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神話級対戦、巨人対巨人2

「リュアッ!」


 気合いと共にイルミネート光線を発動。

 俺を中心に三角錐のように虹色の防壁が出現する。


『説明しよう! イルミネートシェルターは自らをピラミッド型の防壁に包むことにより全方向からの攻撃を防ぐイルミネート光線で作れる最高の防壁なのである!』


 桃栗のヤツは、誰に言っているのだろうか?

 ああ、隣には小出がいるんだっけか?

 わざわざこちらにまで説明聞かさなくてもいいだろうに。お前はアレか? 昭和のアニメを真似たいのか?


 逆鱗の眼光が二対、俺に向ってやってくる。

 しかし、イルミネートシェルターに弾かれ、斜め上空へと反射されていった。

 このイルミネートシェルター、イルミネートバリアーを薄く引き延ばしたような状態なので、防御効果はバリアより低い。


 しかし、斜めに設置されるため、光線などは直撃せずに曲がっていくのである。そのため、直撃するよりは威力が殺がれてシェルターに当る。

 結果的に言えばバリアが耐えれる威力と同等までなら耐えられる。

 もちろん、三角錐の側面に垂直に攻撃が当ると、ほぼ確実に破壊されて俺まで貫通してくるだろうけどな。


 光の攻撃が収まる頃には、発射したバリアが一つ目兄貴にぶち当たり、もんどりうって転げまわっていたのだが、俺はそいつに近づく事は出来ない。

 イルミネートシェルター中は移動が出来ないのが欠点だ。


 イルミネートシェルターを切り、即座に倒れた一つ目兄貴に走り寄る。

 その頃には残念ながら相手も立ち上がってしまっていた。

 だが、戦闘態勢にまではなっていなかったため、腕を掴んで振りまわす。

 バランスが取れていなかった一つ目兄貴が驚きの声を上げるが、俺はそのままもう一匹の一つ目兄貴に放り投げる。


 勢いを付けられた一つ目兄貴はプロレスのロープへと投げられる選手のようにもう一匹の方へと向かって行く。慌てた顔をしているのだろうか、悲鳴じみた声が双方から洩れる。

 そして、回避することなく互いにぶつかっていた。


「リュアッ」


 俺は即座にイルミネートスラッシュを使用。

 ぶつかった二体と背後にいた十体の巨人族を纏めて二分割に引き裂いた。

 さらに残った一体の一つ目兄貴に走り寄り、跳躍からの飛び蹴り。


 蹴りを喰らって仰け反る一つ目兄貴の腕を掴み取り、背中を向けて抱え上げると、そのまま一本背負いで投げ飛ばす。

 地震が起こったように大地が揺れた。

 歩兵部隊がおもしろいくらいに巻き添えを喰らって行く。


 よし、今のでまた50体くらいは倒した!

 ついでにもう一度イルミネートスプレッドを行い周囲の巨人族を軒並み沈黙させる。

 そろそろ一息付くかと思ったが、どうやら俺に休む時間は無いらしい。


 巨人族の人数は約八千。今闘って沈黙させた数は50も未たない。

 イルミネートの力……持つだろうか?

 さすがにこれだけやってまだまだ敵がいるかと思うと、ちょっと鬱になってくる。


 だが、薬藻にこちらは任せろと言ったんだ。

 巨人族は俺が殲滅する。それが、俺の正義だ。

 一息だけついて、再び戦闘態勢を取る。


 現れたのは坊主頭の一つ目巨人。袈裟衣とでも言うべきか。僧が着ているような服を着ている。

 そいつが目に見えるだけでも五十体はいるだろうか?

 全く、これはさすがに骨だぞ。これで増渕さんが復活してなかったら薬藻殴る。アトミックマン状態で思いっきり殴りつけてやる。


「リュアッ」


 イルミネートスプレッドで先制攻撃を仕掛ける。

 他にも幾つか技はあるが、一対一を目的としたモノが多い。多数を相手取るならやはりこの技が一番使いやすい。


 おそらく一つ目入道と呼ばれる巨人族だ。こいつらがどんな攻撃を持っているかは知らないが、一撃で半分は潰す!

 イルミネートスプレッドの虹色光線が一つ目入道たちを襲う。

 しかし、当る直前一つ目入道たちは何かをぶつぶつと呟く。


「!?」


 イルミネートスプレッドが当る直前、一つ目入道を覆うように現れたバリアのようなモノに弾かれる。

 クソッ、こいつら防壁魔法を唱えるのか。


「リュアッ!」


 イルミネートスラッシュで一体一体仕留める作戦に切り替える。

 しかし、これも魔法障壁に弾かれた。

 まさか全攻撃が弾かれるのか!?


 必殺を潰された俺は思わず戦慄する。

 こうなると肉弾戦で一人一人確実に潰さなければならなくなる。

 どうする? と自身に問いかけている時だった。


 俺の頭上に影が差す。

 なんだ? と思い真上に視線を向けた俺は、空を覆うように飛行する13名の竜を見た。

 ついに、あれが戦場に投入されるのか……


 自分だけには任せられないのかと残念に思いながらも、正直助かったと思う気持ちが二律背面で俺に纏わり付いてくる。

 けれどすぐに俺は(かぶり)を振って、竜達の援護を始める事にした。


 そして、巨人対竜による神話級の対戦が幕を開くのだった。

人物紹介(仮)


 伊藤信之いとうのぶゆき

    アトミックマン・ヘルト

 桃栗マロン(ももくりまろん)

    高次元生命体・異世界制作者・この世界の女神


 部隊構成(仮)


  魔王軍

   第一部隊 機動部隊(魔獣のみの構成)約2万 壊滅

   第二部隊 騎馬部隊(魔獣に騎乗した魔族)約2万 壊滅

   第三部隊 歩兵部隊(魔族のみの構成)約4万 残り約2万

   第六部隊 巨人部隊 約7千

   第八部隊 奇襲部隊 約2万5千

   第四部隊 重歩兵部隊(高ランク魔族のみ)約1万 残り約百体

   第五部隊 巨大獣部隊(攻城用・魔獣魔族混合) 約3千数百体

   第七部隊 精鋭兵・魔王 約百名


  フルテガント王国軍


   第一部隊(王国軍冒険者人猫族混合) 約7千名

   第二部隊(勇者王国近衛兵暗部精鋭兵等)約9百名

   魔法部隊(王国軍冒険者エルフ族混合) 約7百名

   負傷者               約2千名

   死者                約7百名

   完全死               528名

   医療部隊(王国軍冒険者妖精族混合) 約5百名

   南方防衛部隊(魔法・医療部隊混合) 約6百名

   遊撃部隊テイムモンスター25名

   竜部隊(赤龍王と黒竜は含まず)13名


 魔王軍戦経過報告(仮)


 ・大井手真希巴、ヌェルティス、増渕菜七による広範囲魔法での先制攻撃。


 ・三人の退却後、魔王軍機動部隊(獣部隊)を罠に嵌める。


 ・魔法部隊による追い打ち。


 ・機動部隊壊滅。


 ・龍華出陣。敵軍中央(重歩兵部隊)にて無双開始。


 ・機動部隊の後詰、騎馬部隊と第一部隊が激突。


 ・騎馬とさらに後詰の歩兵部隊が合流。


 ・綾嶺の自業自得な危機で超幸運効果発動により大井手が助っ人に入る。


 ・重圧魔法が無くなり騎馬部隊が本格的な行動を開始。


 ・大井手が持ち場に戻り魔法再開。


 ・騎馬部隊と歩兵部隊の一部が左右の森へと侵入。遊撃部隊が迎撃。


 ・巨人部隊最前線に出現。


 ・巨人部隊一つ目兄貴たちによる一斉射。


 ・増渕により一斉射の防衛成功。体力が尽き増渕死亡(仮死)。


 ・巨人族対巨大宇宙人&竜族


   ↑いまココ


 ・南方防衛戦

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