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ハイファンタジー・オンライン  作者: さんぜん円ねこ
陽炎戦記
1956/2519

台風が去った、去りましたよね?!

 現在、これを書いてる次期は。

 雨戸の外、風の音が聞こえてますね――ごーって唸る風の聲です。


 8月16日、午後零時15分現在。

 じっくりと溜めながら進む台風におびえながら、過ごす円ねこさん。

 窓枠に嵌った磨りガラスの戸から、漏れる光の優しげなこと。

 締め切っているから単に暑くて、蒸してる状態です。


 もう、アプサラス体形の密着部分が汗かいちゃってて。

 ベタベタもいいところ。

 お水使えなくなるといけないから、風呂も入れないしw

 ま、早く抜けると良いなあ。



 あ。

 そうだ...どうせベタベタなんだ。

 ちと、ヌイておくか。

 1回だけ、1回だけで終わらせるから...教材は何にしようかなあ~

 飛び退いたボク。

 会計が終わって、清々しい表情のベック青年。

 名前は別にあるけど。

 ハナ姉の事もあるし、聞かないことにした。

「今はほら、買い出し」

 手元の買い物袋を一瞥して。

 少しだけ、間が開いた気がした――

「これ無駄になった。って、ほら、マルが這い出てきてるわけだろ? じゃ、あの部屋に行くことも世話を焼くことも...一応はしなくていいって。あれ、そういう事じゃない!?」

 知らないよ、何のこと。

 ちょっと整理させてよ...

「あ、いやさ。俺も収監されたり、社会奉仕する形で罪を償ったりして来てさ。いや、マジでアレにやった事はひとりの人間としても...同級生とか、幼馴染とか、親友としても、その。...っ反省はしているんだよ。で、アルバイトの身だけど会社がさ、世話をしろって」

 何を言ってたんだコイツは。

 社会奉仕?


 いや、会社って。


 今過ったのは、ウナちゃんたちのトコだ。

 マンションの小奇麗さは聊か。

 待て、待て、待て......

「監視付きの特別室になってて、ジェル容器タンクの中や周りには当然、立ち寄れないことになってる。まあ、起きてるマルの傍にだって半径、そうだなあ2メートルがギリっぽいんだけど。傍に寄る事も出来ない...俺、感電しちゃうんだわ」

 感電する痛みの具合は10段階で8あたり。

 10にすると失神するらしい。

 医療行為が必要だとか言ってたか、覚醒させるには。


 凄いリスクだな?!


「その表情だと、何か察してくれたか」

 セミが鳴いている。

 遠くの公園のようだが。

「蝉か...本物だと良いな」

 太平洋のど真ん中。

 陸地があって山もあって、草木や樹海に湖がある――けど、ここは作り物の人工島。

 VRの世界と何も変わらない。

「うん、本物の蝉であってほしいなあ」


「じゃ、帰ろうか?」

 その前に、

「ついてくるの」


「この大荷物、マルひとりで持てるのなら...俺は帰るけど」

 見ると、ボク一人分の買い物がある。

 あー。

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