表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大好きな家族に溺愛されて、ちびっ子3男今日も元気にもふもふ変身練習中!!  作者: ありぽん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/64

24話 パパ達が迎えに来たから帰りましょう

「あれぇ? パパのこえ?」


『あっ!! 誰かこっちに来てるね』


『今、ルーパート、パパって言った?』


「うん、パパのこえ。それとおにいちゃのこえ!!」


『そっか、じゃあ来てるのはルーパートのパパ達かも。人間のままだとここには入って来られないから、変身して来てるよね?』


『パーティー、長かったかな?』


『でも木の実、3個しか食べてないぞ。みんなも同じくらいだろ? だからそんなに長い時間、やってないはずだぜ』


『でもほら、パーティーの前に言ったじゃん。勝手に連れて来ちゃったし、みんな心配してるかもだから、《《早く》》パーティー終わらせて、ママの所に戻そうって。心配で先に向こうが来ちゃったのかも。僕、迎えに行ってくるよ。ここのトンネルは、うねうねいっぱいあるから、ここまで来られないかも』


『じゃあ、俺も行くぜ!!』


『お、俺もっチュ!!』


 僕を連れて来たモコレットと、お話しいっぱいモコレット。それから他にも何匹かの魔獣さんが、パパ達を呼びに行ってくれました。


 うん、パパ達はすぐだったよ。モコレットに変身したパパもお兄ちゃん達が、お話しモコレットの後ろから、お部屋に入って来たました。


「パパ!! おににちゃ!!」


「ルーパート!! 無事か!?」


「ルー!! どこか怪我は!?」


「ルー、具合が悪くないか!? ……無事、怪我、具合? これはどう見ても、そんな感じじゃないな」


 僕はパパとお兄ちゃん達に抱きつきます。


「……この様子、本当にパーティーをしていたのか?」


『ね、言った通りでしょう? みんなで初めましてと、友達になれて嬉しいのパーティーしてるって』


「はぁ、まさか本当だったとは」


『パーティー楽しいぞ!!』


『ルーパート一緒だから、とっても楽しい!!』


「……そうか。しかし、この子の母親がとても心配している。他の者達もだ。パーティーは楽しいだろうが、そろそろ帰らなければ」


『うん、そうだよね。僕達も心配してると思ってたんだ』


「なら先に戻って来てくればいいものを」


「なんでパーティー始めてるんだよ。どれだけ俺達が心配したか。それが来てみればパーティーだもんな」


「はぁ。心配だけではない。いつルーパートの変身が、解けるか分からんからな。詳しい話しをする前に、ルーパート、外に出るぞ」


「うん!!」


『待って、じゃあこれお土産。さっきした約束、今度からはいつでも遊べるけど、今日は今日だからね。今日はこのお土産持って帰って』


『俺が見つけた木の実っチュ!! それからみんなの宝物だっチュよ』


 お話しモコレットが、木の葉っぱに包んだ、木の実と宝物をくれました。


「ふわわ!! ありがちょ!!」


『みんな、僕は一緒に行って話しをしてくるよ。ここの片付け任せていい?』


『『『いいよー!!』』』


 魔獣さん達が部屋の入り口に集まって、お見送りしてくれたよ。


「また、あしょぼね!! おやくそくぅ!!」


『『『おやくそくぅ!!』』』


「息ピッタリだな」


「私の時と同じくらい、楽しく約束だと?」


「俺も負けてられないぞ」


「ルーパート、しっかり私について来なさい」


「みんな、バイバイ!!」


 お土産はレオンハルトお兄ちゃんが持ってくれて、お話しモコレットが先頭で、トンネルを進み始めました。そして……。


「ママっ!!」


「ルーパート!!」


 僕はママに抱きついたよ。ママ、ただいま!! 魔獣さんとパーティー、とっても楽しかったよ!! それにお友達いっぱいできたんだ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ