表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/28

レリルール学園案内③

「カナリア。彼らがそうか?」

「うん、先代“アルカヌム”ルクル•アニムスの親族だよ」

「そうか」


 緋色のみつあみに編んでる男性の問いにカナリアが頷く。


「カナリア様、王都で会った時から僕達がルクル•アニムスの身内だとご存知だったんですか?」

「うん。アニムス家の瑠璃色の髪と瞳は有名だし、王都…というより人混みに慣れてない感じだったし、あとディアルナ家の『奇跡の双子』が迎えに来てたようだから」

「フィリアに会ったのか⁉︎」

「噴水広場で見かけただけだよ」


 真っ赤なラピドゥスがカナリアの両肩を掴んで揺さぶる。


「コル•リディ•ヴァンデルン•レリルール第二王子。

 …よろしくアウラ」


 今まで黙っていたコルと名乗った銀髪のツンツン跳ねてる男性が、いつの間にかアウラに近づいて自己紹介をしていた。予想外の行動にアウラは驚いて後ずさった。

 ルシオラはアウラを庇うように前に出る。


「アウラは人見知りなので…」

(ビックリした。ストール被っているから大丈夫だよね?)

「……大丈夫だよ」

「え?」

「そんなに警戒しなくても、アウラ達を引き離す気はないから」

(な…なんだろう。コル様の瞳なんでも見通してるみたい?)


 コルがアウラとルシオラに手を差し出す。

 握手だと理解したアウラとルシオラはおずおずしながらコルと握手をした。


「ごほんっ。あー、コル俺のセリフを奪うな」

「早いもの勝ち」

「普段はなにも喋らないのに、こーゆう時だけ饒舌(じょうぜつ)か」


 まだ名乗ってない緋色の男性が自分の頭をかいた。


「はじめて俺は第一王子のフレイム•ミラージュ•ヴァンデルン•レリルール。

 18歳だ。身内を亡くしたばかりで、慣れない生活することになって大変だと思うが、困ったことがあったら言ってくれ力になる」


 腹違いの兄弟の中でフレイムが1番キラキラと輝いている。

 全員の自己紹介が終わってやっと、自分達も挨拶してないと気付いたアウラとルシオラは。


「は、はじめてアウラと」

「ルシオラ•アニムスです」


 深々とお辞儀をした。


「アウラと…ラピドゥス様?」

「………なにかありましたか?」


 今度はフィリアとフィリオがやって来た。

 大広間だが、計8人が集合…いや、続々と生徒達が大広間にやって来て、男女別れて巨大な鏡の中へ溶けるように消えて行く。


「「あれって??」」

「ああ!だからここで迷っていたんでね。

 左側の鏡は女子寮、右側の鏡は男子寮に繋がってます。

 男子が女子寮に入ろうとしても、まじないで弾かれるので安心して下さいね」


 カナリアの説明に。


((ああ。だから王子全員集合したのかー…))


 そう納得してると、ラピドゥスがフィリアに駆け寄る。


「フィリア。今日はもう授業終わったのか?」

「はい。ラピドゥス様もですか?」

「ああ」


 ラピドゥスは頬を赤く染めて、犬の耳とぐるんぐるん回っている尻尾が見えた。


「カナリアが噴水広場で見かけたって言っていたが、何かあったのか?」

「私達がアウラとルシオラのルームメイトになるので、ロイザ学園長から案内を頼まれたんです」

「そうなのか」


(あれ?)


 フィリアの頬も少し桜色に染まっている。


(この2人って?)

「……婚約者同士」


 コルは後ろからぬっとそう言った。


「きゃ!」

「わぁ!」

「コル、驚かせるな」


 コルの出現にアウラとルシオラが驚いた姿を見てフレイムが頭を抱える。


「フィリア。()()を頼む」

()()


 ラピドゥスはフィリアの耳元でフィリアしか聞こえないように囁いた。


面白かったら嬉しいし創作の励みになりますので、ブクマと評価をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ