にだけ、竜は言いました。

愛美は…

「・・・・」

無言で輝いていました。


帰り道にて。

「ねぇね。竜ってホントに魔法が使えるの?」

愛美は楽しそうに聞いてきました。

「疑うか?」

「いやぁ」

愛美の表情は本当に楽しそうです。

「でも何で、教えてくれたの?しかも中学に入って」

最もな質問です。

「いや、魔法とか信じていない奴に言ったってアレじゃん」

「そっか」

すると愛美ちゃんワールドが炸裂します。

「あぁ!じゃあじゃあ、カードキャプターさくらのケロちゃんとかユエさんとかいるの!?」

「いねぇよ」

「残念」


何気ない(?)会話をしつつ、2人は家に帰りました。

勿論、愛美は誰にも竜の事を言わなかったそうな。

桂小太郎くんの話しかしてねェェェ!!

いくら小太郎ファンだからってこれはないわ!

次からは坂田銀時とか高杉晋助とか坂本辰馬とかフルに使っていこう。

・・・・・。

……アレ?攘夷ばっかだ。

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