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  作者: 小説愛好家
4章 旅編
169/193

169話 ウェスタンの街

投稿遅れました!

縦ロールを手助けすることは出来るけど、強くなりたい理由も知らない俺がそこまでしてもいいのか微妙なところだ。

まぁでもちょっとアドバイスするぐらいならいいか。


「縦ロール」

「なんですの?」

「一つ言っとく、魔法に才能なんていらない、魔法は()()努力で決まる」


俺は敢えて全てを強調した。まぁ流石にこれじゃわからな…


「…わかりましたわ」


え?今のでわかった?すごいな縦ロール。


「本当に今のでわかった?」

「えぇ、全てなんですわよね?」


そこを聞いてくるあたり縦ロールはちゃんと理解してるな。


「あぁ、そうだ」

「じゃあ大丈夫ですわ」


まぁそれを理解した上でどうするかは縦ロール次第だけど…


そんなこと思っていると横から声がかかる。


「ミツキさん!そろそろ街につきますよ!」


ミーナちゃんは馬車の中から身を乗り出し外を見ながらそう言った。


「やっとか…」


俺も馬車から身を乗り出し前を見ながらそう呟く。



「はい!これまで長かったですが、やっと!やっと着きましたよ!ミツキさん!」

「だな!やっと着いたな!」


「「スタート地点に…」」


そう、やっとスタート地点…


(はぁ3日間ですら長く感じたのに後1ヶ月とかどうすればいいんだよー!)


「二人して何をやってるの…」

「自分達で上げてから落すって何がしたいんだ…」


ミーナちゃんと俺が馬車から外に手をぶらんぶらんさせているとニーナとローザがそう言ってきた。


「いや、ちょっと絶望を紛らわそうとしたんだ」

「絶望してるんですの?」

「あぁ、これからの長旅を考えると…」

「まぁまぁこれからの旅も楽しんでいこうよ、ね、ミツキくん」


舞がそう言って励ましてくれる。楽しみなことは色々とあるんだがどうしても長さが…それにしても


「舞はえらく前向きだよな」


俺がそういうとサーシャとニーナが答えた。


「舞さんは寝ているだけですからね…」

「そうだね」


確かに舞は寝ているだけだからあまり気にしてないのか。


「二人とも酷いですよー」


そうして話していると急に馬車が止まった。


前を見ると馬車は門の前で停止しているのでウェスタンの街の門に着いたのだとわかる。


しばらくするとまだ馬車が動き出し、門をくぐった。




読んでいただきありがとうございます。

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