-番外編 設定集/エルザン王国とその他 ①-
〇構成される舞台の背景と設定
◆エルザン王国
かつての“さいしょの人々”という、神代の時代から世界の中心とされた地域に勃興した王国。
王国の暦では、三百と数十年の時を刻み、血脈の続くごくあり触れた普通の王国だが、地域の特徴して他とやや、違うところをあえて挙げるとすれば、地下鉱脈が豊かな事と、精強なる陸軍国家であるという点だ。
この地に興された国は、伝説の九国(州)物語を覗けば、はじめての統一王朝期と、その後の“竜を御する乙女”の勃興・統一第二王朝期、内紛分裂王朝期、群雄割拠と地域国家の勃興などだろうか。
エルザン王国は、群雄割拠と地域国家のひとつに当てはまる。
統一第二王朝期による最終版図は、中央大陸のほぼ半分に到達した。
北は、黒き海の対岸に沿って北上し、約1700km先のサラフ地域やサマラ地域まで進出した。
東は、ほぼ進出できるだけ先にまで東進して、凡そ4000km先のイディアナ地域まで到達。同地域を支配下に置いたという。
南も約3000kmほど先にあるバハルス・ダール地域まで支配下に置いたという。
とてつもない巨大な国家だったが、皇帝の死をきっかけに国は、分裂して歴史から消えたという。
エルザン王国は、帝国の首都に都を再建して興る。が、統一国家の夢儚く潰えてしまった。
◆エルザン王国の北部/アルトヴァイン州
州都:ヴァイン
人口:38万人
形状:工業都市/城壁タイプ
※小説・本編には登場しなかったが、かつて統一第二王朝期には、北域鎮台府などが置かれていた。
ここより約40里ほど南下すると、カルサール地域ザルファという街がある。廃城となった堅牢な城があり、金毛交易などが盛んで、ドメル子爵領があった。第二王朝期最後の皇帝によって、転封され、同子爵はエスカリオテ州のアマンへ送られた。
◆エルザン王国の北部/バイブルト州
州都:バイブルト
人口:44万人
形状:城塞都市/要塞併設・軍事施設
行商1~7までの話中に登場する、ユーセフやエスビルがある地域。
治安は、悪い方ではない。しかし、スキル上げ以外に利用するプレイヤーがいないので最新情報を売るには難しいと、剣士は判断していた。近くに公益の採掘現場があり、多くの職人志望プレイヤーが集まっている。
因みに、州都ではなく“エスビル”は人口が80万人もいる。
これは、交易を中心とした商業都市だからだ。都市行政は独立し、自治運営が許されている。
◆エルザン王国の北部/メンシィル州
州都:アスラ
人口:64万人
形状:複郭式城塞都市/軍港施設
州は、イズーガルド王国に隣接する国境を有し、南部のメンセル州と隣接する。州内には、多くの監視塔や城塞、砦が建設されて数万の兵を終結動員できる豪族衆が存在する。領地経営の為に王国から貴族が派遣されるも、これを退ける戦いが何度もおきている――現在も王宮とは和解に至っていない。
豪族連合による軍閥支配地域。
マルティア決戦によって、勢力は瓦解し軍門に下った。
◆エルザン王国の南部/メンセル州
州都:クルクスハディン
人口:100万人
形状:港湾都市/軍港施設
セイラム教による実行支配の港街。
教会軍という信徒兵が動員される聖地でもあって、人口の1割が最大兵力だと言われている。
この北、メンシィルとの境界にシェイハーンという城塞都市を建造した。この街は、信徒兵の橋頭保として利用されるため、軍事目的でなければ実質的な人口は、6万人しかいない。
駐留可能兵員は、5万人だという。
◆エルザン王国の中央部/エスカリオテ州
州都:マハシト・イェレク
人口:110万人
形状:複郭式城塞都市/隠れ要塞化
州都は、マハシト・イェレクだが人々の信仰的な都は“聖地”マルティアという街。こちらも“隠れ要塞化”の複郭式城塞都市で設計・築城された。この地域は、王国の外戚である侯爵から複数の家が、反王国勢力であることが特徴。かつて、帝国宰相であった、ラインベルク騎士伯の子孫たちという繋がりの貴族たちで徒党を組んでおり、聖女伝説を旗手にしてセイラム法国を建国しようと画策している。
ドメル子爵は、直系子孫で神族。
エセクター伯爵は、傍流子孫で魔族。
サセックス侯爵は、庶流子孫の亜神族族という。
◆エルザン王国の南部/マラディン州
州都:ウィラム
人口:53万人
形状:商業都市/城壁
有力貴族は、王宮に仕える処刑人・シェヒル伯爵がひとりで治めている地域。
串刺し公や、皮剥ぎ公などという二つ名を持っている。
小さな州だが、動員できる兵数が多くて侮り難い指揮官という噂。
エサ子と対峙して、一騎討ちで首を堕とされた騎士。
◆エルザン王国の南部/ダフーク州
州都:シルナク
人口:35万人
形状:工業都市/城塞
採掘場などを州内にもつ鉱石交易が盛んな地域。
自治区統治で、直轄地なため兵役の義務などが免除されている。
駐留軍は約2万人程度しかなく、ほぼ抵抗なく軍門に下っている。
◆エルザン王国の中央部/王都・イス州
州都:ヴァニス(王都)
人口:270万人
形状:城郭都市/朱の大海に浮かぶ都市
ヴァニスという島に建設された城郭を拡張して、都市化させてある。
世界最大の紅い湖に浮かぶ都だが、世界でもっとも美しい白亜の城壁と佇まいを魅せる。
現在、主人である国王やその一族の生死不明。
◆エルザン王国の南部/シャフル州
州都:マルナス
人口:78万人
形状:連結式城塞/軍事施設
国王の実弟が支配する国境の軍事施設。
常駐兵力20万人で、軍事研究施設や兵器製造工場などがある。
セイラム法国は、この地域を割譲して支配を放棄した。
戦うと、面倒だったので諦めたのが正解。
〇登場人物たち
“エサ子とゆかいな仲間たち”
名前: エサ子
種族: 魔人
部族: ヘルストライカー
性別: 女性
外見属性スキン/性別:12歳の人間種/女性
髪:碧にメッシュ 髪型:ボブショートカット、アホ毛1本 瞳:濃い碧色にやや紺が混じる 肌:白め
※身長:148.3cm 体重:45.2kg
属性: 闇属性
加護: 旧き神々の斧
職業: 暗黒騎士テラーナイト
所属: ザボンの騎士
称号: 大戦斧の冒険者
役割: タンク
魔法: 不明
技能: 千里眼
危機感知
知覚鋭敏
武器強化上限解放 ほか
備考:
国境なき傭兵団で苛められたので出奔。
暫く独りで生きていたが、騙されてPK狩り(エサ役)をやらされていた。その現実から解放してくれたのが当時PKだった剣士と槍使い(男の子)だった訳だ。エサ子の身体の傷は、性的暴行と調教よるもので、奉仕活動は義務だと思っていた。
覚醒すると、性格は極めて残忍で冷酷。
覚醒前は、大人しくて人見知りが激しく、眠たげな雰囲気かつトロい。
名前: 剣士
種族: ヒューム
部族: なし
性別: 男性
外見属性スキン/性別:なし
髪:黒 髪型:ジャーヘッド 瞳:黒茶で切れ長 肌:薄い褐色
※身長:178.3cm 体重:72kg
属性: 火属性
加護: 炎舞の刀神
職業: 剣士/騎士見習い
所属: なし
称号: PK/賞金首 金800枚
役割: アタック
魔法: 不明
技能: 危機感知
武器強化上限解放 ほか
備考:
最大懸賞金は(金)2200枚。
懸賞金ランキングでは、1788番目。
PKでの評判はさして悪いことはなく、かなり上位らしい。剣士という職業での各種スキルでは、熟練度75に到達した剣術などを有しており、マスターを得ている。PvEやPvPにおいても一般的な技量にあり、普通のプレイヤーである。
後、槍使い(女の子)と公私ともに番いになる。
名前: 槍使い(男の子)Ver.
種族: ヒューム
部族: なし
性別: 男性
外見属性スキン/性別:なし
髪:藍色 髪型:リーゼント風、アホ毛1本、キューティクル 瞳:赤 肌:薄い褐色
※身長:187.2cm 体重:75.2kg
属性: 光属性
加護: 旧き槍の英雄
職業: 槍使い/竜槍兵
所属: なし
称号: PK/賞金首 金1200枚
役割: アタッカー
魔法: 不明
技能: 危機感知
調教
武器強化上限解放 ほか
備考:
エサ子がM道を受け入れる事を是とした重要な人物。
クールビューティな雰囲気を発しているが、剣士以外はなかなか打ち解けられなかったのが裏目にでただけ。最高懸賞金額は、(金)3521枚――エサ子と無銭飲食した結果だが、自己最高金額だった。ランキングは1000人を切ることは無かった。
剣士との付き合いは、1年半以上になる。
名前: 槍使い(女の子)
種族: ヒューム
部族: なし
性別: 女性
外見属性スキン/性別:なし
髪:金色 髪型:ロング、後ろ髪は三つ編み、腰の高さ 瞳:蒼 肌:白
※身長:165.8cm 体重:58.2kg
属性: 光属性
加護: 竜を倒した乙女
職業: 聖女
所属: なし
称号: 聖女/セイラムの巫女
役割: ヒーラー
魔法: 神聖魔法
技能: 魔法・光/神
危機感知
知覚鋭敏
身体強化 ほか
備考:
槍使い(女の子)専用クラスとして解放された隠し要素。
聖女――神聖言語から神聖魔法をスキル枠を超えて詠唱可能というチートスタイル。威力は最高位レベルまで。アバターも新調し、槍使いのリアルな数値が反映されている。剣士とはややすれ違いもあったが、結果的にまるく修まって恋愛対象へ成長。
エサ子とは、剣士の義妹なので、義姉と義妹の姉妹へ変化した。
物凄く仲のいい姉妹である。
“マルとゆかいな仲間たち”
名前: ラル
種族: ヒューム
部族: なし
性別: 男性
備考:
元・斥候、木こりなどを経て、粘土巨兵のパイロットになったNPC。本人もまんざらではない様子で、巧みにゴーレムを操る。後に粘土巨兵のカスタムデザインで、藍色に塗装された機体を手に入れて、戦場を闊歩すると思われている。
名前: 西さん
種族: ヒューム
部族: なし
性別: 男性
備考:
ラルさんの他に自薦してきた酔狂もの。
センスは高く、反応速度も申し分ないのだが、単独行動が好きでマザコン、極度の自己陶酔傾向がある。
できれば、他人との交流を積極的に仕掛けて、背中を預けられる信頼を得れば、もう少し伸びるきらいがある。
また、酔っていると、めんどくさいセリフが多くなる傾向。
名前: 戦士
種族: 人狼
部族: シャドウファイター
性別: 男性
備考:
異世界から飛ばされてきた人狼族の古参戦士。
年齢的には、30後半から40の半ば。
マルを姫さまと呼び、幼き頃から良く知っている雰囲気を持つ。
彼女を救出後、ザボンの騎士へ入会する。
名前: 斥候
種族: 人狼
部族: シャドウスカウト
性別: 男性
備考:
戦士と同じく、転生者。
武勇伝の殆どは些細な出来事を大きく語る癖によって綴られている。
こいつに日記を書かせると、世界の終わりっぽい旅を日常から行っているように大袈裟に描き上げる。
名前: 野伏
種族: 人狼
部族: シャドウレンジャー
性別: 男性
備考:
狩の腕前は4人のPT内随一。
ウサギからクマまで仕留めてくる猛者。
弓だけでなく、マスケットの使い方まで熟知している。
名前: 料理長
種族: 人狼
部族: シャドウクリエイター
性別: 男性
備考:
部隊の後方支援で参加していた、マル専属の料理長。
マルの好き嫌いを諫め、正しく食べ物に感謝して食することの尊さを説いた伝説のシェフだったが、そのモラルを転生後に捨ててしまったような性格に変貌する。今は、マルが好きなものを食べる時に、自身もつまみ食いをして、マル本人に泣かれるという生活を楽しんでいる。
“甲蛾衆とゆかいな仲間たち”
名前: アリス・カフェイン
種族: ヒューム
部族: 帝国の末裔
性別: 不詳(女装男子)
備考:
甲蛾衆の棟梁にして、闇魔法全般を得意とする。
エサ子との邂逅を経て、自身の計画を修正していくことになる。
名前: サムライ①
種族: 亜鬼人族
部族: ムーンブレイド
性別: 男性
備考:
サムライ①が代表して、登場人物設定に参戦。
彼らの仔細情報は、外伝の方で語る予定。まあ、それでも、エサ子(魔人)の配下である魔族らと互角に戦うサムライの技量は高く、侮れない相手。基本は、棟梁を守るために存在するクラスなので甲蛾衆がすべて、魔族と渡り合えるわけではない。
これは、偶然の素質。
名前: じぃや
種族: 亜鬼人族
部族: ムーンバトラー
性別: 男性
備考:
上忍の中から、特に選りすぐられたい一部が組織した族。
専用の忍軍も率いる精鋭中の精鋭。
棟梁の為ならば、命さえも捧げる覚悟の執事たち。
“影の軍団とゆかいな仲間たち”
名前: 柘植 半蔵
種族: ヒューム
部族: 帝国の末裔
性別: 男性
備考:
クラン・影の軍団を率いるプレイヤー。
忍者ごっこをしていたら、NPCから成る本物の忍者集団を偶然、発見してこれに対抗している人たち。
キルトニゼブにてウナギ屋を経営。
そこを隠れ蓑にして、甲蛾衆と熾烈の忍者バトルを楽しんでいる。
名前: 薫子
種族: ヒューム
部族: 帝国の末裔
性別: 女性
備考:
くのいち装備のプレイヤー。
半蔵のリアルなパートナーらしく、わりかしノリで酷く大胆な衣装で遊んでいるらしい。
“聖女伝説を利用するひとびと”
名前: アラン・ドメル=ラインベルク
種族: 神族
部族: 旧き人びとの末裔(神族)
性別: 男性
備考:
ラインベルクとリフルの子を祖に持つ直系子孫。
ハルバードを自在に操り、一騎当千の戦場働きを魅せる軍神。
興奮して覚醒すると、クマになる。
名前: ウズミナ・サセックス=スカーレット・ラインベルク
種族: 亜神族
部族: 旧き人びとの末裔(神族)
性別: 男性
備考:
ラインベルク系子孫の庶流。
王宮の外戚にも当たり、侯爵を拝領したが忠誠までは誓っていない。
反帝国の勢力では、爵位順にリーダーを務めているだけに過ぎない。
名前: イリア・エセクター=ラインベルク
種族: ガーゴイル・ロード
部族: ムーンヒーラー
性別: 女性
備考:
シスター・エセクターとラインベルクからの直系子孫。
魔族出身で、ふわふわのちっこい妖精風にもなれる。
丸顔で、横に張った耳が特徴。
エサ子を目撃して、戦意喪失したはじめての魔族でもある。
名前: 枢機卿
種族: ヒューム
部族: なし
性別: 男性
備考:
灰色の馬に銃士隊という、私設親衛隊を有する枢機卿。
仇名がグレイと言われている。
セイラム法国初代教皇となった普通の人。
名前: 騎士長
種族: ヒューム
部族: なし
性別: 男性
備考:
高い技量と肉体強化スキルを鍛えた、ごく普通の人間。
尊敬できる武人はドメル子爵。戦場で見合ったら、恐いのはエサ子とはっきり言う人物。
人格的には、せごどん風。
〇戦場と地域の設定
◆キルトニゼブ
街の規模は、小さく枢機卿の荘園という感覚的な街。
周辺にオリーブ農園や、麦畑などがあってごく普通の生活が営まれている。
◆アデン砦
丘陵に築かれた監視塔という造り。
築城された年代は、土台部分で400年くらい前にまで遡るものの、砦に直されたのは100年前くらいになる。地方豪族の館を兼務するも、最初に攻撃され易い為、複雑な工事は見送られている。領主の収入は城下のアデンに限られた。
◆アイアンセプ城
古城のひとつ、高い城壁と複雑な構造を持つ複郭式城塞。
バリスタの導入や、侵入された後の死角の多い敷地内迷路などがあって駐留兵が少なくても、十分な防衛機能があった。が、ゴーレムが戦線にはじめて投入された、対城攻略として名を刻むことになる。
常備軍は3000人。
最大動員兵力は1万人。
◆バザルク監視塔
西さんがゴーレムで襲撃した文字通りの監視塔。
アイアンセプを一望できる北部の丘陵に築城された砦だが、戦略的価値はない。
◆マラランシュ城塞
アイアンセプの北西約70kmにある山岳地域。
この辺りは周囲に高い山が連なり、街道以外を進むのは困難な道のりを強いられる。
◆エルバス城塞都市
自治権を赦されている豪族領主のいない地域。
これを西さんが襲撃し、赤鬼伝説を紡がせた。
マラランシュ城塞より、北へ約70kmの地域。
◆ジーワス城
本拠地アスラを守るために建設された、大規模な要塞。
建設時期は、数百年以上前に遡るが、増築されたのは近年になる。こうした城塞は他に東西で4か所ある。常駐兵力は4000程度で、各城ごとに異なる。ジーワスには、連射式重バリスタが20器搭載されてある。エサ子一行が、襲撃していた場合の状況は不明だった。
本拠地アスラとの距離感は、約150km。
◆カーセリィ城
国境の都、カーセリィ。
結構、大きな街で州都並みに匹敵する。
交易都市なので、ここからの流通利益はそのまま、州の財政に直結している。
その為、わりと大きな城が築かれ、常駐兵力も多かった。しかし、西さんのゴーレムによって襲撃されて機能の半分も発揮できず、教会軍の軍門に下っている。
マラランシュ城塞より北西へ、約100km離れている。
※ちなみに直線で――という話だ。100超kmと考えると言い。
◆シルクシェル砦(街)
監視塔に防衛機能を持たせた程度の施設。
規模は小さいが、山岳戦では豪族たちに分がある。
また、監視塔に併設された同街もある。山師や猟師などが仮住まいとして、数か月を過ごす施設だったが、砦の兵舎や馬屋などの増設されて、複雑な地形・構造になっている。
ここで教会軍6万と軍閥3万弱が激突する。
この戦いは激しい消耗戦を演じ、指揮を務めた軍師の討ち死にまでを含め、教会軍は信徒兵2万2千を喪失した。
カーセリィ城より、北東へ約100kmほど離れている。
◆クルクスハディン港湾都市
メンセル州の州都であり、教会の本拠地である。
軍閥の棟梁は、軍艦17隻で港湾施設より襲撃を掛け、教皇と残留する枢機卿の命を奪った。
肉を切らせて骨を断つというシルクシェルの軍師が策によって、グレイ枢機卿を追い詰めた。が、逆にアスラを発した、軍閥軍本隊が聖都を陥落させた。
後、マルティアを発した聖女軍によって、“vs軍閥”の戦いへ発展。
これを契機に貴族連合を改め、聖女軍となり、セイラム法国建設まで突き進むことになる。
....後編へつづく。
 




