5/11
May10-11
5/10
この雨やんだ頃には
あの霧も晴れるだろう
その時しっかり見ればいい
何をしても何もない今なら
何もしなくても何か起こる
晴れたならその時すればいい
風も暖かく背中押すよ
鳥も軽快に歌うだろう
昨日と違う階段の道
朝露に濡れた花おじぎする
陽射の無い曇りの日何故か眩しい
涙に濡れた道端の花ぐんと顔上げ
庭の花も「今日は大丈夫だよ」私を見守る
ふと思い出してカメラ構える
あなたの大切なあの人が微笑みますように
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5/11
君を想うほどにあの人へ罪悪感
君を想うほどにあの人を愛したこと
いまは叶わない愛に苦しむ
君を想うほどあの人への涙
こんな自分どちらにとっても悪人で
どちらも裏切っているのだろうか
泣き止んだ後はただ呆然と
窓から入る微かな夜風
部屋の静けさ耳が痛い
時計の針構わず流れる
ねえ神様どうすればいい
幸せを得る為に誰かを傷つけてもいい?
それとも何もない場所に留まり続ける?
もうねわかっていること
そう動いても動かなくても誰かが傷つく