*登場人物紹介(8)
ネタバレ含む
・ネクタリウス
ビーンセイズで出会った半人半山羊の幻象種。
ケイスマルクで楽器店を営みながら、フォーン一族の影の顔、ケイスマルクの暗部も担っていた。フォーレンと知り合ったことで一族から窓口扱いされる。
・魔王
五百年前に滅ぼされ、魔王石を残した使徒。
ダイヤモンドから取り出された思念がフォーレンの中で力を蓄えて復活したものの、かつての魔王からは乖離した人格。魔王の一側面のような存在。
・ユリウス
先代妖精王。
魔王と争うことを避けたものの、魔王復活によって妖精がアダマンタイトにされることを恐れ、自身の存在を賭して魔王の名前を冥府に封じた。
・母馬
魔王石の害から逃れて東行し仔馬を産んだユニコーン。
生粋のユニコーンで、自身の仔馬が前世持ちなどとは知らずに死んだ。仔馬が成長したら南の地へ戻るつもりでいたため、遺すことになってしまった仔馬を案じていた。
*再掲
・フォーレン
魔王復活を阻止しようとして、魔王を宿してしまったユニコーンの仔馬。
子供であること、元人間であるという意識があることで自身の状態を良く把握できていない。良くも悪くも規格外な存在。
・アルフ
封印されて死にかけながら運よく生き残っている妖精王。
フォーレンがいれば封印されてても消えないと見て、毒にもなる魔王石を封印に取り込み、中で封印をそのまま魔王石に転用できないかと呑気に弄っていた。
・グライフ
最近数百年ぶりに里帰りをして街を騒がせた顔に傷のあるグリフォン。
黄金より尊き物が魔王石のようないらない物の可能性に気づいて探すのをやめていたが、予感的中でアダマンタイトを得てしまい誰かに八つ当たりしたい気分になっている。
・クローテリア
怪物の分身から娘にクラスチェンジしてしまった小竜。
強欲な親竜や傲慢なグリフォンが宝を保持できない横で、名付け親が望まず宝を得ては雑に扱うさまに世の無常を痛感していた。
・アーディ
フォーレンが来てから湖を守るだけで良い暮らしをしていた人魚の長。
妖精王の世話や人間に煩わされることなく、毒の害もなくなり妖精が悪戯する頻度も減った。フォーレンの定住を実は一番望んでいる。
・シュティフィー
フォーレンの力で守りの妖精になった元ドライアド。
獣人の国での戦いから、移動速度の遅さを気にしてロミーとケルピーに乗馬を習い、魔女には箒の乗り方を習っていた。
・ランシェリス・シェーリエ・ラファーマ
無力を感じながら打ちひしがれる時間もないシェーリエ姫騎士団団長。
親友であるローズの死後、魔王復活に上司の裏切りと怒涛の勢いで立場がなくなっていく中、再起のためにも妖精王と共に魔王へ挑む。
・ブラウウェル・サッガ・エ・オープタ・ルーイ
ままならない森での生活で無駄なプライドは有害だと学んだエルフ。
話が通じないと思っていたユニコーンが実は比較的冷静で話を聞くと森に住んで知った。生来の性格は変わらないが、傲慢は命の危険を感じるとともになくなっている。
再掲は初登場の紹介から状況や考えが変わったひとを抜粋




