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5話 またまた間違った神様、とっても凄いパパとお兄ちゃん達

 でもね、新しいお家に行ったら、次にお父さんとお母さんに会うまで、自分の事もお父さん達の事も、今までのこと全部忘れてるはずだったのに、僕は全部覚えていたんだよ。また神様が間違っちゃったみたい。


 ダメダメな神様だよね。これからは間違っちゃダメ、ってお父さんとお母さんに、いっぱい怒られたのに。


 でも……、僕はちょっと嬉しかったです。だってずっとお父さんとお母さんを覚えていられるから。


 そして僕は、新しいパパとママ、お兄ちゃん達が大好きです。えっとパパは侯爵っていう、とっても偉い人みたい。ママがその後教えてくれたよ。


 僕が来たこの新しい世界には、絵本に出てくるみたいなお城があって、王様もいてね。パパはその王様の次にくらいに、偉い人みたい。

 お仕事は、僕達が住んでいる街を守ったり、そこに住んでいる人達を守ったり。それに、危ないことがないか調べて、もしあったら解決するのが、パパのお仕事なんだって。


 他にもたくさんの仕事はあるけど、僕には分からないことばっかりみたい。大きくなったら分かるようになるわよ、ってママが言ってました。


 それから時々、お仕事の時に、パパとレオンハルトお兄ちゃんは変身するんだ。お仕事じゃない、何かご用事がある時も変身するけど。

 エリオットお兄ちゃんも、パパ達をお手伝いする時や、訓練する時、遊びに行く時に変身するよ。


 パパ、とっても凄いんだぁ。この世界には動物に似ている魔獣って言う生き物がいて。パパ達は何でも好きな魔獣さんに変身できます。


 ドラゴンとか、地球のへびに似ているけど、蛇よりももっともっと大きな、新幹線みたいに長くて太い、ヘビモスっていう魔獣さんでしょう。

 それからクマさんに似ているけど、クマさんの2倍くらい大きくて黒い、シャドウベアってい魔獣さんに。サンダーウルフっていう、体が雷がバチバチしてる、オオカミさんに似ている魔獣さん。触ってもバチバチしないんだよ。でも攻撃する時はバチバチになって危ないけど。


 そんなに大きな魔獣さんに変身して、お家壊れない? って思うでしょう? それは大丈夫。僕のお家、とっても大きいんだ。5階建てで、横にもびよ~んと広いの。

 それにお庭もとっても、と~っても広いから、パパ達が大きな魔獣さんに変身しても、ぜんぜん大丈夫なんだ。


 他にも大きい魔獣さんばっかりじゃなくて、もう少し小さな魔獣さん達や、僕の手くらい、とっても小さな魔獣さんにも変身できるよ。


 そしてお兄ちゃん達は、パパとお爺ちゃんの次に凄いの。でも、僕は凄いと思うんだけど、パパ達はまだま沢山練習しなくちゃダメって言うんだ。


 僕ね、そのままのお兄ちゃん達と遊ぶのも、変身したお兄ちゃんと遊ぶのも大好き。今日も本当は遊びたいけど。でもお兄ちゃん達はやらないといけないことがいっぱい。だから我慢なんだぁ。


 そして僕。僕ももうすぐ、いっぱい変身できるようになります。たぶん? う~ん、お兄ちゃん達は沢山練習って言ってたから、僕も沢山練習しないと、いっぱい変身できない? 

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