表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 小説愛好家
4章 旅編
173/193

173話 細道

外に出た俺たちは店を探すため再び歩き出した。


「なんで縦ロールが…」


俺はさっき聞いた声を思い出しそう呟いた。

本当になんでいるんだよ、縦ロール。というか縦ロールのやつ丸くなったと思ったらまた文句言ってたし…


「また文句言ってましたね…」

「前もあんな感じだったの?」


あぁ、そういえばあの時はニーナはいなかったっけか。


「あぁ、最近ちょっと変わったと思ったんだけどな」

「料理のこととなるとああなるんですかね…」

「今度また言い聞かせましょうか…」


サーシャはそう言って左についてある剣の鞘を左手で触る。

縦ロール終わったな…まぁ今回に関しては手助けはしてやらない、だって完全に縦ロールが悪いもん。


「サーシャ、任せた」


ローザも同じ考えなのかサーシャにそう言った。


「気を取り直して…お店を探しに行こーう!」


俺は気分を変えるため片手を上げそう叫んだ。


「「おー!」」


ミーナちゃんとニーナも片手を上げてそう叫ぶ。

ありがとう2人とも乗ってくれて、誰も乗ってくれなかったらその場で蹲ってたよ…


「あまり大声出すと迷惑ですよ」


サーシャにそう言われ周りを見ると変な目で見られていた。うん、早く行った方が良さそうだ。

そう思い気持ち速足で歩く。


「ミツキ、ちょっとあっち行って見ない?」


しばらく歩くとニーナが俺の肩を右手で叩いて左手で北を指差しながらそう言った来た。

ニーナの指が指す方を見ると小さい細道がある。


「なんか、いいお店の匂いがするんだよね」

「そうか?私にはわからないけど」


ローザが細道の方の匂いを嗅いだ後そう言った。

ちなみにローザ、そういうことじゃないと思うぞ…


「ローザさん実はおバカさんです?」


ミーナちゃんがローザの後ろでそう言った。

ミーナちゃん、確かにローザはおバカさんかもしれないがど直球すぎじゃない?そんな言い方するとローザに怒られるよ。


「ミーナ〜?なんだって〜?」


ローザはそう言いながら怖い笑みで振り返りミーナちゃんを見た。


「ごめんなさい〜!」


ミーナちゃんそう言ってサーシャの後ろに隠れた。


「でも、今のはそういう意味じゃないですよね」

「そうですね、今のは雰囲気を感じ取ったとかの言い回しですね」

「うっ、そ、そんなのどうでもいいじゃないか!さっさと行くぞ!」


ローザはそう言ってさっさと細道に入って行った。


「まだミツキくん行くって言ってなかったけど…」

「まぁ、ローザを放っては置けないし、行こうか」

「はい!」

「わかりました」

「うん」


そうして俺たちも細道に入った。


「ニーナ店の場所わかるか?」


細道に入り、ローザと合流した後、そうニーナに聞いた。ちなみにローザと合流した地点は正面が壁で左右に道が分かれている場所だった。


「わからないけど、多分こっち」


そう言って指差したのは左側の道。


「それじゃそっちに行こうか」


俺がそう言って左へ進むと皆んなも了承の返事をして俺についてくる。


読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ