2/11
失敗の指摘
内政系の小説に多いのですが、何か新しい事をしようとして間違った手順で失敗する場面が有ったりします。
すると感想欄には、「○○するのが正しいです」とか「○○が正解ですよ」という書き込みが有ったります。
書いた読者は親切心で書いたのかも知れません。
いや、作者は主人公に試行錯誤をさせるために失敗を書いたんだよ。
作者は成功する方法を知っています。
しかしそれでも失敗を書くのは、幾多の失敗の上に完成した物は、綺羅星の如く光り輝くからなのです。
考えた、作った、3行で成功した、俺スゲーなんて小説は面白くありません。
明らかに間違った手順で成功したという事でない限り、この手の指摘はしない方が良いかと。