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『SWORD OR SCYTHE』  作者: 稲木グラフィアス
第一章『エンジェルズ』
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第三十四話『モニカを待つ』

「ってぇなぁ! エミリー落としそうになったじゃねぇか!」


「落としたら殺す!」


「どうしろってんだよ」


 エリザベスは何をそんなに起こっているのだろうか。

 俺が何かしたか?


「……ん。あれ、お姉ちゃん?」


「エミリー、今すぐ降りるんだ!」


 エリザベスの言葉に慌てて俺の背中から降りるエミリー。

 だが、寝起きだからか何が起こっているのか理解できていない様子だ。


「大丈夫か? 怖い事されなかったか?」


「え? 誰に?」


「あの変態にだ」


 エリザベスはまっすぐに俺を指差す。

 おい、コラ。

 誰が変態だ?


「別に何も。むしろ楽しかったよ?」


「貴様エクシア! 妹に何をしたぁ!」


「なんで、俺!?」


 恐らく妹思いというやつなのだろうが、俺にとってはいい迷惑だ。






「ってててぇ」


 散々エリザベスに殴られ、体は痣だらけだ。

 まったく、加減って物を知らないのかよ。


「あら、久……エクシア。どうしたの?」


 部屋に帰る前に自販機で何か飲み物でも買っていこうと思って来てみれば、そこにはモニカが先に来ていた。

 随分久しぶりな気がする。


「いや、少し風花先輩とエミリーとで外に出ててな」


「え、何? デート?」


「違ぇよ」


 なんでそんなに目を輝かせていやがる。

 俺は自販機で缶コーヒーを買い、その場で開ける。


「じゃあ、何処行ってたの?」


「……遊園地」


「あら~、両手に花でデートか~」


 だから、目を輝かすなって。

 それに、両手に花って言うか、片手に花束って感じだったけどな。

 最後的には片方、背負ってたし。


「そ、そんな事より。モニカの方はどうなんだ?」


「私? 私は皆と仲良くやってるよ? 初めはエクシアがいきなりエンジェルズに行っちゃって、何でか特別みたいな扱いだったけど、今はそんな事ないし」


 まあ、仲良くやってるならいいか。


「はぁ、何でエクシアだけで行っちゃうかな~」


 モニカは少し怒ったようにいて言う。

 そんなこと言ったって、エンジェルズには天使の加護を受けている人しか入れないんだから、しょうがない。


「なんだよ、寂しいのか?」


「ち、違うわよ。ずるいなって事!」


 俺は風花先輩が言っていた『だって、エクシア君はモニカちゃんの事が好きなんでしょ?』という言葉を思い出し、少しからかってみる。

 だが、やはりそんな気持ちは無いな。


「EXCALIBURに行けたらまた一緒にやっていけるといいな」


「そうかなぁ。EXCALIBURでもエクシアの方が先に行っちゃいそう。AEGISと同じ」


 EXCALIBURもAEGISも同じ。

 つまり、モニカはEXCALIBURでも天使の加護を受けている人の方が優遇されると思っているのだろうか。


「そんな事ないだろう」


「え?」


「EXCALIBURもAEGISも同じな訳無いじゃないか」


「でも、エクシアだけ先に行っちゃうよ」


「そんな事ねぇって。もしそうだとしても、俺は……その」


 俺がモニカの事が好きとかなんて今はどうでもいい。

 俺の今の目標はただ強くなる事。


「待っててやるから」


 モニカの事を待っててやるだけの余裕はあるかもしれない。

 

やっばい、短っ!!

すいません本当に。

長くできませんでした。


後、テスト期間に入るのでしばらく更新できないと思いますのでご了承ください。

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