表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
願い一つで俺TEEEEな物語  作者: フルッチー
1/1

1話 流れ星に願いを

このページを開いてくださってありがとうございます!こんにちは!こんばんは!シャト乱です!

これが初めての投稿ですのでお手柔らかにお願いします!感想などさまざまな質問にも答えます!

「…ん……」


どれくらい眠っていただろうか…

もう日は落ちて、部屋の窓から見える街並みは満面の星空と月明かりで照らされ、まさに幻想的な空間が広がっている。



俺の名前はベル。この間15歳の誕生日を迎えてやっと念願のギルド登録をしたばっかりのひよっこ(G級)冒険者だ。

登録をする時に個人の能力、所謂ステータスを見て(解析して)もらえるのだが、驚いたことに俺は全く冒険者に向いてなかった。なぜなら俺のステータスは15歳男性の平均値の約三分の一にも満たなかったのだ。


ベル・クラッド / 15歳男性の平均値


ランクG / ランク-

レベル1 / レベル1

体力14 / 体力47

魔力4 / 魔力16

攻撃力8 / 攻撃力23

防御力9 / 防御力26

素早さ9 / 素早さ15

運7 / 運16

属性 火 / 属性1〜3個

所有スキル / 所有スキル

無し / 2〜3個


見ての通りだ。体力以外は綺麗に一桁台に収まっているし、属性も一つ、スキルに限っては一つも所有していない。


「はぁ…」

自分のステータスをギルド登録の時に貰ったカードを通して見ているのだが、一向に強くなる気配がない。


それもそのはずでギルド登録をしてからというもの

自分の弱さからか、魔物との戦闘を躊躇ってしまって

レベルも1のままだからだ。


満面の星空にキラリと一筋の流れ星が落ちる


「強くなりたいなぁ。」

流れ星に向かって無意識のうちにお願いをすると


なんと自分の体が、正確に言うと体のまわりが光の粒で覆われていく。


ん!?!?


光の粒が一つに集まり始め、俺の胸の辺りにスゥッと

入っていく。


頭の中に男でも女でもないような中性的な声が響く。

『固有スキル・強奪 を覚えました。』

『称号・秘めたる野望 を取得しました。』


「は?」


俺の口から出た言葉はただそれだけで次にものを考えたのはしばらくしてからだった。


「で、一体何だったんだ?」

ふと自分のステータスを見てみると、そこには所有スキルの所に固有スキル・強奪という文字があったのだった。

そして、その下には称号という欄があり、秘めたる野望というものが存在するのだった。






◇◆◇◆◇◆◇◆◇





その後、ステータス一覧で強奪の効果を見た時は当然固まった。何故ならその効果とは『強奪の対象者の能力スキルを奪う事が出来る。※ただし対象者の能力スキルについて何を奪うか指定しなければならない。そして相手に触れている必要がある。』


つまり。相手が何の能力スキルを持っているか知っていれば、相手に触り次第その能力スキルを奪う事が出来るって事だ。


ゴクリ…自分の喉がなる音が聞こえた。

これ。ステータスとかほぼ関係なく人類最強じゃね?

ハハ、ハハハハ。


今日は強奪の事で頭一杯だし称号は明日でいいか。

まだ起きてから30分も経っていないが、もう一度布団を被りそのまま眠りについた。








ーーーー翌朝ーーーー



チュンチュン!


小鳥のさえずりを目覚ましに今日一日がスタートした。





おはよう諸君!素敵な朝だね!


そうそう。お楽しみの称号だね?わかってるって

(((o(*゜▽゜*)o)))(((o(*゜▽゜*)o)))(((o(*゜▽゜*)o)))



自分に初めての力がついて嬉しい俺は鼻歌を歌いながら

ステータス観覧をする。



「あったあった。」


ステータス一覧の称号の部分を軽くタッチするとその内容が詳しく表示された。


『称号・秘めたる野望 この称号は元の能力が低い人間がある程度の力を手にした時に手にする事のできる称号。この称号の効果は称号の持ってる人間のステータスを2倍に、そして取得経験値を2倍にする。』



おぉ…。

強奪のスキルもチートすぎるがこの称号の効果もチートすぎる…

まぁ、俺にとっては嬉しい限りなんだが、今の俺にステータス二倍は有難いな。改めて心の中であの流れ星に感謝する。ありがたやぁ〜ありがたやぁ〜



さっそく能力を奪いに行きますかね!

グフフフ






◇◆◇◆◇◆◇◆◇







さて、今私は何処に居るでしょうか…







正解はギルド本部でした!何故だって?分からないのかい?

ここは元々屈強な戦士の集まる所だが、今はそんなの関係ない。

何故なら相手の能力スキルが分からないからな。

強い者でも弱い者でもやはり能力スキルについては隠しておきたいのは当然だ。何故なら襲われた時にそいつが自分の能力スキルについて知っているか知らないかで命を落とす確率が大幅に変わるからだ。



じゃあ何故ギルド本部に来たかって?

そりぁ解析スキルの為さ

今俺が対象者について把握している能力スキルはそれしかない。運がいい事にその能力スキルは強奪と相性が抜群だ。


解析スキルを奪った後はその解析スキルで他の対象者の能力スキルを見れば後は触るだけで能力奪えるっていう戦法さ。


だが、ここで問題なのはその解析スキルを持ってる奴にどうやって

会って、そしてバレずに能力を奪うかだ。


俺がそいつについて知っている事といえばギルド本部の奥でギルド登録する時に一回解析スキルを掛けてもらう事くらいで、名前もわからなければ、居場所も知らない。

一体能力を奪うのにどんだけ時間がかかるやら。


でもこんな所でつまずいていられないよな!俺は絶対この能力スキルで英雄になってみせるんだから!

読んで下さりありがとうございました!

次回もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ