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ドキドキ!!お守り役さまとの衝撃タイム!!

暗い・・・・な。多分。すみません、遅くなりました。

「シ、シンイさま!!」


 うわぁっ!!どうしたのカリーノ!?そんなに慌てて。


「ヒガンバナがっ、モクレンを・・・・・!!!」


 ヒガンバナ!?なにg


「おやまぁ、そんなに慌てて。それに・・・・シンイさんに伝えたいことがあれば全て私を通して・・・・という決まりを忘れたのですか?」


 スノウさま!!それはどうでもいいから、カリーノになにがあったのか聞こうよ!!


「えっと、カリーノ・・・・・。ひさしぶり・・・・。で、なにが起きたの?」


 数か月ぶりくらいかな?ここのところスノウさま以外に会ってないや・・・・。


「ヒガンバナ王国軍が・・・・モクレンに向かい進軍とのことですわ・・・・・。」


 ・・・・・・・・。


「・・・・・・・・・・。」


 やっぱり・・・・・・・・マリリンは裏切ってたのかな・・・・・?あの日から何回もマリリンが手紙をヒガンバナの王城へ届けるのを見かけた。昨日は・・・・鳩から何かを受け取っていた。それに・・・・・普通だったらこういうことはカリーノじゃなくてマリリンが伝えにくる・・・・・。


「同盟は・・・・?」

「この手紙をシンイさまにと・・・・・・・。」


 ヒガンバナの絵が刻まれた封蝋で封をされた手紙が渡された。封を切り手紙を読んでみる。


 このたび我がヒガンバナ王国はモクレン王国との同盟を破棄することになった。国交も断絶とす。また、

 我らヒガンバナの連合国もそちらとの国交を断z


 くしゃり


「・・・・・・捨てて。」

「いや、ですが・・・・・。」

「捨てて。」

「はい・・・・・・・。」

「・・・・モクレンはヒガンバナに徹底抗戦することにしました。・・・・・・戦争です。」

「・・・・・・・・はい。」


 戦争なんて嫌だけど、この国をめちゃくちゃにされるぐらいだったら・・・・・。


「ああ・・・・・!!忘れるところでした。そういえば、ユリから手紙が。」


 そういって、一通の手紙をスノウさまから手渡される。


 ・・・・・あれ?この手紙・・・・・・。なんで・・・・・・?まぁ、いいや・・・・。とりあえず、封筒から手紙をとりだすと、ペンで焦って書かれたような手紙がでてきた。


 シンイ、決断できた?なるべく、早く、早く決断を。この手紙が届いたらすぐにでも返事を送って。絶対。ユリ・・・・・私と婚約して。今だけでもいい。愛なんてなくてもいい。だから・・・・・・。


追伸 彼岸花が前の菖蒲と同じように毒をもち始めたようです。■■■■■■■■■■■■■気をつけて。


 気をつけて、の前は墨で黒く塗り潰されている。なにか書き間違えたのだろう。


 ・・・・・・最悪だ。もう、手遅れだ。たぶん、ユリはヒガンバナともモクレンとも同盟を結んでいるから、モクレンの王である私とユリの王女であるシラユリとの婚約で、戦争になったときモクレンに味方する理由を作ろうとしてくれていたんだろう・・・・・・・。でも、もうシラユリと私の婚約は無理だ・・・。戦争がはじまったあとに婚約をしたとなると、ユリは完璧にアヤメを敵に回すことになる。そんなことはヒガンバナもユリと同じように強大な国だからできない・・・・。強大なヒガンバナに弱小のモクレン、モクレンに何か大きな繋がりがない場合、どちらの味方につくなんて考えるまでもないだろう・・・・・。今回の戦争で、ユリは敵になるか、不参加だ・・・・・・。


「シンイさん、その手紙のお返事、どういたしますか?」


 ・・・・・・・・・・。


「シラユリとの婚約の件はお断りいたします、と・・・・・・・。」


 ・・・・・・私は王として失格だ・・・・。ここは一縷の望みにかけて、婚約を結びたい、とユリに送るべきなのだ。でも、私は・・・・・これ以上カサブランカさまとシラユリを困らせたくない・・・・。完璧な私情だ・・・・。それにこの戦争、私たちの味方につく国は一つもない。勝てる可能性は今はゼロ。ユリが入ったところで勝てる可能性は10%程度だ・・・・・・。ああ、こんなの言い訳だ。私はこの10%に、ユリが味方になってくれる可能性に、少しでもモクレンが勝てる可能性があるほうに賭けるべきだった・・・・ママだったらそうしてた・・・・。私があの二人にこれ以上嫌われたくないだけだ・・・・・。


「・・・・・・・あと、ごめんなさい・・・・と。」


 私の言葉を聞くとカリーノは歯をぐっと食いしばり、目を見開きこちらを見た。


「・・・・・・・本当にそれでいいと思っていらっしゃるのでして?」

「・・・・・・うん。」

「・・・・・・・・・・私たちの王はずいぶんと愚かなお人になられましたのね。」


 そういうと、カリーノはくるりと身を翻し部屋の外へと出ていった。




次話はまだしも、その次あたりは今よりももっと暗いかもしれません。多分。恐らく。あるいは。

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