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  作者: 小説愛好家
4章 旅編
144/193

144話 帝都

「取り敢えず行こうか」

「うん///」


俺はニーナの返事を聞いてから、ニーナの手を取り再度、結界魔法と"飛行"を使い帝都を目指して進む。


「それでさっき言ってた理由っていうのはなんなんだ?」

「それは帝都についてからでもいい?皆んなにも話しておきたいし…」

「そうか、わかった。それじゃあ早く行った方いいな…皆んなも待ってるだろうし」

「そうだね」

「それじゃあスピードを上げるけど大丈夫?」

「うん、結構慣れたし大丈夫だと思う」

「わかった、それじゃあ」


俺はそう言ってからスピードを今の1000倍にして、進みだす。


ヒュンッ!


ちなみに【絶対障壁】を張っている為、何にぶつかっても安全だ。


「ミツキ、これは流石に速すぎない?てか景色が全く見えないんだけど…」


出発して2分、ニーナがそう言い出した。


「ニーナ、このぐらいで景色が見えなくなるなんてダメだな。もっとステータスを上げないと」

「いや、普通の人なら絶対見えないからね?それに私ステータス高い方だからね?」

「まぁ30分もかからないと思うし、景色は気にしないでいいと思うけどな」


30分なんてあっという間だからな、別に景色を見なくてもいいと思う。


「30分!?ミ、ミツキ、一応聞くけど、それなんの時間?」


ニーナは動揺しながらそう聞いてきた。

そりゃ決まってるでしょ…


「帝都に着くまでの時間だけど?」

「………速すぎるってレベルじゃないよそれ…」


ニーナは呆れるようにそう言った。


「よし、着いた」

「本当に30分…」


帝都の上に着いた俺たちは帝都の西門の近くの茂みに降り、街道を歩く。

しばらくすると西門が見えてくる。


「ニーナはギルドカード持ってる?」

「うん、持ってるよ」

「じゃあ大丈夫か」


そう言いながら進んでいると俺たちは西門に着く。


「身分証の提示をお願いします」


西門に着くと門番がそう言ってきたので、俺とニーナはギルドカードを出した。


「よし、通っていいぞ」


門番にそう言われた俺とニーナはギルドカードを受け取り帝都の中へ入る。


「それで、ミツキが泊まってる宿はどこにあるの?」

「あれ?言ってなかったっけ?」

「うん、聞いてないよ」

「そうか…」


俺はそう言って一呼吸置いてから指で王城を指す。


「ん?なにその指?王城?王城に何かあるの?」

「いや、宿、あの建物」

「ミツキ、ちょっと待って…」


ニーナはそう言って左手でこめかみに手を当て右手で待ったのポーズを取る。


「もう一回聞いていい?宿はどこ?」

「だから王城だって」

「聞き間違いじゃなかった…ミツキ!なんで王城が宿なの!?ミツキは旅人でしょ!?どうやったら王城に泊まることになるの!?」


ニーナは大声でそう俺に問いただす。


「ニーナ落ち着いて…ほら周りの人びっくりしてるから…」


周囲を見ると何があった?見たいな目でこっちを見てる。


「落ち着けないよ!」

「わかったわかったから。後でちゃんと話すから」

「絶対だよ!」

「うん」


なんとか騒ぎにはならなかったな。

それから俺とニーナは王城を目指し歩いた。

読んでいただきありがとうございます。

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