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大好きな家族に溺愛されて、ちびっ子3男今日も元気にもふもふ変身練習中!!  作者: ありぽん


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63話 僕はお化け? 叫ぶ魔獣さんと妖精さん達

「こんらっど、ぼくちゃんとごあいさつ」


「え、ええ、しっかりご挨拶できておりました」


「でも、何もお話ししてくれない」


「そ、そうですね」


 魔獣さんと妖精さん達が、何も言ってくれないから、僕のご挨拶ダメだったのかと思って、コンラッドに聞いちゃったよ。でもちゃんとご挨拶できてたみたい。じゃあ何で、誰も何も言ってくれないの?


『もっくん、まじゅうさん、ぼくのことばわからない?』


『分かるはずっチュ。俺達分かるっチュから』


『ねぇ、みんな。どうして何も言ってくれないの? もしかして住んでいる場所が違うから、ここにいる魔獣達は、人間の言葉が分からないとか? でも今ルーパートは魔獣だよね? だから分かるはずなんだけど』


 そう、ペッチャが魔獣さんと妖精さん達に話しかけたよ。その瞬間。


『わー!? 人間が喋ったぁ!?』


『人間が魔獣で、魔獣が人間で? 喋ったぁぁぁ!?』


『ぎゃあぁぁぁ!!』


 どこかの魔獣さんか妖精さんが叫んで、またみんなが慌てて、あっちこっち走り始めちゃったんだ。何々、こんどはどうしたの? 人間はお話しするよ? 魔獣さんもでしょう? 


 僕、今の魔獣さん達、どこかで見たことがある。う~ん、どこだっけ? う~んう~ん……。あっ、思い出した!! 前にテレビで見たんだよ。


 お化けが出てくる物語で、後ろにいたお化けに気づいて、みんなが叫びながら逃げていくの。その時の顔と、驚き方にがそっくり。もう! 僕はお化けじゃないのに。


「みんなぁ、どしたのかなぁ?」


『なんか最初から良く分からないっチュ』


「わからない?」


『そうなんだよねぇ、いまいち良く分かんないんだよ。だから最初にルーパートに、悪い魔獣と妖精達かって聞かれた時も、ちゃんと答えられなかったんだ。だって向こうも、僕達のこと、悪い人間と悪い魔獣? なんて言ってたんだもん』


「ぼく、わるくない」


『それはもちろんそうよ! でも、向こうは悪い人間だったらどうしようって、あの魔獣達に命令して襲ってくるかな、とか言ってたの。しかも私が1番強うそうで怖いなんて言うのよ。こんな綺麗でか弱い私に対して、まったく失礼しちゃうわ!』


『なんだよ、あってるじゃないかよ』


『あ゛? 今なんて?』


『あっ、ち、違うぞ。俺達の中で1番お前がしっかりしてるだろう? 俺なんてほら、毛はボサボサだし、もしかしたら、どこかに食べかす付いてるかもしれないし。だからしっかりしてるお前を見て、1番強く見えたんじゃないか? うっ!?』


『ああ、ごめんなさいね。足踏んじゃったわ』


『ちょっと、今はこっち集中してよ。こっちを止めないと話しもできない。なんか様子的に、僕達を襲ってくる感じじゃないから、さっさと話しをしてさ、もしも家に帰れそうなら帰ろうよ』


『そうっチュ。早くお話しっチュよ。シエラお姉さんの強いのどうでも良いっチュ』


『ど、どうでも良いですって!?』


『今はどうでも良いよ。あの慌ててない、みんなを止めようとしてる魔獣達と、話しができないかな?』


『あんた達、帰ったら覚えてなさい』


「ルーパート様、どのようなお話しを?」


 慌ててない魔獣さん達と、お話ししてみようって決まった時、コンラッドが聞いてきたから、今決めた事を話しました。


 お話しを聞いたコンラッド。最初は危ないんじゃないか、もしも今の慌てているのが向こうの作戦で、近づいた瞬間襲われたらって。最初は、魔獣さんとお話しするの反対したよ。


 でもペッチャ達が、コンラッドとお話ししてくれて。コンラッドが分かりましたって言ってくれたの。僕はこの時、みんなのお話しをコンラッドに伝えてただけ。難しいお話しはペッチャにお任せです。僕はその間、オオカミさんに似ている魔獣さんを心配してたよ。


 みんな慌てて走り回ってるのに、オオカミ魔獣さんは、お口開けて固まったままだったんだ。魔獣さん達とお話しできて、これからどうすれば良いか分かったら、あのお口閉じてあげなくちゃ。

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