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ドキドキ!!お守り役さまとの瞬間移動タイム!!

最終話になりそうでならない。そしてごめんなさい。投稿かなり鈍いです。次頑張ります。

「シンイさん、あちらの国からまた手紙が。」


 あちらの国ってどこ!?それに今、かなり焦ってんだけど!!たしかヒガンバナがこっちに進軍してきてるんだよね!?だとすると・・・・・遅くとも明々後日にはモクレンに攻め込まれると思うんだけど!!・・・と、思いながらも一応手紙を受けt


「うわああああああああああっ!!!!!!!!」


 どすん


「いったー!!!!!」


 今!!手紙に触れた瞬間!!足元に穴が開いて!!落・ち・た!!!!なにこれ!?


「って、スノウさま!?」

 

 いたんだね。私だけかと思ってた。安心したよ!!いや、スノウさまは私みたいに尻餅もついてないし、普通に立ってるけど!!


「・・・・・・・・・・・なにか御用ですか?」


 え、なにそのクールな対応。それにごめん。ただ呼んだだけ。


「ああ。お前に、ではなく、シンイに、だが。」


 ・・・・・・・どうやらスノウさまが話しかけてたのは私ではなく、私の後ろにいた人だったらしい。多分だけど、この声は・・・・・


「カサブランカ、さま?」

「・・・・・ああ、そうだ。今日は直接謝りたくてな・・・・・。だが、今モクレンは時間に余裕がないだろう。だから、少々魔道具を使って瞬間移動してもらった。」


 ああ、はい・・・・・・・。謝りたいこと・・・・・あれか・・・・・・。


「・・・・・・婚約の件についてだが、

「いいです、わかってます。だから、そんな・・・・辛そうな顔して言わないでください。私は、モクレンは・・・・・・・。」

「いいや、言わせてくれ。私の口から謝りたいのだ。」


 ・・・・・・・・。


「・・・・・・・婚約の件についてだが、なかったことにしてもらいたい・・・・・。今、この状態でモクレンの味方をするのは正直いって厳しい・・・・・・。本当に、本当に申し訳ない・・・・・。」


 ・・・・・・・・。


「・・・・・・・シラユリはそなたとの婚約、実に楽しみにしていた・・・・・。断られても構わないとは言っていたが、本当に、本当にシラユリは・・・・・。今回の件、私のことは許さなくていい。だが、シラユリは、シラユリは・・・・・許してやってくれ。」


 わかってるよ・・・・・・。カサブランカさまのこともシラユリのことも許すとか許さないとか、そういう問題じゃない・・・・・。私はこれまで、二人に甘えすぎてたから・・・・・・・。


「それと・・・・・・シラユリにはこの件・・・・婚約の件をなかったことにしたことはしばしの間、黙っててくれまいか・・・・。シラユリは婚約の話がなくなったことをまだ知らない・・・・。少し時がたったら私から伝えるとしよう・・・・・・・。」

「わかりました。」

「・・・・・・ありがとう。では、戻って・・・・・あ。」


 えっ!?


「・・・・・・申しわけない!!本っ当に申し訳ない!!うっかり来てもらう分の魔道具しか用意してなかった!!」


 ええっ!?


「え、お、お城に備蓄とか、予備とかないんですか?」

「・・・・・・あれはシラユリが勝手に開発したものだからな・・・・。」


 あ、ああ・・・・・・。


「・・・・・・・・なくても問題ありませんよ。」


 えっ?というかスノウさま、ここに来てからやっと二言目だね。


「どういうことだ?」

「教えることはできませんが、魔道具を使わなくても一瞬で帰る方法はあります。」

「・・・・・・そういう怪しげなことをユリであまりしてほしくないが・・・・・。まぁ、私のミスのせいだからな・・・・・。その方法とやらで帰ることを許可する。」

「ありがとうございます。・・・・・では、少々人目のないところに行かせて頂きます。」


 そういえば、ものすごく今更だけどここは・・・・どこ?多分ユリのお城の中なんだろうけど・・・・。


「・・・・・・・ああ、見張りなどつけないでくださいね?私とシンイさん以外に周りに一切人がいないところでやりたいので。」

「・・・・・・わかった。だが、とりあえず庭までは案内しよう。」

「・・・・・ああ、それはお願いいたします。」


 スノウさまがそういうと、カサブランカさまは近くにあったベルを鳴らした。


「はい。お呼びでしょうか。」


 使用人さんはやっ!!瞬間移動でもしたの?・・・・・って、魔道具はないからできないのか。


「アルファルファ、この者たちを

「この城の庭に連れて行ってください。」


 いや、ちょっ、スノウさま、カサブランカさまの言葉遮っちゃだめだよ!!


「・・・・・とのことだ。」


 あ、許してくれちゃうんだ。


「だが、今日は舞踏会だから庭にも少しは人がいると思うが問題ないか?」

「ええ。構いません。ここでやるよりはよっぽどましです。」


 ・・・・・・スノウさまって口調は丁寧だけどなかなかに毒舌だよね。

 

「それでは。」


 そういうとアルファルファさんはそくさと歩きだしたので、スノウさまと二人で慌ててついていく。あ、スノウさまは全然慌ててねえわ。足の長さの差かな?そうだね。足の長さが違うからだね。



 * * * *



「つきました。」


 うん。ついたね。ユリの城のお庭だ。相変わらず百合の花がいっぱい咲いてるね。いや、うちのお城も木蓮の木だらけだけど。

 

「それでは。」


 あ、もういっちゃうの?行っちゃった・・・・。というかアルファルファさん、足、めっちゃ速くない・・・・・?


「ところでスノウさま。一瞬で帰れる方法って?」

「まぁ、お任せください。・・・・・・少し移動いたしますか。ここだと人目がそれなりにある。」


 そうだね。というか、今日はユリのお城が余計に華やかな気がするね。舞踏会やってるっていってたし、その影響かな?人もかなりいるし。花園学園の生徒は舞踏会全員参加だっけ?ということは・・・フレップちゃんに会える可能性があr


 どすん


「ひ、ひえー!!!」


 な、なに!?咄嗟に叫んじゃったけど、今、私何にぶつかった!?なんか顔にサラサラしたものが当たったよ!?あ、あ、で、でも謝らなきゃ!!とりあえず!!なにかの化け物かもしれないけど!!怒られたくないし!!


「ご、ごめんなs

「シンイ!?」

「え・・・・?なんで私の名前を知って・・・・フレップちゃん!!」


 この声は!!この顔は!!私のゲーム友達・フレップちゃん!!


「おやおや、これはこれは。」

「・・・・・お久しぶりです・・・・・スノウさま。」


 もしかしてフレップちゃん、あんまりスノウさまのこと好きじゃなかったり?


「・・・・あれ?いつも一緒にいる人は今日は一緒にいないんだね。フレップちゃん。」

「うん、まあね。」


 よかった・・・・。あの人、苦手なんだよなぁ・・・・。だって私がフレップちゃんに近づく度に物凄い目で睨みつけてくるんだもん。言動も一気にきつくなるし・・・・・。いや、私に限らずフレップちゃんに近付く人間に対して全員その対応みたいだけど・・・・。特に私に対してあたりがキツいような・・・・?それに、あの人がフレップちゃんの近くにいるとフレップちゃんにとってあまり良いことにならない気がする・・・・。なんだか、あの人・・・尋常ならざる狂気を感じるときがあるというか・・・・・。


「・・・・・・あの人とは縁を切っちゃった方がいいと思うよ。」


 フレップちゃんが不思議そうな顔をする。・・・まぁ、根拠はあんまりないから説得力ないかもだけど・・・・・


「あの人、だっt

「シンイさん、そういう事は口に出すべきではありませんよ。ねぇ?」


 え、どういうこt


「ひっ、ひえっ!!」

「えっ?」


 殺される。一瞬そう思ってしまうほど冷たい瞳であの人がこちらを睨みつけていた。あの瞳から・・・・逃げたい・・・・・・。ぶるぶると震えていると、スノウさまがスッと私の前に出て私をあの瞳から隠してくれた。


「・・・・フレップ。探したのだよ。君は、僕が目を離すたびにどこかに行ってしまおうとするね?」

「さーせん。」

「心が籠っていないのだよ。・・・・はぁ、ここは移動しよう。ここだと叱るにしかれないからね。」


 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い・・・・・・・・


「じゃあ、シンイ・・・・とスノウさま、さようn

「待って!!」

「なに?」

「えっと・・・・えっと・・・・・。ごめん、やっぱいいや・・・・。」


 と、咄嗟に声が出ちゃった・・・・・。やっぱいいって言ったけど、でも、でも・・・・・


「えっと、あの、ばいばい。えっと、今度、一緒にゲームしようね。絶対・・・・絶対だよ!!」


 こ、これだけでも・・・・・・。約束、約束があればもしかしたら・・・・・。


「うん。バイバイ。」


 約束の言葉をもってしても寒気がおさまることはなかった。



 * * * *


 

「なんで・・・・・・なんで・・・・・・・。」


 どうして、どうして・・・・・・。


「どうして一瞬でモクレンに帰れる方法が、あの足元がいきなり抜けて真っ暗の中に吸い込まれるやつなんだよう!!!せめて、あれだって言ってよ!!」

「教えてさしあげてからやってもよかったのですが・・・・・シンイさん、教えたら絶対に抵抗するでしょう?」


 うっ・・・・・・否定は、しない・・・・・・。


 スノウさまに上手く言い返すことができずに唸っていると、私の部屋の外からバタバタと慌ただしい足音が聞こえてきた。そして、勢いよく扉が開かれカリーノが・・・・


「シンイさま!!どこにいっていたのです!?ヒガンバナ王国軍が予想を遥かに上回る驚異のスピードで進軍し、もうモクレンの目と鼻の先におりますのよ!?」


 って、ええっ!?


今更ですが、このシリーズが『花園』シリーズの中で一番話数が多いことに今気づきました。

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