止まる一瞬
夜でコーヒーって変な習慣を持っていますが、この詩はあんな習慣のおかげで生まれした
雨が降っている
窓外から唸っている風が
ひゅうひゅうと音を立てる
外にはざわざわとざわめく草木
横には栞と教科書に
我が本をぱらぱらと捲り乱した風だけ
安らぎもないこの一夜が
やや僕は寂しく感じていた
コーヒーを僕は深夜で飲んでいた
ただ一人ぼっちで創作していた
閃きを探している
閃きは潜っている
閃きは僕を避ける
悩みのあまり
創作が止まり
ドアを閉じた
硬い床で横になった
馬鹿みたいに転んでた
なぜか今夜だけが
コーヒーのせいか
むやみで微妙
心には深い感情
夜は眠れなかった
涙がポロリと落ちていた
脳裏を過ぎるのが
過ぎ去った愚かさだけだった
忘れていたわが図々しさだった
人に叱れていた
仲間も裏切った
思い返したのが
人に怒らせた微かな思い出
きっともう最低者の集まりで
もっとも僕は低いほうだ
夜中で悩まされていた
重なる雨と風のざわめきに
居心地の悪さもあまりに
必死に寝ようとする僕を
必死に止めようとしていた
僕にまるで何かを言おうと
僕に夜は使命を与えたかった
僕に眠らせては行けなかった
探そうともしなかったところから
ふと閃くのが病んでいた心だった
パソコンを開いた
詩を書いてみたかった
風の音に名付けを
まだ僕はしなかった
あの音に相応しい名を
まだ僕は探していた
すると閃いた
風が強く吹くあまり
パタンッと閉まったドア
他人を起こす程度に
鳴った音で僕は驚かなかった
恐怖が一瞬で止まった
苦痛が味方になった
感じもしなかったびっくり
心がやけに静かだった
脳がやたらに穏やかだった
泣く声も記憶も一斉に止まった
ただ書く
書き出してみる
言葉を紡ぐ
読者に届いてみる
できるだけこの詩で
美しく響く言葉で
すすり泣いた記憶を力に
ざわめく音を味方に
眠れなかった僕は
この詩を書きだした
後書きは基本的にコピペですが、時に内容を加えます。
気が合えば、評価・感想・指摘を、心の底からお願いいたします。それと、もしよかったらお気に入りも長期の交流に意のある方もよろしくお願いいたします。
誤字を見つけた人、あるいは「私あの表現をよりいいものに書ける」と思ってよりいい言い方を薦めたい人も大歓迎です。理由の有りかを問わず、ただ私みたいな人を嫌って低評価を付けたいと思っている人も実は大歓迎です。
嫌いと好きにはルールはありません。作品の実の価値をその嫌いと好きのバランスで見てみたいので、これからの評価の上がり下がりを楽しみにしています。嫌いになっても読者の自由ですから好きにすればいいですよ、どんな結果も喜びで迎えて受け入れるつもりです。読者が私を嫌うことによって喜べたら、嫌われることによって私もどんな人にも喜んであげることができます。恥ずかしき思わず好きにして、心を正直に話せばいいです。「低評価」と「言い方の悪い感想」が反省と成長の資産ですから(もちろん高評価と賞賛も同じですが…)。心の底から嫌いと思ったら正直に話せることが、私にとっても少し楽になれます。
後書きは以上ですが、
これからもよろしくお願いいたします。