33話 『ディメンションストレージ』の成功?
最初に教えてもらったのは、魔法を使う時の事。魔獣さんに変身する時は、魔力シューと、魔法のことを考えて、それから魔獣さんの事を考えるでしょう? それと途中までは同じなんだ。魔力シューと、魔法の事を考えるところまで。
この後が違います。魔獣の事を考えるんじゃなくて、小屋の事をかんがえるんだよ。えっと、お庭にはお庭を綺麗にするための道具がしまってある小屋や、いろいろな物をしまってある、大きな小屋があります。その小屋の事を考えるの。
小屋は荷物をいっぱいしまえるでしょう? 『ディメンションストレージ』もいっぱい物がしまえる魔法だから、小屋の事を考えると、魔法が使いやすいんだって。それに大きな大きな小屋を考えると、それだけたくさんの荷物が入るようになるみたい。
他にも、地球のお馬さんや牛さんが居る小屋があるでしょう? 僕のお家にも馬車を引いてくれる魔獣さんや、ミルクをくれる魔獣さん達がいる大きな小屋があって。その小屋を考えても良いみたい。
パパの『ディメンションストレージ』の荷物をしまえる広さは、魔獣さん達の小屋が10個分くらいあるから、大きい物でも、何でもた~くさん入れられるんだって。
だけど僕は、まだまだ小さいから。これから練習して『ディメンションストレージ』が使えるようになっても、最初は中に入れられる物が少ないみたい。
でも練習を続けて、僕も大きくなると、どんどん入れられるものが増えるから、頑張って練習しなさいって言われました。
あと、やっちゃいけない事も聞いたよ。絶対に魔法の中に入らない事。中に入ったら迷子になっちゃって、お外に出られなくなっちゃうかもしれないんだ。それに怪我をしたり、もしかしたら死んじゃうかもしれないんだって。だから絶対に中に入らないってお約束もしました。
そしてお話しを聞き終わったら、モック達が僕は空間魔法が使えて良いな良いなって、僕の周りに集まってきたよ。
それから、魔獣さんの中にも荷物をしまえる魔獣さんが居るけど、モック達の知り合いにはいないから、僕が魔法を使えるようになったら、荷物を入れさせてねって。
僕、パパに貰ったマジックバックもあるから、みんなの荷物持ってあげられるんもんね。僕何でも入れてあげるよ。
そんなお約束を、みんなでした時でした。モックがね。
『魔法、まだ出来なくても、魔法使ってる真似してみるっチュ。みんなで真似っこするっチュよ!!』
って言ったんだ。だからみんなで、『ディメンションストレージ』の真似をしようと、1列に並んだの。それで僕は、パパに教えてもらった通りにやってみたんだ。
魔法シューと、魔法のことを考えて、大きな小屋を考えるのね。それでみんなで一斉に、
『『『ディメンションストレージ!!』』』
「でぃめんしょんしゅとれじ!!」
って叫んだの。そうしたらブワンッ!! ってパパみたいな、鏡みたいな薄い光ンプ丸が、僕の前に出てきたんだ。
僕もみんなもビックリ。でもパパと同じだから、荷物が入るかも!! でも僕の魔法だから早く消えちゃうかも!! と思って。僕達は木の実とか、焼き芋とか、急いで入れてみました。
そうしたら、やっぱりパパのみたいに、シュンッ!! って入れた物が光の中に消えたんだよ。




