95話 決着
「終わらせるだと?」
「あぁ」
「ふ、ふははははははは!!!」
ついにおかしくなったか?
「何か勘違いしてないか?私はまだ本気を出していないぞ?」
「いや、そんな満身創痍の奴が言っても説得力ないぞ」
「それじゃあ今から本気を見せ…」
相手が言い終わる前に俺は動き出し相手の腕を切り落とす。そして俺は元の位置に戻る。
ボトッ
「てやるよ!」
相手はそういうと俺が切り落としたはずの腕が再生した。同時に身体中の穴も塞がる。
めんどくさい能力持ってんなこいつ。
これは長引きそうだな…
「これは使いたくなかったがしょうがないな、【ソウル消費】」
そう相手が呟いた途端相手の雰囲気が変わる。
ちょっと強くなったか?
「それじゃいくぞ!【天剣召喚】!」
そう言って相手は剣を召喚して、俺めがけて突っ込んでくる。
「はっ!」
相手は掛け声と共に剣を上段から振り下ろす。
俺はそれをレーヴァテインを横にして受け止める。
「はぁぁ!」
次は横薙ぎに攻撃が来る。俺はもう一回レーヴァテインで受け止める。
こいつ俺にそんな攻撃が通用しないのわかっているはずだが…なにがしたいんだ?
それから3分ぐらい相手が攻撃してきて俺がレーヴァテインで止めるのを繰り返す。
本当になにがしたいんだ?
「変換!」
相手は戦っている最中にそう発した。
「うぉっ!っと」
俺は相手の剣をさっきと同じように上段で受け止めるが剣の威力がものすごく強く、体勢を崩す。相手は体勢が崩れた俺を見逃すはずはなく蹴りを入れて来る。
俺はそれをまともに受け吹き飛ばされる。
なるほどあの剣の能力か…
俺は吹き飛ばされながら相手の剣を見ると薄っすらと光っていた。
俺は飛ばされた後地面に着地して体勢を立て直す。
「今のはその剣の能力か?」
「よくわかったな。この剣は天剣の中でも最上位の物、相手に攻撃をしていく度、威力が蓄積され変換することで剣に威力を乗せることができるのさっ!」
そう言って相手はこっちに突っ込んで来る。
なるほどな通りで威力が高かった訳だ。初見じゃ見破れないなあれは、だが能力がわかれば対処は簡単だな。
「"身体強化"」
俺はそう言ってからレーヴァテインを鞘に収める。
「なんだっ!?諦めたのか!だったら無様に死ぬがいい!!!」
相手はそう言いながら俺の目の前まで迫ってきて上から下に剣を振るってきた。
「よいしょ」
俺は上から迫ってから剣を左手の指でつまんで止める。
「なに!?」
「別に諦めてないぞ。お前なんか剣を使わなくても勝てるからな。ほいっ!」
バリンッ!
俺は掛け声と共に指先だけで剣を粉々に粉砕し、唖然としている相手の顔を思いっきり蹴る。
俺に蹴られた敵は水平に飛んでいく。
仰向けになって飛んでいる敵に俺は一歩で近づき敵の腹を思いっきり殴る。
「グハッ!」
ズドンッ!!!!
敵が地面に当たると地面が裂け、激しい音が鳴る。
「さて、もう終わりかな?」
俺は距離を取り地面に仰向けになっている敵に話しかける。
「私はまだ死なない、世界を支配するまでは」
そう言って敵は起き上がった。
しぶといなこいつ。
「私はお前を殺して!世界を支配するんだぁぁ!!!」
敵はそう言って俺に殴りかかって来る。
もういいか…
「死ね」
俺はそれだけ言ってレーヴァテインを抜き、迫って来る敵を斬った。
ザシュッ!
ボトッ
敵の体は上下に分かれ地面に落ちる。
俺はレーヴァテインを鞘にしまい歩き出す。
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