ドキドキ!!お守り役さまとの救済タイム!!
暗い、か・・・・?わかりませんが楽しんでいただけたら幸いです。
「こんばんは。あなたを救いにきました。」
清廉にそして美しく輝く満月のもと、純白のマントが目の前で翻った・・・・・・気がした。・・・・むにゃむにゃ・・・・だって眠いからそんなことわからないよ・・・・・。急に目が少し覚めてなんとなく外に出ただけだし・・・・。布団に戻ろ。
「マリリンです。少し入らさせてもらいますよ。」
そういうと白マントは勝手に私の天幕に一緒に入ってきた。ん?まりりん・・・・・・・・?
「マリリンッ!?」
マリリンだって!?
「ええ、そうです。」
・・・・・・・・・・・。
「・・・・・・マリリン。どこに行ってたの・・・・・・?こんな大変なときに・・・・。」
戦争が始まってからすぐ、お城から姿消してさ・・・・・。
「そんなことはどうでもいいんです。私はあなたを救うためにここにやってきました。」
どうでもいい・・・・・?
「逃げたあとの手配はすべて完璧です。ですから・・・・・どうか、私の手をとって・・・・・・。」
二人で逃げるの?
「・・・・・・そもそもマリリン。マリリンは私を何から救おうとしているの?」
この戦場から?私の地位から?
「このあなたには似つかわしくない戦場という場所から。あなたを縛りつけるその王という地位から。この先あなたに待つ絶望的な未来から。そして、あなたに全くもって相応しくないあの蛇から。・・・・・その全てからあなたを救いだしましょう。」
・・・・・・・・・。
「蛇って、スノウさまのこと?」
「ええ。あれはあなたを裏切っています。そしてあなたを陥れようとしています。」
・・・・・・・・・。
「それは、ないよ。・・・・・・ねぇ、私が一番裏切りを疑ってるのはね・・・・スノウさまじゃないんだよ。」
「では誰をッ!?あれ以外に疑わしきがいると!?」
「君・・・・・・・・マリリンだよ。」
マリリンが凍り付く。
「な、なにを・・・・・・・。」
ごめんね。マリリン。私、もう君を信じられない・・・・・・。
「わ、私は・・・・・・・。あなたのために・・・・・・。あなたのためでしたら・・・・。」
その瞬間、マリリンが私の肩を異常な力でつかんだ。
「あなたはあの蛇に誑かされているのです!!目を覚ましてください!!」
「スノウさまは悪い人じゃない!!」
「あの蛇のどこが!?あなたには見えていないのですか!?あの蛇はあなたへの執着にまみれています!!あなたを誑かし、あなたが堕ちてくるのを舌なめずりしながら待っているのです!!あの嫉妬に満ち溢れた瞳を輝かせて!!」
「見えないよ!!それはマリリンがスノウさまへ裏切りの罪を着せようとしているだけなんじゃないの!?」
「私を信じてください!!あれなんかより、私はあなたとずっと一緒にいるでしょう!?あれなんかよりずっと信じるに足るでしょう!?」
「今のマリリンより・・・・私は・・・・・私は・・・・・スノウさまのほうがよっぽど信じられる!!」
「な・・・・・・・なんで・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
・・・・・・・・・・・・・。
「わかりました・・・・・・・・・。」
マリリンの美しい瞳が夜の闇の中で異様な光を帯びる。
「あなたを世界で一番愛しています。だから・・・・・・。」
その瞬間、私は意識を失った。
お守り役さまは一切登場しません。題名詐欺ですごめんなさい。次あたりが・・・・・・最終話、かもしれません。




