- C 1331話 大遠征が始まった 1 -
少し前から、複数の作戦案が挙がってた。
仰天というほど驚きはしないけど、奇天烈なと言えば頷きたくなる作戦案。
開拓は民間の『開拓公社』と『市庁』、『代府』、『憂国軍』っていう開拓エリアの防衛部隊からなる『評議会』ってので回ってた。
評議会に議題を挙げるには、上記の参加組織を通す必要がある。
必ず議題に上がるわけでもなく。
議題だらけになるし、条件だって厳しかった。
内政議題とか。
外交、貿易なんかもここに。
傭兵からの要望も、だ。
で、くだんの議題。
仰天というほど驚きはしないけど、奇天烈なと言えば頷きたくなる作戦案。
これだ。
憂国軍・兵站管理部に詰める、バターナイフ代将による立案、評価作戦案というもので。
比較対象にされたマグ・ウイナー少将の『開拓地拡大を見据えた周辺調査事案』にぶつけてきたものだ。
作戦ってのが。
アップルクロス辺境伯領を橋頭保とした、大規模な王国領侵攻作戦というもの。
仰天というほど驚きはしない。
それ以前から、辺境伯こと執政官ともっと突っ込んだ交渉を行い、打倒すべき共通の敵に対して本腰で臨むのは如何だろうかって声は以前から噴出してた。
評議会の全会一致が得られなかった為、都度、議題には上がっても国軍内でもみ消されてた。
今回も一笑に付してもよかった筈なのにそうされなかった理由。
執政官が憂国軍サイドに加担したからという。
「そうですね、わが領内を通過するにあたっては兵站を気にする必要はないでしょう。今まで通り良き隣人として商いが出来るのであれば、こちらとしては見込める利益のある話です」
とか言ったそうだ。
対する軍部の上層部も、慎重論と穏健派を腕力でねじ伏せて。
本作戦を比較案件としたのだ。
まあ恐らくはほぼ間違いなく通過する見込みの作戦なのだろう。
超大規模戦の比ではなく、前半2週、インターバル1週、後半2週のひと月ある大規模なイベント。
サービス開始から無料100連のガチャ祭りと、355連でSSR装備1式が獲得できるゴールデンなガチャ祭り以外ではおそらく初の祭りだろうと。
これの参加についてプレイヤーにも選択権が与えられた。
あなたは『大遠征作戦に参加しますか』と。




