僕の彼女はヤキモチを妬かない。
僕と彼女が付き合い出して1年半経つけど...?
彼女は僕にヤキモチを妬かない。
何故? ヤキモチを妬かないのか心配になる!!
いや? 最早、彼女にヤキモチを妬かせたいのである!!!
僕の名前は 『啓二』 22歳で彼女は 『ユメノ』 21歳だ。
僕たちは大学で知り合い、はじめは友達同士から仲良くなり。
何人かいて遊んでいる間に、お互い好きになり付き合う事になった。
まぁお互いと言っても僕の方が一方的にユメノの事を凄く好きだったから。
結構、僕から彼女にアプローチをかけたと思う。
そんなこんなで、付き合って1年半。
彼女は僕にヤキモチを妬かない事に気づいた。
僕が他の女の子と、ユメノの近くで2人で話してても気にもしないでいる。
だから、逆に僕がユメノに聞いたことがある。
『なんで~ 僕にヤキモチを妬かないんだよ~!』
『だって! 啓二、私の事好きでしょ?』
『まぁ、そうだけど...? でも少しぐらいヤキモチを妬いてほしいんだよ~』
『はいはい。わかった! わかった!』
全然、彼女は僕に取り合ってくれない!!!
僕は物凄くヤキモチ妬きだから~! ユメノが他の男といるだけで直ぐにヤキモチ
を妬いてしまうのに......!
『何で? 僕にヤキモチを妬かないんだよ~!!!』
僕は真剣に考えたことがあったんだ!
彼女が僕に対してヤキモチを妬かないのは僕の事が好きじゃないから。
そんな事を想いそれをユメノに言ったら......?
『バチン! そんな訳ないでしょ!』
平手打ちをくらった。
僕は直ぐにユメノに言った。
『ごめん...。 そうなるよね?』
でも、だって! 意味が分からないんだよ~
僕のケイタイ電話だって! 女の子の名前がいっぱい入っているのに......。
ユメノは僕に何も言わない。
それどころか? ケイタイ自体見ない!
普通、女の子って? 彼氏のケイタイとか気になって......?
勝手に見るよね? だから、ワザとユメノが居て目につくところに
置いてあるのに、、、ロックもかけないでいるのに......。
『見ない! 何故見ない? ここまでくると見て欲しい!!!』
◇
でも遂に、ユメノが僕にヤキモチを妬く日が来たのだ!
僕がユメノと共通の女の子と2人きりになってるのを見た時!!
ユメノが僕たちのところに来て、僕の手を引っ張って行った。
『ちょっと話しがあるから来て! それと私の彼氏だから2人で話すのやめて!』
『う.うん。』
僕は嬉しかった。初めてはじめて僕に対してヤキモチを妬いてくれたからだ!
僕とユメノが2人になった時に聞いた。
『なんで? ヤキモチを妬いたの?』
『えぇ!? あの子はダメ! 直ぐに欲しがる子だから~!』
『うん? どういう事...??』
『彼女がいる男を好きになる子って事!!』
『ふーん? そうなんだ~! でも嬉しいよ。』
『何言ってるのよ~ もぉ~!』
なんか! めちゃめちゃ幸せだな~!
好きな彼女にヤキモチを妬いてもらう事。
僕はそれだけでいい。それだけがいい!!!
最後までお読みいただきありがとうございました。