表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 小説愛好家
2章 帝国編
30/193

30話 騎士団

部屋を出て行き騎士団の訓練所へと向かう。


「ここが騎士団の訓練所だ」


案内された場所は王城の裏側にある、東京ドーム2個分ぐらいある広いグラウンドだ。

グラウンドに入ると騎士団の人たちが一斉にこちらを見る。訓練していたみたいだな


「皇帝陛下!?今日はどのようなご用件で…」

「なに、ちょっと場所を借りに来ただけだよ」


騎士団の人たちが頭を下げようとしているのを皇帝が手で制して用件を伝える。


「そうだ!騎士団の諸君全員で彼の相手をしてみてくれ。ミツキ君良いかね?」


いや、だからどんだけ戦闘見たいんだよ、まぁいいけども


「いいですけど…」

「それじゃ騎士団の諸君!彼は強いから頑張りたまえ!」


そんな持ち上げられても…

それよりいきなりそんなことを言われた騎士団人たち困ってるぞ?皇帝が言うから断れないんだろうけども。てか今改めて見たら人数多いな!!ざっと500人ぐらいはいるぞ


「ミツキ君、彼らの剣を全て捌ける自信はあるか?」

「はい、できると思いますけど…」

「そうかそれなら良かった。」


何を言う気だ?


「お前達は真剣を使っていいぞ!もちろんミツキ君には木剣を使ってもらう!」


おいおい大丈夫かよそれ、俺じゃなかったら死ぬぞ。

しかも俺、木剣とか…

まぁいいか怪我させる心配もいらなくなるわけだし。

取り敢えず真ん中行くか。


「あの、幾ら何でもこれは負ける気がしないんですが…それにこの人数で一人を相手するは気が引けるんですが…」


対峙している騎士団の一人がそんなことを言い出した。そりゃそうだろうな、いきなり現れたどこの誰ともわからん実力も知らない奴といきなり闘えと言われた挙句、500対1だもんな普通に考えたら負けないとこいつらが思うのは当然だよな。


「そんなことを言ってると痛い目を見るぞお前達。真剣に殺す気で行った方がいいぞ」


殺す気でやらせちゃダメでしょ色々


「わかりました」


ほら、変なこと言うから騎士団の人たちの目付き変わったじゃないか。


「それじゃルールは殺しさえしなければなんでもありだ。あ、もちろん魔法は無しだぞ。スキルは使って良い。それでは戦闘始め!」


まずは前にいる奴らを蹴散らすか。

俺は木剣の剣先を後ろ斜め下に下げつつ駆け出す

ちなみにスピードは結構抑えている。

だが、騎士団の人たちは俺のことが見えていないのか、剣を構えながら棒立ちしている。

そして俺は騎士団の先頭集団の前まで行き、剣を中段に構えてから剣の腹を使って一人目を倒す。

あれ?何メートルか飛んでったぞ?結構力抑えたと思ったのに。このまま行ったら怪我させちゃうな

取り敢えず一旦引くか。


「「「!?何が起こった!?」」」


騎士団の人たちがびっくりしているが油断していなければあのぐらいの速さは見えたはずだ。

目付きが変わっても心の何処かで油断してたんだろうな。


まぁそんなことより今は制御をしなきゃ。


(力を制御!もっと!もっとだ!)


ピロンッ♪

(スキル"制限Lv-"獲得しました)


今頃?あれこのスキルLv-か。今まで結構制御してたけど手に入らなかったのは習得までの経験が足りてなかったのか。あと〈成長加速〉のチート具合についてはもう何も言わない。まぁいい取り敢えず効果を見てみよう。


制限Lv-: 値を設定し、このスキル所有者のステータスを制限することができる。解除のタイムラグは発生しない。


まぁ概ね思った通りだ。

それじゃステータスに制限をかけるか…そうだな、値は…10000くらいでいいか。


("制限Lv-"発動)


「おい!お前らこっからは気を引き締めて行くぞ!もう油断なんかすんじゃねーぞ!」

「「「おう!」」」


俺がステータスを制限を終わったと同時に騎士団の方も心構えが変わったみたいだ。顔付きが皆んな変わってる。


(それじゃ再戦といこうか!)


そう思いながら地面を蹴り、駆け出す。


相手の目の前まで行き剣を中段に構えて剣の腹で相手を叩きに行くが、相手は俺の剣に反応して剣で防御の体制をしていた。剣で防御される寸前、俺は剣を切り返し一回転して相手の反対側の脇腹あたりをを剣で叩く。

(流石にさっきみたいにはいかないか…普通の使い方するか)


剣の腹で叩くのをやめようと思っていると後ろかは気配がする。


「「「おら!」」」


俺の背後に回っていた騎士達3人が俺を斬ろうとしてくる。

俺は剣の腹で叩いて、まだよろけている騎士を回転しながら足払いをし、しゃがみながら3人の方を向き、剣の横に持ち換え、それぞれの剣を、剣の刀身の部分で2つ、持ち手部分1つ受け止める。


(うっ若干重いな。)


ステータス制限したせいで若干の重みを感じながら、3人の剣を押し返す、相手が俺に押し返され反動で動けなくなってる間に、剣を縦に持ち換え3人を斬る。


それから10分ぐらい倒し続け、100人くらい倒したところでちょっと飽きを感じてきた。

騎士団長と早く闘いたいし、そろそろ終わらせよう。


(スキル"身体強化Lv4"発動!)


身体強化をして、相手へと駆け出すと俺の速さについてこれないのか相手は為すすべもなく俺に斬られていく。そうして何分か経った後に地に立っているのは俺一人だけとなった。


読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ