ドキドキ!!お守り役さまとの別行動タイム!!
こんどは少し早い・・・・?気のせいか。そして若干今回の話は気分が悪くなるかもしれません。まぁ、主人公がマイナス思考だから仕方ないよね!!ってことでお許しくださいませ。
あと、ほんのちょっとガールズラブ要素があるかもしれません。
「色々あったんだねぇ・・・・。でも、これから先は辛いこと、楽しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、全部シンイと一緒にユリも背負うよ。」
会ってない間に起った事を話していたら、シラユリが突然こんな事を言いだした。
「えっと、私がシラユリと婚約したらってこと?」
「・・・・ううん。そうじゃなくても。友達として。幼馴染として。大切な家族の一人として。」
「家族・・・・・?」
「うん、家族。私はシンイのことを家族の一人だと思ってる。」
「シラユリが私の手のかかる妹?」
「ぶー!!手がかかるのはシンイの方でしょ!!だからシンイがユリの妹!!」
そういうと、シラユリは私のことを突然ギュッと抱きしめた。
「信じて。私はいつだって絶対にシンイの味方だから。シンイが私と婚約をしない、という道を選んでも、私がモクレンへの支援をやめさせないから。」
シラユリはそう耳元で囁くと、クスクスと笑いはじめた。
「ああ、私って馬鹿だなぁ・・・・。婚約しなければ、モクレンへの支援をやめるって言っちゃえばシンイは絶対に婚約を断れないのに・・・・・。」
・・・・・・わからない。シラユリは私のことを本当に本気で愛している?私がシラユリが抱いていると思っていた感情はすべて間違い?シラユリは私のことを真に愛してくれている?
「おやおや、お熱いことだ。独り身の私には少々刺激が強すぎますねぇ。」
ん!?この声は!?
「スノウさま!!」
シラユリの腕をほどき、ゼロ距離だった体の距離を少し離す。
「ンフフ、ただ今戻りました。」
あ、お帰り!!逃げたけどちゃんと戻ってきたんだね!!
「というか、スノウさまどこに行ってたの?」
「言うほどでもありませんよ。ところで・・・あちらの方で貴方さまを呼んでいる方がいらっしゃいましたよ。」
ん?貴方さまってシラユリのこと?
「誰が呼んでるの?面倒だから行きたくない。」
「たしか・・・・リコさま・・・・と名乗っていらっしゃったような・・・・・・。」
その言葉を聞いた瞬間、シラユリはチッと舌をうち、何かを呟いた。
「えっと・・・・大丈夫・・・・・?」
「大丈夫だけど・・・・。」
いや、大丈夫じゃないように見えるけど・・・・・。主に顔が。むっちゃ歪んでる。絶対に面倒だとか思ってる。
「ごめん、ちょっと用ができた。しばらくしたら戻ってくるから。」
そういうと、シラユリはどこかへと駆けていった。
「・・・・・・行っちゃったな・・・・。」
できればもう少し傍に居てほしかったな。
「・・・・信じてはいけませんよ?シンイさん。」
「はっ?なにを?」
「あの方の愛を、です。」
ああ、そういうことか・・・・・。
「貴方はあの方に貴方に対する愛がないとお思いではなかったのですか?」
「わからない・・・・。ないと思ってたけど、わからなくなった・・・・。」
「ああ、何かを言われたのですね?貴方は惑わされただけです。」
「でも・・・・もしかしたら本当に・・・・・。」
「いいえ、あの方は貴方を独占しようとしているだけ。そのために甘言を吐いたのでしょう。」
「そうなのかなぁ・・・・?」
「貴方のあの方の愛を信じたい、という気持ちをあの方は利用したのでしょう。」
・・・・・・・・・。
「貴方には可哀想ですが、これが現実です。」
「・・・・・・・・・・・・。」
・・・・・そうだよね、私を愛してくれる人なんてやっぱり居ないよね・・・・・・・。
「ああ、悲しそうな顔をしないでください。シンイさんを愛する人は今ここにいます。」
そうだったね・・・・・。ありがとう、スノウさま・・・・。
「お、そこにいるのは!!」
いきなり誰かが話しかけてきた。そして緑のドレスが飛びかかってきた。
「シンイ!!」
だっ、だれ!?なんで私の名前を知ってるの!?暗殺者ですか!?暗殺者ですね!!わかります!!
「私だよ私!!」
やっと顔が見えた。って、あ!!
「フレップちゃん!!」
フレップちゃんだ!!わーい!!会えた!!
「ひさしぶり。元気にしてた?」
「うん!!フレップちゃんは?」
「もちろん!!」
ニコーっと微笑みながらしばらく二人で見つめ合う。
「おやおや、仲がよろしいようで。」
スノウさまが私たちの声をかけるとフレップちゃんの顔がきょとんとなった。
「えっと・・・・?どちらさま・・・・・・?」
あ、これまで会ったことなかったもんね!!
「ああ、これはこれは。申し遅れました、私はシンイさんのお守り役をしている者です。どうか、スノウとお呼びくださいませ。」
「はぁ・・・・・。私は・・・フレップです・・・・。」
なんか、フレップちゃんが警戒してる・・・・。まぁ、スノウさまって不審だしね。
「フレップー!!フレップー!!どこにいるのだね?」
うわぁ・・・・。私の苦手なあの人の声がする・・・・。フレップちゃんを追いかけてきたんだろうなぁ・・・・。
「あー、ごめん。ちょっと面倒なのが来たから・・・逃げるね!!」
そういうと、フレップちゃんはピューっとどこかに行ってしまった。
「って、逃げるの!?」
絶対こっちに来てるじゃん!!あれに私だけで対応しろと!?
「フレップ?」
うう・・・・。ここにはいませんよーだ・・・・・。
「はぁ・・・・・。」
ミスルトゥ・ヤドリギは私をチラッとホッキョクグマも凍るような目で睨むと、すぐどこかへと消えていった。なんか知らないけど、私ってあの人に物凄く嫌われてるんだよなぁ・・・・。
「ああー、ただいまーシンイー・・・・・。」
あ、シラユリ。お帰り。
「ああ・・・!!申しわけありません。本当はもっとお二人で仲良くしていただきたいところなのですが、そろそろ時間です。部屋にもどらなくては。」
え?早くない?別に私は構わないけど。
「えー・・・・・。別にまだよくない・・・?」
「いえ、明日のかなり早い時間にここを出るのです。ですから、なるべく早く寝ていただかないと。」
えっ!?そうだったの?
「普通に明日もゆっくりししていけばいいじゃん。」
「残念ながらそうはいきません。」
「えー!!シンイぃー!!」
「え、いや別の私は明日ものんびりすればいいとおm
「さぁ、お部屋に帰りますよ。」
そして私はスノウさまにズルズルと部屋へと引きずられていったのだった。
あともう少しで最終話・・・・・かもしれません。




