103話 約束
ごめんなさい投稿遅れました。
「んんー………」
俺は風呂を上がり部屋でくつろいでいると舞がおきてくる。
「おはよう舞」
「へ?あ、ミツキくん…おはよう…」
まだ眠そうに目をこすりながら返事を返してくる。
「ミツキくん…今何時…?」
俺は舞にそう聞かれ時計を見てから答える。
「今は夜の8時20分だ」
「………」
「そろそろご飯だけど舞はどうする?」
「行く…」
舞はそう言ってから立ち上がり顔を洗いに行く。
「それじゃあいこうか」
舞が戻ってきたタイミングで声をかける。
「うん」
舞はそう返事をして俺と一緒に歪んだ空間を通る。
「お、戻ってきたか」
俺と舞がローザの部屋に戻るとローザがそう言ってくる。部屋を見渡すとテーブルの上に料理が乗っていた。
「もしかして、待たせたか?」
「いや、ちょうど今来たところだから大丈夫」
「そうか」
そう言って俺は舞と一緒にテーブルの方へ行くとミーナちゃんのサーシャがすでに座って待っていた。
「二人共待たせて悪かった」
「料理今来たところですから!」
「大丈夫ですよ」
そう言われ俺は席に座る。
「ごめんなさい私が寝ていたせいで…」
「気にしないでください、それより早く食べましょう」
「そうだな」
それからローザも席に着き、皆んなでいただきますをして夕食を食べ始める。
「そういえばミツキ様!なんで一緒にお風呂入ってくれなかったんですか!」
「んんっ!んっ!」
なんでその話蒸し返すんだ勘弁してくれ。おかげでむせちゃったじゃん。
俺は水を飲んでから答える。
「いや、だから一緒に入ったよね?」
「私が言ったのは一緒のお風呂にミツキ様と入るって意味ですよ!絶対わかったましたよね!」
…バレてる
「いや、さすがに年頃の女の子と一緒にお風呂に入るのはまずいでしょ…」
「別にいいじゃないですか!私まだ子供ですし、お願いですよ」
「そんなうるうるした目で訴え掛けてきてもダメなものはダメだ」
正直可愛すぎてもう一押しされたらまずい。
「ミツキ様のケチ…」
やっぱこの子最近、素出しすぎな気がする。
しかもなんか拗ねちゃったし…
なんとかして機嫌を直してもらうか。
「そうだな、じゃあ、ミーナちゃんが成人になってからなら一緒に入ってもいいよ」
その頃には多分忘れてるだろうと思って言ってみたんだけど…
ガタンッ!
サーシャは椅子に座りながらびっくりしていて。
カラン!
ローザは食べ物を食べている途中にフォークをお皿の上に落とし…
舞は口をポカーンと開けてこちらを見ている。
え?なにこの状況…
「ミツキ様約束ですよ!私聞きましたからね!」
「あ、うん」
まぁ大丈夫だろう多分。
「ミツキ、では私と一緒に入っていただけませんか?」
「へ?」
サーシャが急にそんなことを言い出す。
「成人していればいいんですよね?」
「な、なら私も!成人しているから一緒に入りたい!」
「な、なに言ってるんだ二人共!?あれはミーナちゃんに限っての話だ!」
「そうですよ!お二人はまだダメです!」
ま、まだ?ミーナちゃんもなに言ってるんだ?
「「……」」
ミーナちゃんがそういうと二人は黙ってしまった。
「2年後にはミツキ様と一緒にお風呂〜♪」
ちょ、ちょっと待て、落ち着け俺。今ミーナちゃんなって言った?2年後って言わなかったか?
落ち着け俺きっとこれは何かの間違いだ。取り敢えず落ち着いてからミーナちゃんになんて言ったのか聞いてみよう。ふぅ〜
「ミーナちゃん今なんて言ったの?」
俺は冷や汗が止まらないながらも聞いてみる。
「2年後にはミツキ様と一緒にお風呂に入れるといいましたけど…」
はいー聞き間違いじゃなかったー終わりましたー。
「お主まさか…」
「あぁ…」
「どうしたんです?」
「あ、なんとなく予想つきました」
ローザと舞はわかったみたいだが、ミーナちゃんはわかっていないみたいだ。
「ミツキ、もしかして成人はい15歳だって知りませんでした?」
「あ、あぁ……」
「「「………」」」
皆んな無言になる。
「皆さんどうしたんですか?」
ミーナちゃんは一人でご飯を食べながら何事もなかったかのようにしている。
ミーナちゃん?聞こえたたよね?俺の発言を撤回させないように私知りませんってやったたら相当すごいよ。
「まぁなんだかわかりませんけど、ミツキ様とお風呂に入るのは決定ということで!」
「………」
そうして俺たちの夕食は幕を閉じた。
読んでいただきありがとうございます。