進撃のコシュマール、砲雷撃戦へ!!!
1200トンだからって侮るなかれ。
船体は小型なんだけど、載ってる搭載砲がエグイ。
公式カタログを見ると1200トンは、東洋海軍所属近海警備隊ってのにある“バスコ”っていう軽駆逐艦らしい。
実のところ、欧州では“フリゲート”っぽい艦種であるそうだ。
大型化が主流なので、そういう見方もあるのだろうけど。
対峙してるとわかる。
当たんねえ。
船のシルエットが小さすぎて、コシュマール自慢の139ミリ砲が当たらないんだわ。
その癖、向こうの搭載砲は105ミリ単装砲で5門とくる。
いや、当たっても水雷防御も加味した増加装甲分で、弾き飛ばしてるけど。
当たりやすさがダンチの模様。
「これって」
無表情だけど、窮屈らしく艦長席でモジモジするウナちゃんを見る。
目が合うことはない。
「距離が縮まると厄介です」
「だよね」
うん、ボクもそんな感じがした。
魚雷はある。
当たるかどうかってのは、近づく必要がある。
でも、それって105ミリの有効弾にまで踏み込むことになるかも。
こっちの139ミリは艦首だけで5門ある。
1番砲塔が3連で、2番が連装の背負い式。
艦首と艦尾にこの構成で、艦中央からやや後方向きに連装砲1基あるつくり。
彼我の対比で敵艦が大型であれば、この12門斉射は強力であろうという話なんだけど。
「マル!!」
5番の連装砲付近からハナ姉が叫んでた。
「水上器を上げろ!!!」
偵察や観測目的の魔法士がある。
装備は、フロート付き箒にハンドベルを持たせた、艦爆スタイル。
換装させていないなら。
「分かった!」




