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  作者: 小説愛好家
2章 帝国編
23/193

23話 国境での出来事

いつもより長めです。

「ここが国境か…」


街を出てから2週間が立ち今俺は国境に立っている。


道中は魔物を倒し、なんのトラブルもなくついた。

強いてやったことを言うならば〈異空間〉に家具を置いたことぐらいだ。それ以外は今までと変わらない。

割と早くきたつもりだったが結構時間がかかってしまった。次からはスキルの飛行を使うか。


そう思いながら周りを見渡すと国境は荒れ地になっていて3キロ先にソルト帝国の砦が見える。カロン王国の敵国だけあって、国境には人一人いない。

ちなみになぜ3キロ先まで見えるかと言うとそれは遠視というスキルだ。道中で(もっと遠くを見たい)と願いながら遠くを眺めてたらゲットできた。やっぱりこの『異能』チートだよね。ちなみに道中魔物からスキルを何個か拝借した。


ちなみに今のステータスはこうなっている。


ステータス


名前: 佐野 光希

Lv58

性別: 男

年齢: 17歳

種族: 人族


HP: 1260040

MP: 926432

攻撃: 1167420

防御: 963000

魔攻: 994215

魔防: 979450

俊敏: 969285

魔力: 1427800


ユニークスキル:傲慢Lv- 癒しの風Lv-

スキル: 鑑定Lv3 異世界言語Lv- 隠蔽Lv8 身体強化Lv4 剣術Lv4 短剣術Lv5 格闘術Lv7 速読Lv5 記憶力上昇Lv5 気配察知Lv5 魔力感知Lv3 飛行Lv3 怪力Lv2 遠視Lv3 直感Lv5 危機感知Lv2 跳躍Lv4


魔法:火魔法Lv7 無属性魔法Lv6 水魔法Lv5 風魔法Lv4


『異能』

1:〈強奪〉2:〈成長加速〉3:〈異空間〉

4:〈心眼〉5:〈?〉6:〈?〉error


称号: 異世界転移者 逸脱者 獲得者 カロン王国アスロン支部ギルドマスターの友人 ?????


「ん?」


帝国の砦の方を見ていると砦から馬車がでてきた。

その馬車を凝視してるとスキル直感Lv5が働く


「あの馬車なんかやばい匂いがするなちょっと探るか」


俺は1キロメートルぐらい進み、カロン王国の方の砦を向き腰を下ろす。

しばらくすると後ろからガタガタ音が聞こえてくる。

横を通り過ぎる直前声をかける。


「すみませーん」


声をかけると馬車を止め御者の人がこちらを向いてくる。御者の人は40歳くらいのおじさんだ。


「なんでしょうか?」


返事が返ってきたのでちょっと探りを入れにはいる。


「実はカロン王国に向かう途中魔物に襲われ死にかけまして。その時に食糧を落としてしまいまして、空腹で歩けなくて…できれば何か食べ物を売ってもらえないでしょうか?お金ならあります」


死にそうな感じを出しながらお腹をさすり空腹アピールをする。


「ごめんね君、この馬車には自分の食料しか入ってないんだ」

「そうですか、ここからカロン王国までどのくらいかわかりますか?」

「約1キロぐらい行けば砦があるよ」

「1キロ…あの!お金を払うんで馬車に乗せてもらえませんか?」

「そそ、それはできない。積荷で馬車がいっぱいだから乗せられるスペースがな、ないんだ。それじゃもういくね。」


(いや動揺しすぎでしょ…)


なんか隠してる感じ出しすぎだしなんの商売してんだこの人、こんなんで動揺してるの出してたらなんの商売もできないだろ。なんか馬車にやばいもん積んでるのは間違いなさそうだな。もういいやめんどくさいし

(〈心眼〉発動!)


「!?」


〈心眼〉を発動させて中の気配を探ると物じゃなく、人が横たわった状態で檻に入れられているのがわかる。身体の体躯から考えて女の子だな。

(想像以上にやばいな、誘拐か何かか?)

一応ステータス確認してみるか

ステータス


名前: ミーナ・ソルト

Lv12

性別: 女

年齢: 13歳

種族: 人族


HP:500

MP:6000

攻撃:420

防御:420

魔攻:2500

魔防:2500

俊敏:600

魔力:8000


ユニークスキル:魔導の導きLv-

スキル: MP自動回復Lv3 魔力操作Lv4


魔法: 空間魔法Lv4 回復魔法Lv3 火魔法Lv3 雷魔法Lv2

光属性魔法Lv3


状態:睡眠


加護:魔法神の加護

称号: ソルト帝国第3皇女 魔導王の素質


まじでやばい人物だった。

取り敢えずこのままじゃまずいな。



「ちょっと待ってよおじさん」

「なんだい君?乗せられないと言っただろう?それに君動けてるじゃないか。」


俺は即座に、発車しようとしてる馬車の前に立って

おじさんに声をかけながら、もう一度〈心眼〉を発動する。おじさんがなんか言ってるが無視無視


名前: マージン・カータ

Lv25

性別: 男

年齢: 43

種族: 人族


HP:700

MP:900

攻撃:800

防御:600

魔攻:200

魔防:200

俊敏:500

魔力:200



ユニークスキル: なし

スキル: 隠蔽Lv4 会話術Lv3 算術Lv3 礼儀作法Lv5



装備: 魔除けの腕輪 テレポートの腕輪 通信の腕輪


加護:なし

称号:カロン王国伯爵 誘拐犯


なるほどカロン王国の伯爵か… 確信犯だな

あの国はどこまでいっても腐ってるなまともな奴いないのか?



しかも、敵対している国の皇女を誘拐とか正気か?

このまま行けば確実に戦争に繋がるぞ。

あいつらには戦って欲しくないしな。

そろそろ潰しといたほうがいいか?


「おい、じいさん」


怒気を込めておじさんに声をかける。

俺の雰囲気を感じ取ったのか、おじさんがたじろぎながら返事をする。


「な、なんだい?」


「今白状するなら見逃してやる、しらを切るならここで()()()?」

「な、なんのことかな?」

「もう一度言う今白状するなら見逃してやる次はないぞ?」

「いや、なんのことかサッパ… ぎぃやぁあ゛ー!!!」


言い終わる前に俺は短剣を取り出し、クソジジイの腕を切り落とす。


「テレポート!!テレポート!!」


必死に何か叫んでいるがなにも起こらない。何故なら…


「おいクソジジイお前の探し物はこれか?」


俺は、切り落としたクソジジイの腕を持って手首についてる腕輪を指差しながら言った。

名前からしてめんどくさそうだったから腕と一緒に切り落とした。そして腕輪だけ取ってクソジジイの腕を投げ捨てる。


「私の!私の腕輪を返せぇえ゛ー!!」

「俺の質問に答えたら返してやらんこともないぞ?」

「答える!答えるから!」


「そうか…ならまず、なぜ皇女を誘拐した?」

「それは……」

「やっぱりいいちょっと待ってろ。終わったら腕輪を返す。」

「え?」



(ステータスに聞けばわかることだ。最初からそうしとけばよかった。〈心眼〉発動!条件設定〆1:皇女を誘拐した理由。2:どうやった誘拐したか。〆情報開示!)


(条件下に下に従い『異能』〈心眼〉を発動します。対象の記憶領域から情報を開示します。間も無く情報を開示します。情報開示〜完了〜)


この『異能』条件が2つ以上あるとちょいと時間かかるみたいだな。デメリット見つけてよかった。それにしても強すぎるなこれ。


開示された情報はと


名前: マージン・カータ

Lv25

性別: 男

年齢: 43

種族: 人族


情報1: カロン王国国王陛下に言われ誘拐した。

詳しい理由は「戦争の切っ掛けが欲しい」としか言っていない。


情報2: 偶々帝国にいたカロン王国国王の直属の冒険者を雇い誘拐を行なった。現場にはいなかったため情報がない。冒険者が誘拐を行なった後、用意しておいた馬車に乗せた。


ふむなるほど、あのクソ国王の命令か


それにしてもなんで戦争の切っ掛けが欲しいと言ったんだ? 確かカロン王国は今、勇者達が誘拐されてそんなこと言ってる場合じゃなくないか?いやむしろそれが関係してるのか


一度あのクソ国王に会う必要がありそうだな。

取り敢えず…目の前のこいつをどうするかだな。


殺してもいいがこいつの罪を考えると、上から命令されただけだしなまぁ誘拐を行なった時点同罪なんだが… 殺しはしないでおくか。甘いのかもしれないが、なんかあった時はあの国ごと潰せばいいしな。


「おいクソジジイ お前を生かしておいてやる。復讐とか面倒なこと考えるなよ?100倍にして返すからな」


そう言いながら俺はクソジジイの腕をもう一本切り落とす。


ザシュッ


「ぎぃゃあ゛ー!!!!」


「この腕輪は貰ってくぞ」


俺はそう言い切り落としたジジイの腕から通信の腕輪を取る。そして腕輪を〈異空間〉にしまってジジイの腕は投げ捨てる。


「後これは返しとく、ほれ」


俺はテレポートの腕輪をへたり込んでるジジイの足をめがけて投げる。


「テレポート!!」


「お、おい!」


ジジイはそそくさテレポートをしてしまった。


(まだ言っときたいことあったのに)


読んでいただきありがとうございます。



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