表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 小説愛好家
4章 旅編
146/193

146話 自己紹介

「お主帰ってきていたのか!?」

「ミツキ、帰ってきてるなら連絡をください!」


ミーナちゃんが呼びに言ってすぐにローザとサーシャがリビングへやってきてそう言った。

うん、確かに、連絡しておけば良かった。


「ごめんごめん」

「ミツキくん、おかえり」


俺が謝っていると舞もリビングに入ってくる。


「舞、ただいま」

「それでその方が?」

「はい、ニーナです」

「よろしくねニーナさん」


舞とニーナが挨拶を済ませるとローザが割り込んでくる。


「ほほう、君がニーナか…」


ローザがそう言ってニーナの体を隅々まで見る。


「え、えっと…」


ニーナも困っている。


「くそっ!可愛いじゃないか!」


ローザはニーナから視線を外しいきなりそう言った。

どうしたんだ?ローザのやつ。


「ローザ、どうしたの?」

「いや、お主の初めての女を見定めたまでだ」


ローザが唐突にそんなことを言い出した。


「おい、その言い方色々と誤解を生むからやめてくれ」

「ミツキの初めての女///」

「ニーナも照れるのやめろ、旅に誘った初めての人って意味だから…」

「でも、ミツキの初めての女の人はエルフだったんですね」

「サーシャも乗るな」

「やっぱりエルフの人って可愛いですよね、ニーナさん耳触ってもいいですか?」

「いいですよ」


舞がそうニーナに聞いて、ニーナがそれを了承する。君たち初対面だよね?なんか普通に仲良くない?


「私もいいですか!?」


ミーナちゃんも戻ってきて早々、そう叫んだ。


「うん、いいよ」


俺はニーナにごめんなと言う視線を送ると大丈夫と視線で返ってきた。


「おぉ〜こんな感じになってるんですね」

「なんか気持ちいです!」


舞とミーナちゃんがニーナの耳を触りながらそう感想を言った。


「二人ともくすぐったいです」


ニーナはそう微笑み、耳をピクピクさせながら言う。


「おー!すごいです!耳が動いてます!」

「か、可愛い…」


それから二人はニーナの耳を堪能した。

ニーナの耳を触わるのをやめたのを見計らって俺は自己紹介をするためみんなに話しかけた。


「なんか、グダグダな感じだけど、改めて自己紹介ら。ニーナ」

「はい、ニーナ・フォレストです。えっと、エルフの王女をやっています!」


ニーナがそう自己紹介をすると皆んなは困惑顔を浮かべて俺の方を見た。


「ミツキさん、どう言うことです?」

「ニーナさんがエルフの王女なんて聞いてないんですが?」

「「うんうん」」

「いや、だって言ってないしな、と言うか俺もさっき知ったし」

「はぁ〜お主は次から次へと重要人物を仲間にしおって」

「だから、今さっき知ったばっかだから!」

「次から次へと?」


ニーナがそう呟く。


「あぁ、それも兼ねて自己紹介をしようか?どうせお主のことだニーナに説明していないのだろう?」

「……」


こればかりは何も言い返せない。


「取り敢えずミーナちゃんから」

「はーい!」


ミーナちゃんはそう元気よく返事をしてから自己紹介を始めた。


「えっと、帝国の皇女やってました!ミーナ・ソルトです!よろしくねニーナさん!」

「次は私ですね、私はサーシャ。帝国の騎士団長をしてました。よろしくお願いします、ニーナさん」

「私の番か、私はローザ、帝国のギルドマスターをやっていた。これからよろしく」

「私の名前は石井・舞です。舞って呼んでください!一応聖女です!」


一通り皆んなが自己紹介を終え、ニーナの方を見ると…


「………」


無言で固まっていた。それはもう、岩のように…

あちゃー流石に情報量が多すぎたか…



読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ