104話 俺とサーシャの朝
今回短いです。
ご飯を食べ終え今はソファに座って皆んなでくつろいでいる。
「お主、明日の予定は決めているのか?」
ローザがそう聞いてくる。
「取り敢えず、帝都に戻ろうかと考えているけどローザの方は大丈夫?」
「あぁ私の仕事は終わっているからな。一緒に戻れるぞ」
「わかった。それじゃあ皆んなもそれでいい?」
「はーい!」
「大丈夫です」
「うん」
皆んなが了承の返事をし、明日の予定が決まった。
果たして帰ることを予定というのかは疑問だがそれなりに時間はかかりそうだし、予定ということにしとこう。
「じゃあ明日、三人は飛行魔法を使ってくれ。」
「「「え?」」」
「どうした?」
「ミツキ様の飛行スキルは使わないのですか?」
「私もそう思っていました」
「あーそういうこと…俺の飛行スキルは俺に触れてないと飛べないから四人は無理なんだ、それに皆んなでゆっくり空の旅をするのもいいかと思って」
「なるほどそういうことでしたか。じゃあ仕方ないですね」
ミーナちゃんとサーシャは納得したみたいでうんうんと頷いている。
「お主よ、私…飛行魔法…使えな…」
「さらっと嘘をつこうとするな…」
俺はローザの言葉を遮って言った。
「むー」
ミーナちゃんの真似をしてもダメです。
可愛いと思ったのは内緒だが、年…いや、やめておこう。
「とにかくダメだ」
「わ、わかった…」
ローザは肩を落としながらも一応納得してくれた。
それから皆んなで雑談をしてから部屋に戻り寝た。
「………」
朝、ベットから起きて時間を確認する。
「まだ6時か…」
俺はそう言いながら起き上がり洗面所に向かう。
「ぅん〜」
「起こしちゃったか?」
「いえ、私は大体この時間に起きますので」
「そうか」
歩いているとサーシャが起きてきた。
洗面所で顔洗い戻るとサーシャは着替えをし終わっていた。サーシャ着替えるの早すぎでしょ
「ちょっと剣を振ってきますね」
「そうか、俺も混ざっていいか?」
「ええ、大丈夫ですよ。というかお相手をしてもらえるとありがたいのですが…」
「わかった」
サーシャは顔洗いに行ってから俺と一緒に〈超異空間〉をくぐる。
「へぇ〜中はこうなっているのか」
しばらく歩き付いたのは闘技場みたいな場所。
宿の隣にあり建物の外観は大きい宿みたいな建物だが中は小さな闘技場があるのみとなっている。
あの外観からこれは想像つかないな…
「それじゃあ始めようか」
「はい」
読んでいただきありがとうございます。