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明日が怖いのは

作者: 顎歌

小さいころ、夜が嫌いだった。


楽しいと思うことは必ず昼の間に終わってしまうから夜、寝るのが嫌だった。


しかも何も見えないし皆寝てるし幽霊がいたらどうしようってトイレも我慢しなきゃならない。


夜の全部が怖かったし辛かったんだ。


皆に会えるし楽しいことも出来るし幽霊もいない昼間が幼い僕の居場所だった。


だけど背が大きくなるに連れて昼間に僕の居場所は無くなっていっちゃった。


小さい頃、昼は嫌ってた夜よりもずっと怖い。


だってナイフが飛び交ってる。


刺さったら、痛いし癒えるまで時間がかかる。当たり前のことだ。


皆、知ってるはず。


上手く避けなきゃいけないけど僕は、皆より下手くそで疲れるのも早い。


その癖、周りばかり見て他人に投げられたナイフばかり見ているからより一層、怖くなっていく。


今じゃ、怖かったはずの暗くて何も見えない夜の時間が安置なんて笑えるよ。


ずっと夜のままがいいなんて、幼い自分が聞いたら怒られるだろうな。


明日がくるのが怖い。


夜になると昼に怯えて眠る。


幽霊でも暗闇でもない明るい昼間が怖いのは

もうどうしようもなかった。

読んでくださってありがとうございます。


小さい頃、よく心霊番組を見ていました。

そのせいか夜中トイレに行くのがまだ少し怖いです。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  初めまして。確かに、幼い頃は、夜になると寝るだけなので、つまらなかった事を記憶しています。私は、あまり心霊番組を見なかったせいか、幽霊への耐性が有るみたいですが、“宇宙人”の方が、怖いで…
[一言] 大人になる程夜に親和性を覚えていくことに、とても共感しました。正直昼はあっという間に過ぎていってしまうので……。 子どもの頃は夕方になるのが残念だったはずなのに。 大人になると夜の方が楽しみ…
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