彼とは、強烈に
強烈に、目まぐるしい、彼は握りしめたペンを割りながら、描いていく。そんな心情で好奇心を混沌とイメージしながら、集中していく。ケント紙に何をぶつけているのか、彼は恐怖と遊んでいる、グロテスクな滅亡をただ時間軸から逸らさずただストーリーを描いていく。
私は恋をした。とても心地の良いものではないけど、私もどちらかといえばバイオレンスだと思う。いつ死んだっていいや、とか、最果タヒみたいな詩はいくらでも書ける。
でも私達は絵という抽象化ができる。具象的な絵は血だらけの惨劇でも良い。だからって私は見放さない。連絡先も交換してないし、偶然を信じて歩むのみ。
初めての恋はなかったかもしれないと問いかけても未来はクエスチョンだ。無邪気で朗らかな性格は似たりよったり、だから忘れられない。会いたいんだ私はずっとこのまま。
新しい本を読もう、これからのページは彼のもの、いつかは変わっていく、だから私は今が大好きです。
今までは自分本位だった、窮屈なベタ話は嫌いだった。恋以上は成長できないかもしれない、それまではSF小説を書いていく、そう決めてるから。
宇宙船に乗った彼は、ガンマ線バーストで死んじゃえば良い。だってフレンドリーなんだもん、宇宙空間で漂う彼の死は、悲しみの水さえ枯れてしまうよ。