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  作者: 小説愛好家
3章 聖女救出編
101/193

101話 オリジナル魔法

「こんにちは」


俺は部屋の中に入って挨拶をするが何故か奴隷たちは怯えていた。

んー警戒されてるな、まぁ敵陣だし仕方ないか。


「君たちに危害を加えるつもりはないから安心していいよ。むしろ君たちを解放しに来ただけだから」


俺がそういうと若干ホッとしたような顔になる。


「それじゃあ今から首についている奴隷の首輪を外すからちょっと動かないでね。あと首輪が取れても騒がないように」


俺は1人の奴隷の元へ行き声をかける。


「ちょっと首輪を見せてもらうよ」


俺はそう言ってから奴隷についている首輪を触る。

なるほど魔力で契約させられていて、契約同様、魔力で鍵がかけられているのか、これなら結構簡単に解除出来そうだな。


俺は手を離し解除する方法を考える。


普通に魔力を断ち切ればいいか、うんイメージはハサミを使って魔力を切る感じでいいか。


ピロン!


(オリジナル魔法【魔力解除】を習得しました)


よし、出来た。

早速使おうか。


「【魔力解除】」


魔力を込め範囲を選択し魔法を発動する。

ここの部屋の地面が光り出し戦闘奴隷たちにかかっている契約を全て解除する。


カランッ カランッ


部屋中から首輪が地面に落ちる音が鳴る。

奴隷たちは俺の言うことを守り騒がないではいるが、シクシクな泣いている者は結構いる。


あれ?このあとどうすればいいんだ?

取り敢えずローザに連絡してみるか。


俺はそう思い、ローザに通信魔法を繋げる。


「ローザ、奴隷たちの解放が終わったんだがこれからどうすればいい?」

((もう終わったのか?))

「あぁ」

((相変わらず早いな、そうだな…今から部下達をそっちに送るから到着したらミツキは戻って来てくれ))

「わかった」


俺はそう言って通信魔法を切った。


「ミツキ様お待たせして申し訳ございません」

「いや、そんな待ってないから大丈夫」


3分ぐらいしてローザの部下達40人ぐらいが到着し、代表の人が俺にそう言って来た。

ていうかどんな速度できてるの?速すぎない?


「ここからは私たちの仕事ですのでお任せください」

「わかった、それじゃあよろしくね」


そう言って俺は扉を出て廊下を歩く。


んーこれからどうしようか、ローザとミーナちゃんの仕事手伝うか?…いやまて、何か忘れてる気がする。


俺は廊下を歩きながら考える。


あ、思い出した、隕石だ…


俺が落とした隕石まだ残ってるよな、あんなの国境に残ってたら国境渡れないぞ。


取り敢えずローザの所へ戻ってこのことを伝えるか。


そう思い俺は廊下を進む。


ガチャッ


「ただいま」

「おかえり」

「おかえりなさいミツキ様」


俺はマスター室に着き、ドアを開け部屋の中に入り、戻ったことを知らせる。


「ローザこれから国境に行きたいんだがいいか?」

「ん?突然どうしたんだ?」

「実は…俺が落とした隕石がまだ残ってるんだ、だからそれを処分しようと思って」

「あぁ、あれか…残ってたら色々不便だな…じゃあお主はそっちをお願い」

「それじゃあ行ってくる」


そう言って俺はまた部屋を出て行く。


今度は一旦下に降りて反対側の螺旋階段を登り砦の上に出る。


砦の外に出ると夕日が差し込み帝国を朱色に染めていた。

綺麗だな…

俺は帝国側を見ながらそんなことを思う。


おっといけない、早く撤去作業をしなければ


俺はそう思い飛行スキルを使い隕石があるところまで飛んだ。


「撤去作業って言っても虚無魔法で消すだけなんだけど」


そう独り言を呟きながら俺は飛行スキルで飛びながら隕石の場所を確認する。


「さて、じゃあ始めますか。【虚無魔法】」


隕石を上から見下ろし虚無魔法を発動させる。


「一つ目」


巨大な隕石が虚無魔法に触れた瞬間音もなく消える。

残るのはえぐれた地面のみ。


「よし、このままやって行くか」


それから撤去作業を繰り返し、10分で撤去作業が終わった。

撤去作業終わったし、ローザの所へ戻るか。


そう思い俺は飛行スキルを使いながら、帝国の砦を目指す。



読んでいただきありがとうございます。

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