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  作者: 小説愛好家
4章 旅編
189/193

189話 ミーナちゃんと舞の戦闘

☆☆☆主人公視点☆☆☆


お、ローザと縦ロールは協力したみたいだな。まぁこれなら早く着けるだろうな。

俺は今〈心眼〉を使って皆んなの様子を見ている。



サーシャとニーナは今魔物のあるところに向かっている感じで、ミーナちゃんと舞は戦闘が始まったな。



☆☆☆ミーナちゃん視点☆☆☆


「それじゃ舞さんお願いします」

「わかった!」


舞さんはそう言うと、魔物がいる木まで走って行き大鎌を振るいました。


「えぃっ!」


バサッ!


すると木に大鎌の刃が通り一瞬にして木が二つに割れ、ズドンッ!という音を立てながら木が倒れました。


「あれはキングベアーですか…」

「そうみたいだね」


私は独り言のようにそう言うといつの間にか私の隣に戻ってきていた舞さんがそう返してくる。


木の陰から出てきたのはキングベアー。キングベアーは全長約3メートルで簡単に言えば大きなクマさんです。まぁそんなことは置いといてキングベアーは基本的にBランク魔物のベベアーを従え群れで行動するAランクの魔物です。


(と言うことは…)


そう思った瞬間辺りの木の後ろからぞろぞろとベベアー達が姿を現しました。


「やっぱりですか」

「大体20対といったところだね」


数は20対私と舞さんの前方、つまりキングベアーを守るように出てきました。


「キングベアーは知能が高いので後回しにしましょう」


キングベアーは知能があり今もキングベアーの指示でベベアー達が陣形を組んでいる。さっきの舞さんの攻撃が木の後ろにいたキングベアーに当たらなかったのはあらかじめわちょっと距離を取り後ろで待機していたんだと思います。


「そうだね、まぁどっちみちベベアー達を倒さないといけないし…」

「それじゃあ行きましょうか!」

「わかった!」


そういって私と舞さんは武器を構え


「「さぁ、残滅開始だ!」」


そう言って私は左に、舞さん右に走りだした。


「「「グォォ!」」」


私たちが走り出したのを見たのかベベアー達は声を荒げ警戒心を強くしました。


「えぃっ!」



私は左側にいるベベアーまで接近しそう言って両手に持っている短剣をクロスさせ首を狙って一閃。


「グォォー」


ベベアは反応できずに私の攻撃をまともにくらい首が飛びました。


私はそのまま左側からキングベアーがいる方へ走ります。するとそれにつられベベアー達私につられて後ろを振り向きました。


「「「グォ!?」」」


私はそのままキングベアーの方へ走ると見せかけ急旋回しベベア達の方に走るとベベアー達は驚きます。


「はっ!」


私は両手を広げその掛け声とともにベベア2体の間を回転しながら首を掻っ切ります。


「「グォォー」」


ベベアの首と血が飛ぶ中私は勢いに乗ったまま素早く左に旋回し他のベベアー達の首をジグザグに走りながら切ります。


「「「グォォー」」」


ベベアー達はそう力なく声を上げ絶命しました。

私は最後のベベアーを倒した終着点に行くと舞さんも全部倒し終わったのか目の前で鎌を構えてこちらを見ていました。舞さんの後ろには首と胴体が離れたベベアー達の死体があります。


(綺麗に刈り取ってますね…死神みたいです…と言うか聖女が死神みたいでいいのでしょうか…)


そんなことを思っていると舞さんが話しかけてきます。


「ミーナちゃんの方も終わったみたいだね」

「はい、舞さんは速いですね…」

「なんか大鎌を持っていると力が湧いてくるんだよね…それで張り切ったら一瞬で終わってたよ」

「なんですか、それ」


私はそう言って微笑む。


「それよりキングベアーも倒そうか」

「そうですね」


私と舞さんはそう言いながらキングベアーの方をみた。さぁ第2戦開始です!

読んでいただきありがとうございます。

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