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ハイファンタジー・オンライン  作者: さんぜん円ねこ
幻の島、アヴァロン
2283/2365

- C 1137話 戦災孤児をひろいました 2 -

 セーフティ・エリアで固められた、グリーンゾーン。

 島全体から見ると4分の1しかないエリアだけど、海岸線とわずかな平地だけが人類の到達点で。

 もっと内陸へ歩をすすめると、だ。

 格段に難易度が上がる。

 この地域エリアで大規模な戦闘は発生しないけど。


 島の勢力範囲は常に流動してて。

 絶対とは言い難い。

 ま、運営が()()をしたら、唯一残っている「キルデスじゃあ!!」って騒いでるコアの連中の怒りを買って、即、サ終にされるだろう。

 この点。

 糞ゲーではないけど、マゾ成分多めの()()が常に人を集められる理由。

 世界中に変態が多いってことかな。


 適度に、カジュアルに人が狩れるゲーム性。

 やっぱ、基本的に人って危ねえんじゃねえかな、性質的に。



 開拓街から街へ移動するにも、リーパーズの陸上戦艦は、目立つ。

 いやはや何処へ行っても『凶暴』の謎クランと伴に、卓上に上がるのは『赤いカエデ』をダズル迷彩のようにデザイン・ペイントされた陸上戦艦のことだ。

 遠目から見ると。

『赤いカエデ』が浮かび上がるという、視覚効果があって。

 ダズル迷彩が誤認を引き起こすものだとしたら、だ。

 こっちは発見率を高めさせる細工となる。

 ま、話題になるという点では、宣伝効果がバッチリだった。


 調査隊の方は。

 ハナさんたちはクラン名を『メイプルシロップ』としたけども。

 結局、酒場の酔いどれたちからは『赤いカエデ』と呼ばれるようになり、二つ名が贈られた。

 名誉か不名誉かは本人たちに由るが。




 グリーンゾーンの端の端。

 毎回、PKに遭遇する国境の村“ライン・オブ・デス”。

 村の名前にしては物騒なものだけど、フィールドに出る心構えとしては『肝に銘じる』でいいと思う。

 そこの酒場に彼女らは毎回立ち寄って。

「なあ、店主?」

 あ、ってだみ声で返した、プレイヤーの店主。

 カウンターにデカイ尻を載せて、だ。

 一段も二段も頭高い位置から、ハナさんが見下ろすシーン。

 毎回なんだけど。

 インパクトは十分で。


 どこかマゾ気のある男たちは前屈みにお仕置きを待つポージング。

「性懲りもなく、あたし()にちょっかい掛けてきた坊主どもの装備品だ。燃料代と食事代に、弾薬を分けるってんなら返してやらんでも無いよ?」

 これ、マッチポンプって言うやつじゃないかな。

 わたしはピーンときた。

 ハナさんたちのレベルは違う方向に伸びている。

 ハンターランクと、キリングレベル。

 果たして99がレベルのカウンターストップなのかってくらい回ってるし、PKKクランの上位に挙がってる。

 PKのたまり場に顔を出して、彼らを刺激したら襲われてるのだ。

 返り討ちにしたら、戦利品共々PKのたまり場で返却している。


 ヤラセじゃねえか!!?


「――ったく、ここで。っ、てめえらが煽るから、先ずは神聖なカウンターに尻を載せるな、バカ娘どもが!! これはロールじゃねえ、食卓には食いもんが載るもんだ。怒らない親もジジイやババアもいねえだろ?! カウンターには酒と食いもんが載る。尻は載らねえんだよ!!!」

 って、店主に尻を突き飛ばされ。

 面食らってるハナさん。

 ああ、見れば見るほどの桃尻ですなあ。

 ジーンズに、こう。

 張った肉と谷間のバランスが最高ですよね。

 くぅー、美味しそう!!!!

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