登場人物紹介(1)
ネタバレあり
・フォーレン
ユニコーンの子供。日本人だった前世の記憶を持つ。
白金の鬣を持つ白馬。人化すると色白の肌、白金の髪、紺色の瞳の美少女(♂)になる。
母馬を人間に殺され、出会った妖精と友達になって旅をする。
・アルフ
金髪に蜂蜜色の瞳を持つ小妖精。膨大な知識と人より優れた魔法技術を持つ。
悪戯失敗の末に、妖精王のダイヤを追って森を出る。
仔馬にフォーレンと名付け友達となって、精気の供給を受けることで生き永らえる。
・グライフ
褐色の猛禽顔に金色の獅子の体を持つグリフォン。
フォーレンを食べようと襲ってきたが、反撃されて顔に消えない傷を負う。
世界を回って黄金よりも尊い宝を探している。
・カウィーナ
黒髪に赤い瞳。灰色のマントを纏い、声は泣き枯れているバンシー。
エイアーナ王国に住む貴族に憑いていた嘆きの妖精。隣国への移動途中にフォーレンに出会い、アルフの身を護る約束の代わりに加護を与える。
・ガウナとラスバブ
靴屋の老職人に憑いていたコボルト。銀髪にワイン色の目を持つガウナは天邪鬼で、黒髪にワイン色の目を持つラスバブは悪戯好き。自らの性質に縛られる。
関係性は同位体。人間的に言えば兄弟に相当する。
・ランシェリス=シェーリエ=ラファーマ
金髪に青い瞳を持つシェーリエ姫騎士団の団長。フォーレン曰くツインドリル。
生まれた時から、聖女の名を継ぎ団長となることが決まっていた。
ローズとは幼馴染みであり、運命共同体。
・ローズ=パル=フューシャ
赤毛に赤い瞳を持つシェーリエ姫騎士団の副団長。
ランシェリスと同じく生まれた時から聖女の従者の名を継ぐことが決まっていた。
家同士の付き合いや、騎士団での立場を越えて、ランシェリスの支えになろうとする。
・ブランカ=ダルジャン
栗色の短い髪を持つシェーリエ姫騎士団の従者。
妖精と対話ができ、子供の頃は妖精と悪戯をしていたせいで疎まれていた。
ランシェリスに憧れを抱き立派な騎士になることを目指す。
・ブラオン=アントラ
ビーンセイズ王国の魔術師長。
生まれの身分は低いが実力と立ち回りの上手さで魔術師長まで上り詰める。
その実、魔王石を狙って潜入した流浪の民。
・アシュトル
魔王が従えた七十二柱の悪魔の一柱。
姿は男女に変化可能で、常に分身の蛇を連れている。
妖精王の治める森で五百年ダラダラしていた。
・シェーン=ヴィス=ヴァーンジーン
ジッテルライヒの教区を任された若き司祭。
シェーリエ姫騎士団の上役をしており、神殿と姫騎士団の間を取り持つ。
温和で優しげだが、勝手に指令書を作成して事後承諾を得るくらいには実務的。
・ヴァシリッサ=ロシュ
ビーンセイズ王国で修道女として教会に所属する若く美しい未亡人。
ビーンセイズ王国の魔王石を巡る怪しい動きに気づきヴァーンジーン司祭に報せる。
魔王石の事件後はビーンセイズ王国を離れた。




