表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/22

ドキドキ!!お守り役さまとの楽しい()日常!!

短いです。

「ねぇ!!スノウさま!!一緒にゲーm

「貴方さまは痛いのがお好きで?」

「はい、真面目に勉強します・・・・・。」


 スノウさまと出会って三カ月ほどたった。今はスノウさまに勉強を教えてもらっているところなんだ。


「ねぇ、スノウさm

「貴方さまは痛いのがお好きなようだ。いいでしょう。私と手合わせいたしましょうか。」

「い、イヤだよ!!」

「さぁ、鍛錬の間に行きましょう。」


 ずるずると城の一室・・・・鍛錬の間に引きずられていく。勉強に関係ないことを言おうとしたのは事実だけどさぁ・・・・これは酷いと思うんだ・・・・。


 

 * * * *



「うわぁあああああん!!!もうこんなの嫌だぁあああああ!!!!!」

「フフフッ、ほらほら、こっちですよ・・・・!!」


 なにこの一方的な勝負!?もう私、毒と蛇と鎌でボロボロだよ!?いや、この部屋は怪我をするたびに癒しの魔法が発動するようになってるけどさ、でもね、精神的にもうボロボロ!!痛みはガッツリ感じるし!どうしてスノウさまはそんな涼しい顔をしてるの!?私だって頑張って斧で攻撃してる!!でもね、能力と身体能力に差がありすぎるんだよ!!!


「シャーァッ」

「蛇ぃー!!!!」


 怖いよー!!!


「おやおや・・・腰を抜かしてしまいましたか。まぁ、仕方ありませんか。お疲れでしょう?」


 そういってスノウさまが手を差し出してくる・・・・。わあっ・・・!!スノウさまに天使の輪がかかって見える・・・・!!


「って、いったい!!」


 スノウさまに差し出された手を掴むと、私の手がジュウッといった。毒だ・・・・・!!手から毒を出したんだ・・・・!!


「酷いよスノウさま!!!」

「何がです?私はただ手を貴方に見せていただけですよ?」


 絶対嘘だ!!だって顔がニヤニヤしてるもん!!


「さぁ、その斧で私に一太刀でも浴びせてみるのです。もしできたら・・・・そうですね、褒めてあげましょう、フフフッハハハッ・・・・!!!」

 

 なにそれ!?ぜったい出来ると思ってないでしょ!!


「とりゃあああ!!!ひえーん、ごめんなさい!!!」


 斧をスノウさまに向けて振り上げる。が、余裕と言った感じでかわされ、挙句の果てに斧が地面に刺さった。ひ、ひえー!!抜けない!!


「ど、どうしようスノウさま!!斧が・・・・抜け・・・・ない・・・・!!」

「フハハハッ・・・・!!!愉快なことだ。その斧、お貸しください。」


 そういって、斧を抜こうとスノウさまが斧を掴み、手に力を籠める。


「抜けない・・・・・。」

「だよねー!!!だからもう手合わせなんかやめて、お風呂入ったら二人で美味しいものを食べようよ!!」


 そっちのほうが断然いいよ!!その後は勿論ゲームだよね!!


「そうですね。そうしましょう。」


 スノウさまが微笑を浮かべながら頷いた。



 * * * *



「わーい!!カレーだ!!スノウさま!!一緒に食べよ!!」


 わくわくわくわく!!


「そうですね。・・・・一緒に、頂きましょうか。」

「うん!!それじゃあ、いっただきまーす!!」

「・・・・いただきます。」


 夜ごはんにしてはちょっと早いけど、お腹空いちゃったんだからしかたないよね!!斧も抜けなかったし。


「あの斧のこと、マリリンに伝えなきゃだね・・・・。やだなぁ・・・・絶対に怒るよ・・・・・。」


 マリリンの笑ってる顔、最近見てないなぁ・・・・・。


「そのことでしたら、私がもう伝えましたよ。私が伝えたことになにやらご不満そうな顔つきでしたが。」


 ひえっ!!「なぜ本人が伝えにこないのです?」とか言って切れてるところがすぐに思い浮かぶよ・・・・・。


「あとで一緒にゲームしようね、スノウさま!!」

「ええ。」


 マジで!?






 

このあとも斧は抜けずに、いつしかオブジェのような扱いになっていきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ