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二人目の天使様

俺は自分の部屋で正座していた。

「どうしてあんなことになってたんです?」

と、眉間にしわを寄せるティルが少し怖い。

先生に怒られる生徒のように神妙に体を縮めて反省の意をい表明してやり過ごそうとする。

「どうしてって、ランチ食べてたら気分が悪くなって。それから…」

「そうじゃなくて…」

なんだかイラついてるティルをぼんやりみつめ、笑ってしまった。

「なにがおかしいんですか」

「いや、お前、やっぱいいやつなんだな。」

俺の言葉に怪訝そうな顔で近づいてくる。

「どこも食べられませんでしたか」

「食べられてないよ、俺たちは食人種じゃない」

「そっちの食べるじゃありません。」

わかっちゃいるけど、考えたくもない、俺とあいつが?

いやいや、ありえんだろ。

それ以上の追及はなかったもののその日は眠るまでずっと不機嫌だった。

翌日なんとなく顔をあわせずらくて、こそっと出社して、こそっと帰ろうとおもったのだが、やはりこそっと帰るのは無理があった。

そりゃ捕まるわな。

「おい、ちょっと顔かせよ。」

いつの時代の不良の呼び出しか!

店にはいって飲み物とつまみを注文したが、赤川は何もはなさない。

黙りこくったまま手酌で酒を飲んでいた。

聞くなりなんなりなんか話せよ、すんごいきまずいじゃん。

結局1時間なにも話さず、飲んだだけで終了となった。

無駄に緊張してなにも口にできなかった俺はいつものコンビニへ。

しかし、店をでても赤川は俺の後についてきて、一向に帰る気配もない。

もしや、俺の家までついてくる気か?

ちょっとどきどきしながら巻いてしまおうかと考えていた。

すると黒い羽がひらり。

え?ま、まさか?

羽根を拾い上を見上げると、黒い羽毛布団が…

すんごい既視感デジャヴ

バサっと落ちてきたのは今度は黒い羽の天使様。

「なんなんだ、これは」

赤川が叫ぶ。

「これとはなんだ。この天使族の最強戦士サーベル様になにほざいてやがる。・」

こんどの天使様はやけに口がわるい。

俺の腕にお姫様抱っこされたまま、赤川と言い合うのをぽかんとみていたが、ばさばさっという羽音に我に返った。

「赤川、これは夢だ。お前は酔ってる。これは酔っ払いの夢だ。わかったら帰れ。俺も帰る。」

さっきまでの俺のようにぽかんとした赤川をその場に残し俺はまくしたてて、逃走する。

角を曲がった途端ティルが降りてきた。・

「ルゥ、ひろむから離れなさい。」

怒っているのがよくわかる声が響く。

「よぉ、ティ。お前こんなとこでなにやってんだ。早く帰ってこないから、迎えにきてやったぞ。」

っと、お姫様だっこされたままのサーベルがしれっとティルに話しかけていた。

迎え…そうかティルは帰ってっしま…

「迎えって帰り方わかってて言ってるんですか?」

「え?知らん。」

「あなた、一体何をしに来たんですか。」

予想通りだといわんばかりに盛大な溜息をつき、肩に手をおく。

それがなんだか息のあった相棒っぽくてなんだかもやもやした勢いのまま手の力を抜く。

サーベルが自然落下しるのを俺もティルもなにもせず見ていた。

あぁ、これでまた赤川に言い訳しなきゃならないことが増えた…


誤字脱字、文章ミス等多々あると思いますが、見つけ次第訂正していきますので、ご容赦ください。

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