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  作者: 小説愛好家
2章 帝国編
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76話 新しい種類の魔法


☆☆☆ローザ視点☆☆☆


私はミツキが結界の方へ飛んでいくのを見てから二人に話しかけた。


「二人ともミツキのあの魔法は知っていたのか?」

「いえ私は初めて見ました…」

「私も知りませんでした…」


二人はミツキが飛んで行った方向を見ながら放心状態で立っていた。

それもそうだあんな魔法を見せられて放心しない者などいないだろう。それにしてもあの魔法はなんだ見たことも聞いたこともない。


「それにしてもすごい威力だな…」

「はい、私は一生かけてもあんな魔法使える気がしません」

「あの威力、普通に帝都を地図から消すことだって容易ですよ…まぁミツキはそんなことをする人ではありませんが…」


そうここから見てもわかるあの魔法の威力、地面が完全に抉れ、巨大な物体が地面に埋まっている。

サーシャの言った通り帝都を一瞬で消し去る威力だ。


「ミツキが戻ってきたら魔法のこと聞いてみますか」

「はい!」

「そうだな」


☆☆☆ミツキ視点☆☆☆


飛行スキルで飛んだ俺は右翼にいる戦闘奴隷たちの方に着く。


「お前たち!左の奴らみたいになりたくなかったら俺の指示に従ってくれ!」


俺がそういうと戦闘奴隷たちはコクコクと頷く。


奴隷の首輪がついているのに言うことを聞けるんだな。なんて命令して戦争に送り出したんだろうか。普通敵を殺せとかだろうけど…まぁ攻撃してこないだけましだしあまり考えないでおこう。


うーんそれよりめっちゃ怯えてるな。声をかける言葉を間違えたかな…


取り敢えず癒しの風を使う。


「大人しく指示に従っていれば悪いようにはしないから!取り敢えずお前たち全員歩いて帝国側の砦にいってくれ!」


俺がそう言うと戦闘奴隷たちがすぐに立ち上がり俺と目を合わせないように移動を開始した。

あれ?めっちゃ怖がられてる?

まぁしょうがないのか…


俺はそんなことを思いながら飛行スキルを使い左翼の方まで飛び、左翼の戦闘奴隷たちにもさっきと同じように言って移動を開始させる。

うん、やっぱり怖がられてる。


全員ある程度進んだところで俺は上空へ飛び結界を解除する。


「〈心眼〉発動」


心眼を発動させ俺の半径1kmの気配を探る。


「生きている奴がちらほらいるな。それと森の方に気配が1つか」


森の方の気配は多分聖国の奴だろうな。

逃げられてもめんだくさいしそっちから片付けるか。


俺は高度を下げ、地面すれすれで飛行しながらレーヴァテインを構え


「風属性付与」


長さ3メートルの風属性の刃を剣に付与してから森に向かって超速で駆け出す。

超速で飛行し、レーヴァテインを振りながら目の前の木々を斬り倒し進むとあっという間に目的地に着く。


「おい、お前こんなところで何をしているんだ?」

俺がそう問いかける。


「速いっ!いつの間に!」

敵はそれだけ言って剣を構えようとするが…


「遅い」

俺はそう言いながら、敵の背後に回り剣を首に当てる。


「っ!?き、貴様何者だ!?」


「答える義務はない。黙って俺の言うことを聞け、聞かないと言うなら即座にお前の首を落とす。」

「わ、わかった。聞くから!」


物分りが良くてよろしい。


「それじゃまずはお前は聖国の人間だな?」

「!?あ、ああ、そうだ」

「二つ目、聖国の人間がこんなところで何をしている?嘘偽りはわかるからな」

「上からの命令で今回の戦争の偵察をして情報を伝えるためにここに来た。」

「三つ目、お前は聖国に雇われている悪魔か?」

「違う!お願いだもう離してくれー!」

「黙れ」

「ヒィッ!」


さて、どうしようか。こいつは聖国の重要な情報を持っていないだろうしな。重要な情報を下っ端に教えるほど馬鹿じゃないだろうしな。それよりこいつをどうするかだな。戦争の情報が聖国に伝わるのはめんどくさいし、殺した方がいいかな。記憶を消す魔法があれば楽なんだが…


ピロン!


(オリジナル魔法"記憶消去Lv-"を習得しました。)

…一応効果読んでおくか


記憶消去Lv-: 『異能』〈心眼〉と合わせて発動することができる。 対象の記憶領域から記憶を選択し、選択した記憶を消す。


異能と合わせて使う魔法は初めてだな。


使う前に気絶させておいた方が良さそうだな。


俺は敵から距離を取り雷魔法を発動させ敵を気絶させる。

その後記憶消去を発動させ、

聖国の記憶だけを残して他は全て消した。


よし、これでおっけーだな。


読んでいただきありがとうございます。

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