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  作者: 小説愛好家
4章 旅編
105/193

105話 朝の訓練

俺は今剣を構えてサーシャと対面している


「それじゃあいきます!」


サーシャはそう言うと剣を抜き、俺の方へ駆けてくる。

ちなみに今の俺のステータスは大体500万くらい。軽く打ち合うにはこのぐらいでいいだろう。



「おっと」


そんなことを思っていたらサーシャが剣を両手で掴んで上段から振り下ろす様に攻撃してくる。


カキンッ!

俺はそれを剣の刃でガードする。


すかさずサーシャは剣を横薙ぎに振ってくる。


やっぱりサーシャの剣は綺麗だ。剣を上段から横に移動させるときの動作がすごいスムーズで、ほとんど遅れがない。

それから俺はずーっとサーシャの剣を受け続ける。

しばらくして鍔迫り合いになり俺は話しかける。


「サーシャこの短期間ですごい強くなったな。動きが前と段違いだ」

「それはミツキのおかげですよっ!」


そう言いながら俺の剣を押しながらサーシャは一旦距離を取る。


「そういえばサーシャ、少しなら魔法とスキル使ってもいいぞ!」

「わかりました!それではいきます!"風纏""風属性付与"」


そう言ってからサーシャは俺の方に駆けてくる。


(やっぱり速くなったな)


風纏を使っていることもあるだろうがそれにしても明らかに常人の速さを超えている。


「ふっ!」


サーシャはおれの左側から横薙ぎに剣を振ってくる。

俺は右手に持っていた剣を左手に持ち替え防ごうと試みる。


(まずい)


サーシャ俺の剣と当たるギリギリ寸前で右側に回転しそのまま遠心力を使い俺の右側を狙ってきた。


(持ち替える時間は…ないか…)


ものすごい速さで迫ってくる剣を俺は右手を広げて剣を受け止めようとする。

だがサーシャはそれも辞め、流れる様に剣を上に持っていき上段から振り下ろしてくる。


「はぁっ!」


(ギリギリかっ!)


俺は右側に跳ぶことでそれを回避する。

だがサーシャは逃さまいと跳んだ俺を追跡してくる。

俺が地面に着地すると同時にサーシャの剣が俺のお腹目指して横薙ぎに振るわれる。


「はぁぁぁ!」

(やばいな)


それを前宙をしてギリギリで躱し着地する。

着地した直後そのまま剣を後ろに回す。


カキンッ!


後ろから迫ってきていたサーシャの剣を止める。

そのまま身体を回転させサーシャの剣を弾き、そのまま右斜め上から振り下ろす。


カキンッ!!!ズサァァァァー


サーシャは俺の攻撃を剣で受け止める

受け止めた反動で俺とサーシャは地面を抉りながら後ろに後退した。


「あそこまでフェイントを入れてくるとは思わなかった」

「全部防がれましたけどね…」

「いや、結構危なかったし、回避も手一杯だったよ」


実際あそこまで強くなっているとは思わなかった…本当にすごい成長してる。


「そうだったら…いいです…」

「自信を持てサーシャ。サーシャは本当に強くなってるから」

「ありがとうございます」


俺は剣を鞘にしまい、サーシャの所へ歩いていく。


「それじゃあ今日は終わろうか」

「わ、分かりました」

「また明日もやるでしょ?」

「はい!お願いします!」


そうして俺たちは闘技場を後にした。

読んでいただきありがとうございます。

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